柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

   

画廊ブログ「絵画のたのしみ」

2025.04.05

《ブログ》岐阜に新しい文化拠点が誕生しました

柳ケ瀬画廊では春の常設展を開催中です。
4月10日からは春恒例の熊谷守一展も開催予定です。

さて、一昨日岐阜市に新しい文化の拠点が誕生しました。
岐阜信用金庫さんが創立百年を迎え、最初に本店を構えた地である岐阜市若宮町に「地域・人・企業の夢を創り、叶える場所」として開館した「G’s Dream(ジーズ ドリーム)」さんです。

昨日は開館を記念して式典が開かれました。
弊社社長も岐阜市中心市街地回遊性協議会・会長としてテープカットに参加させていただいております。テープカットの様子は昨日付の岐阜新聞さんでも紹介されました。

柳ケ瀬界隈に新しい文化の拠点が生まれてとても嬉しいです。
予定ではコンサートや展覧会を企画されるほか、信用金庫さんの強みを生かして相続や資産運用の相談会もひらかれるそうです。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2025.04.03

《ブログ》東京の豊島区立熊谷守一美術館さんで40周年展がはじまります(4/15-6/29)

柳ケ瀬画廊では常設展を開催中です。
4月10日からは「生誕145年 熊谷守一展」を開催予定です。

春には東京の豊島区立熊谷守一美術館さんでも企画が予定されています。
同館では毎年この時期になると「開館〇〇周年展」が企画され、3階建ての建物全てのフロアで熊谷守一作品が展示されます。普段は所蔵品の展示のみですが、この時だけは他館からの借用作品も展示されることも楽しみのひとつです。

今年は40周年という節目の年で、
「めぐる いのち」というタイトルで生と死に関する作品が特集展示されるそうです。
フライヤーに掲載されている油彩画「陽の死んだ日」は、普段は岡山の大原美術館さんがお持ちで、なかなか他館に貸出しされないので、都内では久しぶりの展示になると思います。熊谷守一先生が可愛がっていた次男の陽ちゃんが亡くなったときに枕元で描いた作品で、後年エッセイで回想して「描いているうちに“絵”を描いている自分に気がつき、嫌になって止めました」と語っている一枚です。

他にも結婚前の妻・秀子を描いた「某夫人像」や、長女の死を契機に描いた「ヤキバノカエリ」、次女の榧さんが子供を抱く姿を描いた「母子像」など、生と死、めぐるいのち、家族の肖像をキーワードとした作品が揃って展示されるそうです。

展覧会のご案内フライヤーは柳ケ瀬画廊店頭でもお配りしております。
気候の良いゴールデンウイークを含む時期の開催ですので、東京旅行を兼ねてアートの旅にお出かけいただいても楽しいかもしれません。よろしければ来廊の際にフライヤーをお持ちくださいませ。

展覧会詳細は美術館さんのサイトをご確認くださいませ。
豊島区立熊谷守一美術館さんのウェブサイトは下記でございます。
https://kumagai-morikazu.jp(外部リンク)

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2025.03.29

《予告》生誕145年 熊谷守一展(4/10~4/27)

次回企画展のご案内です。

柳ケ瀬画廊では今年も春恒例の熊谷守一展を開催いたします。
4月10日(木)から4月27日(日)にかけて、
「生誕145年 熊谷守一展」と題して開催予定です。

今年は初期から晩年にかけての油彩画の名品が揃いました。
花、風景、裸婦など 8点の油彩画を展示の予定でございます。

皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

柳ケ瀬画廊

2025.03.27

《ブログ》今年も「ぎふの画廊めぐり」が開催されます

柳ケ瀬画廊では常設展を開催中です。
4月10日からは毎春恒例の熊谷守一展を開催予定です。

また、今年も春恒例のアートイベント「ぎふの画廊めぐり」がはじまります。
4月12日から20日にかけて、柳ケ瀬画廊を含む岐阜市内の画廊5軒が同時に展覧会を企画し、共通フライヤーを制作・配布することで多くのアートファンの皆様に画廊めぐりを楽しんでいただこうというイベントです。1997年に始まり、今年で31回目を迎えました。

柳ケ瀬画廊は「生誕145年 熊谷守一展」で参加予定です。
公式フライヤーは画廊店頭でも配布しておりますので、
ご興味ございましたら来廊の際にぜひお持ちくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2025.03.22

《ブログ》アートフェアのこと

先々週に出展していた「アートフェア東京2025」、
ご納品・片付け作業がようやく落ち着いてまいりました。

今年は4日間でのべ5万人が来場し、
国内外139ギャラリーが出展していたそうです。
柳ケ瀬画廊ブースにも多くの方が来場くださり、楽しい4日間となりました。
お越しいただきました皆さまに厚く御礼申し上げます。

少し当日のことをブログに書かせていただきます。

会場となった東京国際フォーラムは、
東京駅から徒歩5分、有楽町駅から徒歩1分の立地です。
歩いていると矢萩喜從郎がデザインしたシンボルマークが見えてきます。東海地方の方にとっては、豊田市美術館、豊田市博物館のロゴのデザインで親しみがあるかもしれません。

柳ケ瀬画廊はN007ブースにて熊谷守一展を開催いたしました。
国内外の古今東西の作品が集まるアートフェアのため、
周囲には古美術、工芸、彫刻など色々なブースが集まっています。
中には4mを超す巨大作品もあり、その多彩さに毎年驚かされます。

今年の柳ケ瀬画廊は17作品を展示しました。
熊谷守一の油彩画11点、日本画4点、
藤田嗣治の油彩画、ピカソの絵付け陶芸作品です。

今年の印象は海外のお客様の反応が良くなったことでした。
例年、海外のお客様の来場は多く、柳ケ瀬画廊ブースにも海外のお客様はよくお越しでいらっしゃいましたが、熊谷守一作品を偶然目にして足をとめるといった方がほとんどでございました。中には、いま見ても古さを感じず、新鮮な作風を見て「作家はどこにいますか?話してみたい」とおっしゃる方も何人かいらっしゃいました。
しかし、今年は「熊谷守一が見たかったの」とおっしゃる海外の方が何人もいらして、少しずつ熊谷守一作品の魅力が海外に広がっているのかなと感じさせられました。熊谷先生はまだまだ海外では展示の少ない作家ですが、近年海外のオークションハウスでの紹介や、アートフェアなどで海外の方が購入してくださるなど変化はうまれていて、その影響なのかなと思うなどしています。

これから2027年には没後50年、2030年には生誕150年を迎えますので、節目の展覧会等なども企画されるでしょうし、ファンがさらに増えたら、熊谷守一ファンのひとりとしてとても嬉しいと思います。

柳ケ瀬画廊ではこのアートフェアに続けて、4月10日からは岐阜の画廊で「生誕145年 熊谷守一展」も開催の予定です。
お時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。
皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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