2021.06.17
《ブログ》展覧会期 延長のお知らせ
展覧会の会期延長のお知らせです。
現在開催中の「ピカソ リノカット展」につきまして、
【7月11日(日)まで会期延長】と変更させていただきます。
(火曜水曜休廊、10時~18時)
尚、岐阜県に発令されていた「まん延防止等重点措置」は6月20日で解除されますが、柳ケ瀬画廊では引き続き感染対策を行って皆さまをお待ちしております。
お時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.06.17
展覧会の会期延長のお知らせです。
現在開催中の「ピカソ リノカット展」につきまして、
【7月11日(日)まで会期延長】と変更させていただきます。
(火曜水曜休廊、10時~18時)
尚、岐阜県に発令されていた「まん延防止等重点措置」は6月20日で解除されますが、柳ケ瀬画廊では引き続き感染対策を行って皆さまをお待ちしております。
お時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.06.16
岐阜県現代陶芸美術館に出かけてまいりました。
岐阜県岐阜市にある陶芸の美術館です。磯崎新さんの美しい建築も魅力の館ですね。
企画展「Human and Animal 土に吹き込まれた命」がひらかれていました。
この展覧会は「人と動物」をテーマにして、次の五人の作家の約100作品をとりあげた展覧会です。ベス・カヴェナー(アメリカ)、スーザン・ホールズ(イギリス)、奈良美智(日本)、ステファニー・クエール(イギリス)、キム・シモンソン(フィンランド)。
陶芸というと、この日も常設展示で紹介されていた荒川豊蔵や富本憲吉といった陶芸家たちの技巧の美しさに目を奪われることが多いですが、この展覧会では、「土」という素材そのものの根源的な魅力を改めてみせられた展示でした。
5人の作家の作品が組み合わされる展示ではなく、5つの個展がつぎつぎ鑑賞できるスタイルです。
同じ土を用いていても、こんなにもいろいろなことができるんだとワクワクさせられて、陶芸のジャンルが現代アートの舞台でも多くの可能性や未来を持っていると感じられる内容でした。
人類学者の山極寿一さんとのコラボも、鑑賞や作陶のちょっとした手引書のようで面白かったです。
夏にはがらりと雰囲気を変えて「岩田色ガラスの世界展」がひらかれるそうです。
町田市立博物館さんのコレクションが来るそうで、こちらも楽しみですね。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.06.13
今日は梅雨空ですが、現在 柳ケ瀬画廊では ピカソ展を開催しておりますこともあり
美術愛好家のお客様にご来店いただいています。
展覧会中は初めて御来廊いただく方も多く
絵画に詳しいお客様からご教授いただくことも多く お話を伺い 知らないことを教えていただけることは楽しみの一つです。
本日お話しした女性の方から
「前回、藤田嗣治展を開催してらっしゃしましたが、藤田さんが戦前 岐阜にいらして 金華山の絵なとどを描いた冊子があるのをご存知ですか?」とお話くださいました。
以前 岐阜のお客様が 岐阜に藤田嗣治がいらしたときに描いた 金華山の作品を持っていらしたのを見せていただいたことがあったので、岐阜にいらしたことは存じていましたが、その時に小冊子が制作されたことは初めて知りました。
その女性から伺ったお話ですと、「岐阜に立ち寄り金華山を描いた後、戦争画を描くために 各地を回ったのですよ」との事でした。
早速 冊子をしらべて コピーをとり ゆっくり読んでみたいと思います。
市川たけよ
2021.06.10
愛知県では毎年「移動美術館」が各地でひらかれています。
県の美術館のコレクションを、県内各所に移動して開く名品展です。
今回は田原市博物館さんが「移動美術館2021」の会場になるそうです。
愛知県美術館さんと愛知県陶磁美術館さんの名品が揃った展示で、
愛知県美術館さんからは「生きもの」をテーマに貸し出されるようです。
チラシには熊谷守一さんの「猫」も掲載されていますね。
会期中には学芸員さんによる講演会やスライドトークも企画されているそうです。
入場無料で気楽に足を運べる展覧会です。
コロナ禍の息抜きにいかがでしょうか。
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《展覧会詳細》
展覧会名:愛知県美術館・愛知県陶磁美術館のコレクションから 移動美術館2021
展覧会場:田原市博物館
展覧会期:2021年6月26日(土)~8月15日(日)
詳 細:
https://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/000328.html
(上記リンクは愛知県美術館さんの展覧会紹介サイトにジャンプいたします)
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柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.06.07
今月末の海外オークションにカンディンスキーの名品が出品されるそうです。
カンディンスキー《TENSIONS CALMÉES》、
1937年に制作された油彩画50号、1メートルを越える作品です。
タイトルは穏やかな緊張と訳せるでしょうか。
来歴もとても素敵で、
1938年にカンディンスキー本人から作品を取得したギャラリーが、1945年にグッゲンハイム美術館に収め、1964年にグッゲンハイム美術館がサザビーズで売りに出たところを現オーナーの家族の方が購入した作品と紹介されています。
その方から約50年ぶりに市場に出てきたのですね。
出品されるサザビーズのウェブサイトも力が入っていて、見ているだけで面白いです。
名品が出品されるときは、特別なnoteが執筆されていることが多いですが、今回はムービーまで作られていて作品の細部まで見られるようになっています。
予想落札価格はなんと27億から37億5000万円。
カンディンスキーのオークションレコードは2017年に作られた《BILD MIT WEISSEN LINIEN (PAINTING WITH WHITE LINES) 》(1913年制作、油彩画約50号)の4180万ドルですから、もしかするとレコードが更新されるかもしれませんね。
柳ケ瀬画廊でもバブルの頃にカンディンスキーの水彩を扱ったことがございます。
個人的にもとても好きな画家のひとりなので、29日のオークションが今からとても楽しみです。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
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追記。
後日、セール結果を拝見いたしました。
2122万GBD、32億4000万円ほどで落札でした。
予想落札価格の範囲内で落ち着いた結果になりましたね。カンディンスキーのオークションレコードは2017年の作品がまだしばらくは記録されそうです。(市川)