柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

   

画廊ブログ「絵画のたのしみ」

2021.04.24

《ブログ》ヤマザキマザック美術館「名古屋城からはじまる植物物語」

名古屋のヤマザキマザック美術館さんから展覧会案内をいただきました。
本日からはじまる「名古屋城からはじまる植物物語」展です。

同館はフランス美術やガラス工芸などが有名な美術館です。
今回の展覧会にも出品されるエミール・ガレの「ペン皿(緑色の善良な小市民)」など、透明感のある愛らしいコレクションが多い気がいたします。ヤマザキマザック創業者の山崎照幸氏が蒐集したコレクションのため、蒐集された方の好みが感じられます。

今回は、戦災をまぬがれた400年前の名古屋城本丸御殿の天井板絵、名古屋生まれの本草学者・伊藤圭介の門外不出の秘本『錦窠植物図説』など、植物をめぐる作品とドラマを集めた企画展だそうです。
チラシの裏面にある講演会案内はなんと7本!
コロナ次第ですが、会期も8月下旬までと長いため、感染が落ち着いたらなんとかお邪魔したい展覧会や講座ばかりです。

展覧会のチラシは柳ケ瀬画廊店頭でも配布しております。
ご興味ございましたらお気軽にお持ちくださいませ。

また、柳ケ瀬画廊でも明日25日まで「熊谷守一 藤田嗣治展」開催中です。
こちらの展覧会も皆さまの御清鑑を心よりお待ちしております。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2021.04.23

《ブログ》せきがはら人間村生活美術館 若林奮展

せきがはら人間村生活美術館(岐阜県関ケ原市)に出かけてまいりました。
今年の3月4日に開館したばかりの美術館です。
開館第1回目として彫刻家・若林奮の企画展がひらかれていました。

まず驚かされたことがスケールの大きさです。
敷地内のあちこちで約200作品もの彫刻や絵画などのアート群が鑑賞できます。
予約制の美術館で、アートツアーで社屋内や会議室の作品なども見せていただけましたが、普段は社員の方たちが過ごされている日常空間のなかに次々とアートが登場するのでちょっとした冒険気分です。

美術館で鑑賞する美術作品も素敵ですが、日常生活のなか、リラックスして鑑賞する美術作品はまた違った表情を見せてくれますね。屋外の作品は少し前まで桜の花びらに埋もれていたこともあったそうで、季節を変えて再鑑賞したいと感じる環境です。

カフェも併設されているため、散策で疲れたらほっと一息もつけました。

若林奮の企画展では、36作品を鑑賞できます。
展覧会終了後も恒久展示される作品もあり、岐阜で若林作品がいつも見られるなんて心が躍ります。
今まで若林作品に触れるとなると、軽井沢のセゾン美術館や神奈川の横須賀美術館でしたが、県内でこれからは鑑賞できるのですね。

若林展は4月24日まで。予約制の美術館です。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2021.04.22

《ブログ》熊谷守一講演会のお知らせ(東京)

東京で開催される熊谷守一講演会のお知らせです。

題目 「画家とコミュニティ~熊谷守一と中村彝を中心に~」

講師 小泉淳一氏(茨城県天心記念五浦美術館長、豊島区立熊谷守一美術館相談役)

場所 自由学園(東京都豊島区西池袋2-31-3)

日時 5月22日(土)16時30分~17時30分 ※予定

備考 入場無料、要事前予約、先着順

事前申込は下記サイトのフォームよりおこなえます。
熊谷守一と中村彝。非常に魅力のある作品世界を持つ両画家を取り巻くコミュニティがどのようなものであったのか…面白そうな題目ですね。

https://www.kaiyu-art.net/event-single.php?id=537

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2021.04.19

《ブログ》引き続き「熊谷守一 藤田嗣治展」開催中です

昨日、「第27回ぎふの画廊めぐり」が最終日を迎えました。
今年は最終日に柳ケ瀬商店街でサンデービルヂングマーケットが開催されていたこともあり、「初めて画廊という場所に入りました」とおっしゃってくださる方がたくさんいらして、嬉しい画廊めぐりとなりました。
多くの方にアートに親しみ、岐阜のまちや美術を好きになっていただく契機になれば幸いです。

尚、柳ケ瀬画廊では「熊谷守一 藤田嗣治展」を4月25日まで継続開催中です。
火曜水曜休廊、10時~18時です。
皆さまの御清鑑を引き続き心よりお待ちしております。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2021.04.18

《ブログ》不二竹鼻町屋ギャラリー「ひとのかたち」展

不二竹鼻町屋ギャラリー(岐阜県羽島市)に出かけてまいりました。
2018年に開館したばかりの羽島市の美術館です。
市内のコレクターから寄贈された油彩画、日本画、陶芸など、多彩な収蔵品で知られています。

今回は、開催中の企画展「ひとのかたち」を楽しみに訪問いたしました。
チラシに掲載されている東郷青児《女》をはじめ、19作品が鑑賞できます。
旧蔵者の方がお好きだったのか、熊谷守一、前田青邨、小磯良平、東郷青児、棟方志功など、品のある作家の作品が揃っていました。
熊谷守一作品は裸婦の油彩画2点です。
そのうち1点は、熊谷守一の初期作品《轢死》の流れを汲むと思われる《裸》という油彩画で、一見、モデルを用いた裸婦画のようにも見えますが、少し作品から距離を置いてみていると《轢死》の景色が見えるような、不思議な作品でした。

また、不二竹鼻町屋ギャラリーすぐの竹鼻別院では、天然記念物「竹鼻別院のフジ」が見頃を迎えています。樹齢300年以上の大木で、今年も美しい藤が咲いています。

今年は新型コロナの影響で「美濃竹鼻ふじまつり」は残念ながら中止となってしまいましたが、来年には出店も楽しみつつ藤見ができるようになればと願うばかりですね。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

カテゴリー

最近の投稿

アーカイブ