2025.10.30
文化の日 熊谷守一展(10/30~11/24)
本日より秋好例の「文化の日 熊谷守一展」がはじまりました。
今年は墨を用いた日本画、書の名品が揃っております。
全部で24作品を展示いたしました。
日本画は猫、蟻、蜂、ねずみ、ぼたん、躑躅など、
生きものモチーフの名品が揃いました。
大ぶりな作品から色紙大の作品まで幅広く飾っております。
書は「ほとけさま」「いろは哥」「五風十雨」など、
熊谷守一先生がお好きで繰り返し書いたことばや、
お探しの方が多い平仮名の書をご紹介しております。
展覧会は11月24日までの開催です。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2025.10.25
《作品紹介》熊谷守一 猫 木版画
柳ケ瀬画廊では秋の常設展を開催しています。
10月30日からは秋恒例の熊谷守一展を開催予定です。
先日のブログでウインドウに《白猫》の墨彩画を飾ったとご案内していましたが、今回の熊谷守一展には木版画の《猫》も登場する予定です。
ブチ猫を描いた作品で、100部限定で刷られた木版画の1点です。
1967年、熊谷先生が87歳のときに制作されました。
今回の展覧会では熊谷先生の猫のほかにも蝶や蟻など生きものが揃う予定です。
生きものをじっと観察し、自然体のすがたを描いた熊谷先生のまなざしが感じられる作品群です。
お時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。

熊谷守一展の期間中には来年の「熊谷守一カレンダー2026」も販売いたします。
毎年熊谷先生の描いた猫が表紙になって出されているカレンダーです。
2012年以来、十年以上ファンに愛されて発売され続けてまいりました。
カレンダーの見本も店頭にあわせて置いてございます。
月替わりの作品もご確認いただけますので、
お手に取ってご覧になってみてくださいませ。
皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2025.10.24
《ブログ》アートイベント「養老天命反転中」(養老公園)
柳ケ瀬画廊では秋の常設展を開催しています。
来週10月30日からは秋恒例の熊谷守一展を開催予定です。
芸術の秋を迎え、各地で多くのアートイベントがはじまりました。
愛知県美術館の芸術祭「あいち2025」、名古屋市美術館の藤田嗣治展、一宮市三岸節子記念美術館の岡田三郎展、三重のパラミタミュージアムでの横山大観・菱田春草展、名古屋の名都美術館の上村松園・鏑木清方などなど……多彩なイベントが目白押しでお出かけ先に迷ってしまいますね。
また、岐阜では養老公園で現代美術のイベントがはじまると告知されていました。
文化庁の「我が国アートのグローバル展開推進事業」の助成を受けておこなわれる「養老天命反転中」という企画です。

養老の滝などで知られる岐阜の養老公園には、敷地内に養老天命反転地という体験型のアートスポットがあります。現代美術家の荒川修作とマドリン・ギンズが長年探求した「天命反転」という構想を形にしたスポットで、自分の足で歩いてまわってアーティストの世界観を楽しめるようになっています。
今年は養老公園・養老天命反転地の開園30周年ということで、10月25日から11月17日にかけて岐阜出身の大巻伸嗣氏など、国内外で活躍するアーティストたちによる作品の公開などがされるそうです。
また、11月1日から3日にかけてはデイタイムのパフォーマンス(予約不要)と、夜のプレミアパフォーマンス(要予約、有料)が予定されているそうです。
イベントの詳細は下記の公式サイトをご確認くださいませ。
https://www.yoro-park.com/11917(外部リンク)
毎年夏と冬がどんどん長くなり、春と秋の心地よい時間が限られてまいりました。
過ごしやすくお出かけのしやすいこの時期に岐阜の現代アートはいかがでしょうか。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2025.10.23
《ブログ》週末の道路混雑のご案内(10/25)
柳ケ瀬画廊では秋の常設展を開催中です。
10月30日からは秋恒例の熊谷守一展を開催予定です。
今週末10月25日(土)は商店街でハロウィンイベントが開催されます。
柳ケ瀬商店街の「柳ケ瀬ハロウィン2025」と、
お隣の美殿町商店街「みとのまちハロウイン2025」の同時開催です。
昨年も周辺道路・駐車場が大変混雑いたしました。
そのため25日お出かけの際はどうぞお気をつけてお越しくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2025.10.19
《ブログ》日本郵便発行・フェルメールの切手
柳ケ瀬画廊では秋の常設展を開催しています。
10月30日からは熊谷守一展も開催の予定です。
先日郵便局に出かけましたら、
まもなく発売が開始される記念切手の紹介がされていました。
フェルメールの3作品がプリントされた豪華版の記念切手シートです。
今年の春に新しく始まった記念切手のシリーズの「切手趣味への招待シリーズ」の第二段だそうです。第一弾がアール・ヌーヴォーで、今回の第二段が「オランダ黄金時代の巨匠たちの絵画」をテーマとして、シートにレンブラントの《夜警》が、切手としてフェルメールの《窓辺で手紙を読む女》《真珠の耳飾りの少女》《牛乳を注ぐ女》の3作品がプリントされています。
毎年発行されている「切手趣味週間」の記念切手は、日本人の日本画家・洋画家・浮世絵師などの作品が伝統的に採用されているので、そちらとはまた異なる趣きで素敵ですね。
なお、フェルメールの《窓辺で手紙を読む女》は近年の研究で画面の中央上部にキューピッドの絵が塗りつぶされていることが分かり、昨年の修復で加筆部分を取り除き、キューピッドがある画面に戻して公開が再開されている作品です。
当初この塗りつぶしはフェルメール自身が行ったと言われていて、画家の意思を尊重して修復は行われずにいました。しかし、さらなる研究の結果、塗りつぶしはフェルメールではない第三者の手のものと分かったそうでキューピッドのある姿への修復が決まったとされています。
フェルメールはオランダの顔とも言える画家なので研究も盛んで、没後300年以上を経ても新しい発見や研究結果が出てきて面白いです。オランダの方たちの情熱が伝わってくるエピソードですね。
この記念切手は10月22日に全国郵便局、郵便局オンラインストアで発売されるそうです。
記念切手は発行数も少なく、人気のシリーズはすぐに売り切れてしまうので、お気になられましたらお早めのお出かけをおすすめいたします。
また、柳ケ瀬画廊では10月30日より熊谷守一展を開催いたします。
芸術の秋にぜひあわせてお出かけくださいませ。
皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子