柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

   

画廊ブログ「絵画のたのしみ」

2021.08.22

《ブログ》座談会 加藤栄三 加藤東一

柳ケ瀬画廊では引き続き「お盆秀作鑑賞展」を開催中です。

さて、昨日(8月21日付)の岐阜新聞さんに美術座談会が紹介されていました。
加藤栄三・加藤東一の兄弟画家について、ゆかりの方たちがお話になったものです。

加藤栄三さんの最晩年の作品《流離の灯》が親交のあった川端康成さんから提案された画題であったことや、温厚な加藤東一さんが一度だけ口にした厳しい言葉が「人間が駄目なら絵も駄目だ」だったことなど。当時を知る方たちの貴重なお話です。

ちなみに日展出品作の《流離の灯》は、東京の山種美術館さんがご所蔵されています。
最近では、今年初めの「東山魁夷と四季の日本画」で展示されていたようです。
記事のなかで岐阜新聞の杉山最高顧問が、栄三先生は長良橋北詰にあった「うお鉄」さんでいつもスケッチをしていたとお話になっているので、そこからの景色なのでしょうか。
今年もコロナで花火が見られずに寂しい夏になってしまいました。
早く花火が再開されて、栄三先生もご覧になっていた長良川の景色を再び見たいですね。

柳ケ瀬画廊の「お盆秀作鑑賞展」でも加藤東一先生のパステル画2点と版画1点を飾っています。
お近くを通られた際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。
皆様の御清鑑をお待ちしています。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2021.08.15

《作品紹介》藤田嗣治 加藤東一 傍島幹司

柳ケ瀬画廊「お盆秀作鑑賞展」開催中です。

案内状には印刷が間に合いませんでしたが、
現在 藤田嗣治、加藤東一、傍島幹司の作品を追加で展示しています。

藤田嗣治作品は、婦人像の素描です。
今年の春の「熊谷守一・藤田嗣治展」以来の取扱作品になります。
墨で描かれていますが、擦筆(さっぴつ)という画材を使っているので、日本画風ではなく西洋風のデッサンに仕上がっています。年代も入っていて、戦前にパリに渡って活躍していた頃の作品とわかりました。

加藤東一作品は、パステルのさらっとした素描2点です。
岐阜のお生まれで、鵜飼や金華山などの岐阜モチーフを多く制作しているため 柳ケ瀬画廊でも取扱いが多い画家のひとりです。岐阜の人にはご当所の馴染みがあることに加え、東京や、全国オークションでも人気が高いのでお求めの方が多いです。今回は鵜飼の作品と、修善寺でのパステルスケッチを展示しました。

傍島幹司作品は、油彩画の小品2点です。
近年、東京や愛知での従来の個展に加え、岐阜県美術館での展示や、加藤栄三・東一記念美術館での個展、岐阜放送での特番などでさらにファンが増えた岐阜在住の油彩画家です。様々な画風を試みることで知られる傍島さんですが、今回展示した2点はいずれも詩情豊かなやわらかい抽象画です。

 

作品は柳ケ瀬画廊店頭にて展示しています。
展覧会は8月30日(月)までの開催です。火曜水曜休廊。10:00-18:00。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2021.08.14

お盆秀作鑑賞展(8/14~8/30)

本日、柳ケ瀬画廊「お盆秀作鑑賞展」がはじまりました。
毎年、お盆の時期に開催している巨匠大家の秀作展です。

今年は下記の作家を揃えて皆様をお待ちしております。

熊谷守一 有元利夫 梅原龍三郎 黒田清輝 鴨居玲
中川一政 藤田嗣治 福井良之助 ピカソ
(※ 敬称略、順不同、会期中の追加変更あり)

皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2021.08.08

美術品の買取承ります

本日8月7日は立秋です。いかがお過ごしでしょうか。
夏の暑さが一番こたえるのが立秋と教えられたことがございます。
ということは、、今をピークに暑さも和らぐと思うと ほっとした気持ちにもなります(^^♪

立秋が過ぎてお盆が近づきますと 絵画の買取のご相談を多くいただきます。
弊社は7月に夏休みをいただいておりますので、8月はお盆も平常営業いたしております。

夏休み明けの今週は、2件ご相談をいただき、お話がまとまりましたので
作品をひとつづつ確認して作品の撮影をしてお客様にご確認いただき、
お値段をお調べしているところです。
ご遠方でも、美術品でしたら洋画・日本画・陶器 巾広く買取を承ります。
1点ずつ丁寧にお値段をお調べいたしますので、ご相談くださいませ。

市川たけよ

2021.08.07

《ブログ》岐阜市新庁舎にイサムノグチ

先日、今年五月に開庁した「岐阜市 新庁舎」に出かけてまいりました。
15階と17階の展望スペースに、イサムノグチの光の彫刻《AKARI》が展示されています。イサムノグチのデザインが和紙の質感に寄り添っていて、とても綺麗ですね。

《AKARI》は1951年にイサムノグチが岐阜を訪れた際、岐阜提灯に着想を得てデザインした照明器具のシリーズです。プロダクト品として大量生産されているので、ファッション誌やインテリアショップで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
《AKARI》のバリエーションはなんと200種類以上あるそうです。
お気に入りの形を探してもたのしそうですね。

また、国内外で人気のイサムノグチは、現在東京でも大回顧展がひらかれています。
《AKARI》の展示もされているそうです。

コロナで展覧会に足を運ぶことが難しい方のために、主催の朝日新聞社さんがウェブサイトで図録やグッズの販売もおこなっています。
日米の担当学芸員の文章のほか、磯崎新さん、安藤忠雄さん、松岡正剛さんの寄稿文も掲載されているそうです。ステイホームのお伴にいかがでしょうか(^^)/

朝日新聞社オンラインストア
https://shop.asahi.com/products/detail.php?product_id=1885

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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