2021.01.14
《作品紹介》ルオー 女の顔
新春逸品展 画廊正面に ルオー 油彩画 「女の顔」を展示いたしております。
ルオーは独特の太く黒い枠取りの作品です。
ルオーが若い頃、ステンドグラス職人のもとで修業をつんだ影響といわれていますが、
確かに濃く太い輪郭線はステンドグラスの様式のように思えます。
クリムトのきらびやかな金箔を施した数多くの作品は、
父親が彫版師、兄弟が彫刻師、彫金師であったことが、
あの美しい「接吻」「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 」へ、
日本では、加山又造の独特の様式美は、
西陣織の図案師の家に生まれたからこその芸術。
生まれ育ったた環境からのインスパイヤーは大きいですね。
ルオーの独特な縁取りと厚塗りの絵肌は 描かれた女性の人生をも描き出しているようで
観ていて飽きることはありません。
コロナで大変ではありますが、読書や映画、芸術、を楽しみながら
心穏やかに過ごし 終息を待ちたいと思います。
市川たけよ
2021.01.14
《ブログ》住みたい田舎1位
本日付けの岐阜新聞さんの記事で、熊谷守一先生のふるさと・岐阜県中津川市が「住みたい田舎(東海地区、人口10万人未満の市部門)」1位となったニュースが掲載されていました。
移住希望者の方に向けた月刊誌『田舎暮らしの本』(宝島社)の企画だそうです。
新型コロナウイルス感染症対策、移住相談の充実、
そして日本遺産「木曽路はすべて山の中」の構成文化財に馬籠の島崎藤村宅跡が追加されたことなどがプラスになったと書かれていました。
美術では、中津川市は熊谷守一先生や前田青邨先生の出身地でもありますね(*^^*)
熊谷守一つけち記念館や、熊谷榧つけちギャラリー、藤村記念館、中津川市好物博物館、かしも明治座など、文化施設が多いことも素敵な自治体です。
2027年にはリニアも通るので、これから楽しみな自治体ですね。
ふるさとを通して熊谷守一先生のファンの方も増えると嬉しいなと思います。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.01.11
《ブログ》石川県立美術館 熊谷守一展チケットプレゼント
来月から、石川県立美術館さんで熊谷守一展がはじまります。
北陸中日新聞さんの発刊60周年を記念した
「生誕140周年 熊谷守一展 わたしはわたし」です。
油彩画・日本画・書など約180点が揃う大きな展覧会ですね。
開催地のウェブサイト「金沢日和」さんではチケットプレゼントの企画も掲載されています。
展覧会情報のほか、金沢のイベントや文化の情報が盛りだくさんのサイトです。
三連休にいろいろご覧になってみてはいかがでしょうか🎨
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.01.10
柳ケ瀬画廊の創業年につきまして
柳ケ瀬画廊からのお知らせです。
これまで柳ケ瀬画廊では、創業年を1921年(大正10年)としておりました。
しかし、創業百年を記念した記念誌を発行するために準備をすすめておりましたところ、古い資料がみつかり、創業年が1919年(大正8年)と変更となりました。
本年春には記念誌『柳ケ瀬画廊の百年 熊谷芸術と資料』を刊行予定でございます。
これまで弊社が取り扱ってまいりました熊谷先生の作品や、地元・岐阜新聞社様のご厚意で掲載がかなった熊谷先生存命中の新聞紙面の資料、熊谷守一研究者の皆様からご寄稿いただきました文章などを掲載予定でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
柳ケ瀬画廊
2021.01.10
《ブログ》雑誌hanakoウェブ
雑誌『hanako』のウェブ版で美術館めぐりの連載がはじまりました。
モデルで女優の夏子さんによる「夏子の冒険 〜ちいさな美術館をめぐる旅〜」という連載です。
第1回目は豊島区立熊谷守一美術館さんが取り上げられています。
https://hanako.tokyo/column/natsuko_tabi/202177/
柳ケ瀬画廊 市川瑛子