柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2025.11.21

臨時休廊のお知らせ(11/21~11/30)

誠に勝手申しますが都合により下記を臨時休廊とさせていただきます。


11月21日(金)~
11月30日(日)

 

「文化の日 熊谷守一展」の終盤の突然の休廊となり誠に申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。

もしお急ぎのご連絡の際はお手数ですが、
058-262-3481までお電話くださいませ。
休廊中も転送電話にて繋がります。

 

柳ケ瀬画廊

2025.11.21

《作品紹介》熊谷守一 木版画 猫 蟻

柳ケ瀬画廊では「文化の日 熊谷守一展」を開催しています。
油彩画、日本画、書、版画など21作品を展示中です。

展覧会中にも熊谷先生の版画作品が色々と手にはいりました。
木版画の猫や蝶、サムホール版と呼ばれる小さなサイズの牡丹やアヤメや裸婦などがございます。
一部は店頭に飾っておりますが、出していない作品も数十点ほどございますのでお探しの作品がございましたらお気軽にお尋ねくださいませ。

また、一部の作品は柳ケ瀬画廊ウェブサイトでも販売しております。
https://yanagase.stores.jp

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柳ケ瀬画廊では長年熊谷先生の作品の調査・研究を続けてまいりまして、2007年にはご遺族や学芸員の先生方のお力をお借りして、岐阜新聞社さんから出版された『熊谷守一生前全版画集』という画集の企画制作に関わらせていただきました。

その知識を生かして、画廊では熊谷先生が生前に監修して世に出し、コンディションの良い作品のみを厳選してお売りしています。
お探しの作品等ございましたらお気軽にお尋ねくださいませ。

 

柳ケ瀬画廊

2025.11.20

《作品紹介》熊谷守一 掛軸 書

柳ケ瀬画廊では「文化の日 熊谷守一展」を開催しています。
油彩画、日本画、書など21作品を展示中です。

画廊に入って右手側の壁には掛軸の作品を4点飾りました。
掛軸の作品は、作品を壁に飾れるようにするために、裂地(きれじ)と呼ばれる織物を用いて職人の方が一点ずつ仕上げていきます。作品を見て、作品にあわせた裂地を選び表装していくため、掛軸にすることで作品の魅力が増すことも多いです。
今回の作品も金、茶、緑、青など様々な織物が墨や文字を引き立てています。

以前、勉強のために掛軸の職人の方の現場の見学をお願いしたことがあるのですが、工房の西側の壁の棚にはぎっしりと数千枚の裂(きれ)と呼ばれる織物が保管されていて、微妙なニュアンスの異なる色彩がグラデーションのように並べられていたり、金糸で縫われた繊細な模様の裂が何種類も集められていたり、まるでアート作品を見ているような魅力がありました。
そして、職人の方は持ち込んだ作品に裂(きれ)を一枚ずつあてて、少し離れて見たりもして最適の一枚を選んで表装に入っていました。

岐阜は商業掛軸で長らく有名な地域で、今でも掛軸のお店が多いです。
弊社のように作家の一点物の掛軸を扱う画廊や古美術商から、より気軽に掛軸を楽しめるようにお手頃な価格で作られたプリントものの掛軸のお店まで、市内を車で走っていると何軒も目にとまります。

掛軸の”ご当所”ともいえる岐阜でぜひ熊谷先生の掛軸作品もお楽しみいただけたら幸いです。
弊社の「文化の日 熊谷守一展」は11月24日までの開催です。
今週末の三連休も休まず開廊しておりますので、ぜひお出かけくださいませ。

 

柳ケ瀬画廊

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