柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

   

画廊ブログ「絵画のたのしみ」

2023.10.28

大垣市スイトピアセンター「有由有縁 土屋禮一展」(9/23~11/26)

郷土画家の展覧会のご案内です。

岐阜の養老出身の日本画家・土屋禮一先生の展覧会が、大垣市スイトピアセンターで開催されています。
土屋先生といえば独特の色彩の取り合わせやマチエールの存在感で全国的に活躍されている日本画家で、岐阜県美術館さんをはじめ、全国の美術館で広く展示が行われているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

近年では令和の大嘗祭での大仕事にもあたられました。
大嘗祭の日本画は、元号が変わった際にその時代を代表する日本画家2名が作品を制作することになっていて、平成では東山魁夷と高山辰雄が、昭和では川合玉堂と山本春挙が作品を納めています。土屋先生は日本画家の方ですが、文章やお話もとてもうまく、お話ししていると知識の幅広さと興味関心の強さに圧倒されるような方ですので、今回の歴史画も古くからの題材を令和風のモダンな画面にまとめていらしてとても素敵でした(*^^*)

今回の大垣市の展示では土屋先生の新旧の作品が展示されているそうです。
川端康成が好んだ言葉「有由有縁」(人との出会いや物事の関わりに偶然などなく、理由があって縁を結んでいるという意味)のように、これまで土屋先生が縁を結んだ多くの人や物事との出会いから生まれた作品が楽しめるとのことです。
また、2メートルを超す大作「出現 雷神」と「青空騒ぐ 風神」は初めて対で展示されるとのこと。土屋先生の師である加藤東一先生も描いた題材で、縁を感じます。

展示は11月26日まで。
美術の秋のお出かけにいかがでしょうか。

********************
《ご紹介した展覧会の詳細》

展覧会名:「有由有縁 土屋禮一展」
展覧会期:9月23日(土・祝)から11月26日(日)まで
展覧会場:大垣市スイトピアセンター

大垣市スイトピアセンターの公式ウェブサイト
https://www2.og-bunka.or.jp/

********************

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2023.10.26

《お知らせ》通常営業再開のお知らせ

いつもお世話になっております。

アートフェア参加に伴う臨時休廊を終え、
柳ケ瀬画廊では本日より通常営業を再開いたしました。

次回の展覧会は秋恒例の「文化の日 熊谷守一展」を11月2日より予定しております。
熊谷守一の油彩画、日本画、書を15点ほど展覧予定です。

お時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。
皆さまの御清鑑を心よりお待ちしております。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2023.10.08

フェア出展に伴う臨時休廊のお知らせ(10/10~10/25)

平素は格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます。

柳ケ瀬画廊では「東美アートフェア2023」出展のため、
下記の通り、臨時休廊とさせていただきます。


【臨時休廊 10月10日(火)~10月25日(水)】

 

休廊中は下記のフェアに出展しております。
3-11ブースにて、熊谷の軸の名品を揃えた「熊谷守一秀作展」を開催予定です。
お時間ございましたら、ぜひお出かけくださいませ。

********************
《フェア詳細》
名称:東美アートフェア
会期:10月13日(金)~10月15日(日)
会場:東京美術倶楽部(東京都港区新橋6丁目19-15)

フェア公式サイト:
https://toobi.co.jp/artfair

柳ケ瀬画廊のブース番号は「3-11」です。

********************

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2023.10.06

《ブログ》愛知県美術館さんで熊谷作品12点が展示されています

本日から愛知県美術館さんでは安井仲治展がはじまりました。
戦前に独自のスタイルで活動した夭折の写真家の展覧会です。
風景や人物を独自の視点で切り取った作品はいま見てもハッとさせられるものばかりで、しばらく経っても作品の余韻が続きます。熊谷守一先生のポートレートも撮影されていて、熊谷先生の絵に妥協しない、自分の描きたいものを描くという姿勢が伝わるような写真から伝わってきました。やはり後世に名を残す写真家はただ外側を写すだけでなく、対象の内側まで捉えることができるのですね。

安井は関西で1942年に30代で若くして亡くなっているのですが、本展では戦災を免れた作品や資料を通じて得られた近年の調査結果を鑑賞できるそうです。
熊谷守一先生のポートレートも展示されているとのことです。

 

また、その安井仲治展と同会期でひらかれるコレクション展では、
展示室8を使って「熊谷守一と夜と絵具」という小展示が企画されています。

3点の油彩画の猫の作品をはじめ、
お盆に載った卵の構図が美しい《たまご》や、
雨が地面で跳ねる一瞬をとらえた《雨滴》など、12作品が展示中とのことです。

熊谷先生は晩年、夜にアトリエの裸電球の下で油彩画を描いていたといわれています。
光を生涯の興味関心事項としていた先生なので、あかりを一定にした場所で描きたかったのでしょうか…
本特集ではテーマの「夜と絵具」にあわせて、そんな夜のアトリエでの熊谷先生の絵具の扱いや絵画の実験などに注目した展示がおこなわれているそうです。

 

「芸術の秋」のお出かけにいかがでしょうか(*^^*)愛知県美術館さんは周囲に美術館も多く、名古屋市美術館さん、ヤマザキマザック美術館さんなどの美術館のはしごをしても楽しそうです♪

また、柳ケ瀬画廊でも10月8日まで常設展を開催しております。
熊谷先生の作品も常設しておりますので、こちらもお時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。
皆様のご清鑑を心よりお待ちしております。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

********************
《ご紹介した展覧会の詳細》
展覧会名:「展示室8 木村定三コレクション 熊谷守一と夜と絵具」
展覧会期:10月6日(土)から11月27日(月)まで
展覧会場:愛知県美術館 常設展示室8

愛知県美術館さんの公式ウェブサイト
https://www-art.aac.pref.aichi.jp/

********************

2023.10.02

【予告】文化の日 熊谷守一展(11/2~11/26)

秋の企画展のご案内です。

今年も柳ケ瀬画廊では「文化の日 熊谷守一展」を開催いたします。

弊社では先代社長が交流のあった武者小路実篤先生から熊谷守一先生をご紹介くださったときから今日まで、熊谷守一作品を扱い続け、近年は毎年春と秋に熊谷守一展を開催しております。
今年も11月に例年通り開催することとなりました。

油彩画・日本画・書など15点から20点ほどを展覧予定です。

「芸術の秋」の楽しみにぜひお出かけくださいませ。
皆様のご清鑑を心よりお待ちしております。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

********************
《展覧会詳細》
名 称:文化の日 熊谷守一展
会 期:11月2日(木)~11月26日(日)
休廊日:火曜日、水曜日
********************

カテゴリー

最近の投稿

アーカイブ