2021.06.05
《ブログ》林武史さんから展覧会のお知らせをいただきました
岐阜市出身の彫刻家・林武史さんから展覧会のお知らせをいただきました。
柳ケ瀬画廊でも2015年に個展を開催させていただいた方です。
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展覧会名:OAP彫刻の小径2021-2022:林武史+松井紫朗 doodling – ちょうこくかのらくがき
展覧会場:OAP彫刻の小径(大阪市北区天満橋OAP公開緑地内)
展覧会期:開催中~来年2022年10月末まで
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林さんとはまた異なる魅力のある松井さんとのコラボ展なので、おふたりの作品の響き合いも面白そうですね。
1年以上にわたるロングランの展示ですので、コロナが落ち着いたら私も出かけてみようと思います。
林さんの作品は弊社でも取り扱わせていただいています。
現在はピカソ展開催中のため、店内の収蔵庫に入れていますがご覧になりたい方がいらっしゃいましたらご来廊の際にお声がけくださいませ。
岐阜出身の魅力のある作家の方です。
地元でもさらにファンが増えると嬉しいです。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.06.04
《ブログ》朝日新聞さんにご紹介いただきました
朝日新聞さんに柳ケ瀬画廊のことを取り上げていただきました。
この度の百年史刊行にあわせて、柳ケ瀬画廊の歴史などをご紹介いただいています。
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バブル崩壊で守った熊谷守一の「価値」 画廊の100年:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASP636TC0P5LOHGB002.html
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百年にあわせて、様々な場所で取り上げていただけてとても嬉しいです。
弊社のご紹介もとても嬉しいですし、記事や本をきっかけに熊谷守一先生の作品に触れ、ファンになってくださる方が増えるきっかけになれば幸いです。
記事に登場する弊社書籍『柳ケ瀬画廊の百年 熊谷芸術と資料』は、弊社店頭でも販売中です。
店頭に見本書籍も置いております。
お越しの際はぜひお気軽にお手にとってみてくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.06.03
【会期延長】ピカソ リノカット展(6/3~7/11)
(6月17日追加更新)
「ピカソ リノカット展」の会期を7月11日(日)まで延長させていただきます。
岐阜県に発令されていた「まん延防止等重点措置」は6月20日で解除されますが、引き続き感染対策を行って皆さまをお待ちしております。
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本日、柳ケ瀬画廊では「ピカソ リノカット展」がはじまりました。
ピカソのリノカット作品11点、エッチングやリトグラフ作品3点を展覧しています。
リノカットは版画の技法の一種です。
版画には「凹版(銅版画等)」「凸版(木版画等)」「平版(リトグラフ等)」「孔版(シルクスクリーン等)」といった様々な技法がありますが、リノカットは木版画などとおなじ凸版で刷る版画です。出っ張った凸の部分にインクを乗せて刷ります。消しゴム版画などとも同じ要領です。
ピカソは第二次大戦後、南フランスのヴァロリスという町で暮らしました。
海水浴や陶芸などで知られる観光地で、大戦を避けて多くの有名人が当時暮らしていました。
そこで摺師のアルネラという方と出会い、リノカットという技法に魅力を感じたピカソはアルネラとともに多くの作品をつくりました。ピカソのリノカット作品ばかりをまとめた『PICASSO Linoleum Cuts』という画集も出版されています。
版画というとたくさん刷れることが特徴ですが、やはり刷っていると版が摩耗して、線や角が丸くなってしまいます。
今回、画廊で展覧する作品も50部から173部までの限定枚数で刷られました。
全世界でこれだけの制作数ですので、同じ図柄を揃えてみることはなかなか難しいと思います。
今回の展覧会のリノカットは、人物や風景、静物など、モチーフも多岐にわたります。
ぜひこの機会にお出かけくださいませ。
皆さまの御清鑑を心よりお待ちしております。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.05.31
【予告】ピカソ リノカット展(6/3~7/11)
(6月17日追加更新)
「ピカソ リノカット展」の会期を7月11日(日)まで延長させていただきます。
岐阜県に発令されていた「まん延防止等重点措置」は6月20日で解除されますが、引き続き感染対策を行って皆さまをお待ちしております。
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次回展覧会のお知らせです。
柳ケ瀬画廊では、6月3日より「ピカソ リノカット展」を開催いたします。
ピカソは1950年前後を南フランスの町・ヴァロリスで暮らし、同地の若き摺師・アルネラと組んで多くのリノカット作品を作りました。
当時のヴァロリスは陶芸と海水浴で知られる観光の町で、当時は第二次大戦を機に多くの有名人が暮らしていたそうです。この地でピカソは最後の妻ジャクリーヌ・ロックとも出会っています。
本展ではアルネラの手がけたピカソのリノカット作品11点、エッチングやリノカット作品3点を展覧いたします。
静物、人物、風景など、モチーフも様々に揃いました。
皆さまの御清鑑を心よりお待ちしております。
お時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.05.30
《ブログ》夏目家の売立
昨晩、夏目漱石の娘婿・松岡譲の書いた《漱石の印税帖》という本を読んでいたら、戦前に美術倶楽部でひらかれた夏目家の売立のお話が出てきました。
偶然にでも美術のお話が出てくると嬉しいです。
今でこそ小説家として知られる漱石ですが、当時は官費で海外留学したエリートで、美術の世界でも文展批評や蒐集をし、自身も書を書くことでも知られていました。漱石の文学には、熊谷守一の同級生の青木繁や坂本繁二郎の作品も登場しています。
この本には、その漱石の死後に東京で開かれた夏目家の売立の話題が書かれていました。
短い文章ですが、漱石の妻・鏡子と売立について話した相談や、晩年の鈴木三重吉が愛蔵していた《虞美人草》の原稿を売立に出してはどうかと持ち掛ける話が登場しています。
先日もマレットオークションさんにて村上春樹さんの原稿が出ていましたが、この本を読む限り、昔は作家の原稿が価値のあるものとして扱われることはあまりなかったようです。
ホンのなかで、松岡がこれからはこういうもの(作家の原稿)が価値が出ますと美術商を口説いていましたが、現代では本当にそのようになっていることを見ると慧眼ですね。
ちなみに《虞美人草》の原稿は、漱石が好きで好きでならなかった三重吉が手放せなかったのでこのときは売られませんでしたが、近年の図録では漱石ゆかりの岩波さんの所蔵になっているようです。このあたりの持ち主が変わった経緯にもいろいろなエピソードがありそうですね。
柳ケ瀬画廊は洋画廊のため、作家の原稿を扱うことはほぼありませんが、以前に熊谷守一先生が雑誌のために書き下ろした挿画の原画を何枚か取扱ったことがございます。
熊谷守一先生は字も素敵ですので、いつか原稿も扱ってみたいと思います。字はその方の性格がでるので素敵な方の字は素敵です。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子