2021.04.01
熊谷守一・藤田嗣治展(4/1~4/25)
本日、柳ケ瀬画廊では春恒例の展覧会の初日を迎えました。
今年は「熊谷守一・藤田嗣治展」を開催いたします。
熊谷守一と藤田嗣治は、現在でも各地で展覧会が開かれるような近代洋画の大家です。
同時に、画家仲間として一緒に展覧会をしたり、語り合う友人同士でもありました。
関連書籍を読むと、オシャレな藤田が熊谷のヘアスタイルに興味をもったり、美術団体・二科会の審査会で審査員をしていた熊谷と藤田の意見がよく合ったことなど、様々な記録がみられます。
今回の展覧会では、そうした二人の作品を展覧いたします。
熊谷守一作品は、蟻や鳥、亀などの油彩画6点をメインに。
藤田嗣治作品は、裸婦や子供などの油彩画3点をメインに。
合計20作品を展覧いたします。
皆さまの御清鑑を心よりお待ちしております。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.03.29
《ブログ》守屋多々志美術館さん・春朧展
大垣市守屋多々志美術館さん(岐阜県大垣市)に出かけてまいりました。
企画展「春朧」が開催中です。

今回の企画展は文学や花に関する作品が揃っていました。
なかでも六曲一双屏風の《花源氏》は、与謝野晶子版《源氏物語》に着想を得、五十四帖を四季の花に見立てて描いた晩年の名品です。
大垣市守屋多々志美術館は大垣城にも近い美術館さんです。
とても素敵な建物だと思っていたら、館の方が「もともとは丸物百貨店の建物なんですよ」と教えてくださいました。大垣丸物、もしくは名鉄サルビアと言う名前で馴染みのある方もいらっしゃるかもしれません。
古い建物が美術館として現代に引き継がれているだなんて素敵ですね。
美術館は二階建てで、守屋画伯の中学時代の作品や、アトリエに遺された貴重な遺品などを鑑賞できます。
新型コロナウイルスでなかなか遠出が難しい時期、地元の巨匠の作品をゆっくりご覧にお出かけになってみてはいかがでしょうか。
大垣市守屋多々志美術館さんの「春朧」展は5月16日までの開催です。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.03.28
《ブログ》岐阜市役所前の銅像《鵜》
岐阜市役所前で羽ばたく銅像の《鵜》。
通勤通学で毎日この作品の前を歩く方も多いのではないでしょうか。
弊社でもよく「あれはどなたの作品ですか?」とお尋ねがございます。
私も気になって探してみましたがキャプションなどもなく、悩んでいましたが、先日加藤栄三・東一記念美術館さんに行って判明しました!
大須賀力先生という東京生まれの彫刻家の作品でした。
大須賀先生は、岐阜市生まれの日本画家・加藤栄三先生と東京美術学校の同級生だったそうです。
そのご縁があり、栄三先生のご紹介で、この《鵜》が制作されたとのことでした。
加藤栄三・東一記念美術館さんのエントランスには、この経緯が説明されたパネルと、原型の《鵜》の銅像が展示されています。
原型の銅像《鵜》は手のひらサイズの可愛い姿をしていました。
加藤栄三・東一記念美術館さんのある金華山一帯は桜の名所でもあるので、春のお出かけの際にぜひご覧になってみてくださいませ。
今年の初夏に岐阜市役所さんは移転しますが、せっかくなのでこの《鵜》も連れて行ってあげて欲しいですね(^^)/

柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.03.27
《告知》熊谷守一・藤田嗣治展(4/1~4/25)
春の展覧会のお知らせです。
柳ケ瀬画廊では、
4月1日より「熊谷守一・藤田嗣治展」を開催いたします。
熊谷守一と藤田嗣治は、日本洋画を代表する大家であるとともに、
親しく交際し、一緒に展覧会を開くような友人関係でもありました。
本展ではそうした両画家の代表的な油彩画を展覧予定です。
熊谷守一作品は、小さな命を描いた「モリカズ様式」の油彩画を。
藤田嗣治作品は、裸婦や子供を描いた「乳白色の肌」の油彩画を。
それぞれの油彩画3点ずつを中心として展示いたします。
皆さまの御清鑑を心よりお待ちしております。
あたたかな春の日にぜひお出かけくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.03.26
《ブログ》ぎふの画廊めぐり
今年も「ぎふの画廊めぐり」の季節が近づいてまいりました。
「ぎふの画廊めぐり」は、毎年ぎふの画廊が同時期に企画展を開催し、企画展情報を掲載した無料リーフレットを県内各地で掲示・配布することで、アートファンの皆さまに画廊から画廊へとアートの回遊を楽しんでいただこうというイベントです。
1997年にはじまり、今年で27回目を迎えます。
柳ケ瀬画廊の「ぎふの画廊めぐり」の企画展は「熊谷守一・藤田嗣治展」です。
無料リーフレットは柳ケ瀬画廊を含めた加盟各店の店頭、
タウンミュージアムぎふのウェブサイト(https://town-museum-gifu.com/)にて配布中です。
春のアートめぐりのおともにぜひお持ちくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子