2021.11.08
作品のご紹介:小杉小二郎 パリ風景
昨日は展覧会最終日ということで、
たくさんのお客様にお越しいただきありがとうございました。
本日は画廊展示替えで
画廊内を可愛らしい作品で展示替えいたしました。
ご自宅で気軽にアートを楽しんでいただきたくて、
ウィンドゥには 小杉小二郎先生のリトグラフ作品「パリ風景」(5タイプ・各1点限)、
画廊内には 熊谷守一先生のシルクスクリーン作品「豆に蟻」(1点限)も展示いたしましたので、ぜひご覧くださいませ。
コロナで自宅で過ごす時間をより楽しく、アートと共に (^^♪
柳ケ瀬画廊 市川たけよ
2021.11.08
柳ケ瀬画廊 常設展(11月)
昨日、「文化の日 熊谷守一・香月泰男展」が会期を満了いたしました。
たくさんのお客様にお出かけいただき、改めておふたりの人気を感じました。
皆さまに改めて厚く御礼申し上げます。
本日からは、柳ケ瀬画廊では「常設展」をひらいています。
飾り替えをしながら、常時、12点ほどの作品を展示する予定です。
次の企画展は、「熊谷守一・五味太郎 小さな生きもの版画展」を予定しています。
11月25日から12月19日、年末に開催の予定です。熊谷先生と五味先生の絵本に登場する 生きものを中心に、版画作品を15~20点ほど展示しようと思っています。柳ケ瀬画廊の絵本の関連展としては、2001年開催の「ボローニャ国際児童図書賞受賞記念 金森宰司 絵本原画展」以来ですので、今から私たちも開催を楽しみにしています。
クリスマス前にご自身のお楽しみに、そしてプレゼントにもいかがでしょうか。
皆さまのお出かけをお待ちしています。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.11.04
《ブログ》波濤を越えて 鑑真和上と美濃の僧・栄叡(岐阜市歴史博物館)
いよいよ11月、芸術の秋を迎えましたね。
柳ケ瀬画廊で開催中の「文化の日 熊谷守一・香月泰男展」も、気候の良さもあってお越しいただくお客様が増えてまいりました。このままコロナが落ち着いて、よい秋になるといいですね。
さて、今回のブログは岐阜市内でひらかれている美術展のご紹介です。
先日、岐阜市歴史博物館さんでひらかれている「波濤を越えて 鑑真和上と美濃の僧・栄叡」展に出かけてまいりました。同館のある岐阜公園さんでは「菊人形・菊花展」もひらかれているため、多くの方で賑わっていました。
仏像や経典というと、普段、柳ケ瀬画廊で取扱っている近代絵画とは異なるジャンルです。
そのため私自身も詳しいジャンルではなかったのですが、当時の時代背景や、唐招提寺、鑑真和上、栄叡の関係性が丁寧に説明されていたので、とても分かりやすく楽しむことができました。
鑑真和上は、当時の日本が鎮護国家、仏教の力で国を支えていく時代だったことから、正しい仏教の姿を日本に伝えて欲しいと請われて5度の航海失敗、失明を乗り越えて来日した僧侶です。
もっとお若い方かと思っていましたが、日本行きの決意をしたときにはもう50歳を越えていたのですね。高位で、唐の人々にも中国に残って欲しいと思われるような人物であったと紹介されていて、よく数か月の船旅を決意して日本に来てくれたものだなと驚かされます。
また、その鑑真和上の元に 来日の依頼に出かけた人物が、美濃出身の栄叡という方だったということを勉強不足で初めて知りました。
日本から唐まで数か月の命がけの旅をし、唐でも賊と間違えられたり、多くの人に慕われていた鑑真和上を唐の国から連れ出そうとした悪い人物だとして牢に繋がれたり、苦労続きの様子が会場パネルで説明されていました。こんな方が岐阜にいたのですね。
出品作品では、国宝「伝衆宝王菩薩立像」、重要文化財「十一面観音立像」「東征伝絵巻」など、国宝重文がいろいろと鑑賞できます。「伝衆宝王菩薩立像」は2019年に国宝に指定されたばかりですね。それまでの日本の仏像の様式とは明らかに違っていることから、鑑真和上が伴った工人の関与があったのではないかといわれている作品です。たしかにお顔や衣が随分と違いますね。
絵画では、加藤東一先生の栄叡像も展示されていました。
東一先生と栄叡との間には千年以上の隔たりがあるため、資料集めに苦心されたようです。井上靖の小説『天平の甍』をもとにイメージを膨らませて描いたと解説がされていました。
岐阜で唐招提寺をはじめとする各所像の国宝重文の作品が鑑賞できる貴重な機会です。
芸術の秋のお出かけにいかがでしょうか(*^^*)
***展覧会詳細***
展覧会名:波濤を越えて 鑑真和上と美濃の僧・栄叡
展覧会期:10月8日(金)から11月23日(火・祝)まで
展覧会場:岐阜市歴史博物館(岐阜公園内)
岐阜県美術館・公式ウェブサイト
https://www.rekihaku.gifu.gifu.jp/
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展覧会名:文化の日 熊谷守一・香月泰男展
展覧会期:10月7日(木)から11月7日(日)まで(火曜水曜休廊)
展覧会場:柳ケ瀬画廊(岐阜市柳ケ瀬通3-21)
柳ケ瀬画廊・公式ウェブサイト
https://yanagase-web.com/
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.11.01
11月3日(水・祝)は開廊いたします
現在開催中の「文化の日 熊谷守一・香月泰男展」のお知らせです。
弊社はいつもは火曜水曜をお休みとさせていただいていますが、
11月3日(水・祝)は開廊させていただきます。
文化の日に皆様に作品をお楽しみいただけましたら幸いです。
熊谷守一先生の油彩画6作品/墨彩画1作品、
香月泰男先生の油彩画8作品/パステル画1作品を展覧予定です。
皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.10.29
《ブログ》旅の雑誌『ひととき』の岐阜特集
新幹線などで配布されている『ひととき』という月刊誌があります。
「読むたび、新しい旅」をキャッチコピーにした旅の雑誌です。
やはり新幹線で手に取られる機会が多いためか、存じあげている施設の方が過去に掲載されたら多くの観光客の方の反響があって驚いたとおっしゃってました。小説家の方のエッセイなども多く掲載されている落ち着いた品の良い雑誌です(*^^*)
今月号の特集は「飛騨高山 匠の椅子に会いにゆく」です。
芸人で小説家の又吉直樹さんが旅人となって、飛騨の家具メーカーや木工職人のもとを訪れた様子が20ページ以上にわたって特集されていました。画廊を訪れるコレクターの方には家具がお好きな方も多いので、私もお話を聞いて気になり、飛騨の家具メーカーめぐりをしたことがあります。
古くから「日本の五大家具産地」と呼ばれているので、歴史を感じる作品が多いと思っていましたが、そうした重厚な家具だけでなく現代風の家具や、デザイナーとのコラボ家具も多く、時代とともに良い意味で変わり続ける飛騨の元気が伝わってとても楽しい旅でした。
今回の特集で、さらに飛騨の家具が多くの方の目に留まって人気が出ると嬉しいですね(*^^*)
現在、柳ケ瀬画廊で開催している「文化の日 熊谷守一・香月泰男展」でも額縁職人の手がけた木製の一点ものの額縁で展示しています。額縁も作品の一部で、木の色や、上から金泥などを塗られている場合もそのわずかな色合いで作品の雰囲気ががらりと変わります。
ご来廊の際はぜひ額縁の木の質感や風合いもお楽しみいただけましたら幸いです。
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展覧会名:文化の日 熊谷守一・香月泰男展
展覧会期:10月7日(木)から11月7日(日)まで(火曜水曜休廊)
展覧会場:柳ケ瀬画廊(岐阜市柳ケ瀬通3-21)
柳ケ瀬画廊・公式ウェブサイト
https://yanagase-web.com/
柳ケ瀬画廊 市川瑛子