2024.05.24
《ブログ》岐阜高島屋さんで土屋禮一展が予定されています
柳ケ瀬画廊では常設展を開催中です。
熊谷守一、篠田桃紅、傍島幹司、田村幸帆などの15作品を展示しています。
次回は6月1日より香月泰男展を開催予定です。
さて、今日のブログは近隣美術展のご紹介です。
来週水曜より近くの岐阜高島屋さんで岐阜出身の日本画家・土屋禮一先生の展覧会がひらかれます。「有由有縁 土屋禮一展」という展覧会名で、5月29日(水)~6月3日(月)に10階催会場で予定されています。
展覧会名にある「有由有縁」という言葉は、昨年岐阜の「大垣市スイトピアセンターアートギャラリーでひらかれた土屋先生の展覧会名にも使われていましたね。故郷でも使われた言葉が、髙島屋さんの全国巡回展にのって全国をめぐって、また岐阜髙島屋さんでもみられるというのはなんだか嬉しいですね。
「有由有縁」という言葉の意味は、「生きているかぎり、人は何が起こるかわからず、誰に出会うかもわからない。時、所、人、物とこの世でのめぐりあいが人生の少なからぬ部分を占める。偶然のようであるが、起こってみれば必然のことである。」ということだそうです。
日本画家としての顔のほか、美大出の先生の顔や、名エッセイストの顔も持つ土屋先生らしい言葉で、作品にもそうした深い言葉が織り込まれているようで展覧会が楽しみになるタイトルですね。
展覧会は来週水曜からです。
郷土の大家の展覧会にぜひお出かけになってみてはいかがでしょうか。
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《ご紹介した展覧会の詳細》
展覧会名:「有由有縁 土屋禮一展」
展覧会期:2024年5月29日(水)から6月3日(月)まで
展覧会場:岐阜高島屋10階 催会場
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柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2024.05.23
《ブログ》傍島幹司作品が入りました
新しく傍島幹司さんの作品が入りました。
岐阜県関市出身・在住の洋画家の方です。
今回は「春雷」「茂みの小さな池で」「ギデオンの庭で」の近作2点をいただきました。
抒情的、神秘的な色面と色面の重なりが美しい、写実と抽象の間にあるような作品群です。
作品は3点ともに画廊にて展示しております。
また、5月17日から関市の三星刃物株式会社2階ギャラリーにて傍島先生の作品が公開されています。学生時代から今日までの作品を、滞欧スケッチ作品、名画の模写・研究作品などを含めて展示されているそうです。
下記の展覧会チラシは柳ケ瀬画廊店頭でも配布しています。
お気になられましたら来廊時にお持ちくださいませ。
EPSON MFP image
傍島幹司(そばじまーみきじ)略歴
1960年
岐阜県関市生まれ
1982年
岐阜大学教育学部美術工芸学科卒業
1984年
愛知県立芸術大学大学院美術学部絵画専攻修了
1991年
「第8回伊藤廉記念賞展」大賞受賞
1999年
「ACT大賞展」大賞受賞
2001年
「夢はるひ絵画ビエンナーレ」奨励賞受賞
2002年
「第37回昭和会展」昭和会賞受賞
シテデザール パリにて個展開催
2009年
「クロスアート展」(岐阜県美術館 / 岐阜)出品
2011年
個展「傍島幹司作品展」(関市立篠田桃紅美術空間 / 岐阜)出品
2014年
「写実画壇展」(上野の森美術館 / 東京)出品 以後毎年出品
「N+N展2014 油絵の魅力」(練馬区美術館 / 東京)出品
「関市の絵画4人展 後藤昭夫・石原ミチオ・新海修・傍島幹司」(
関市立篠田桃紅美術館 / 岐阜)出品
「世界水彩画トリエンナーレ」(韓国ソウル)招待出品
2016年
「DEL’ART CONTEMPLATIF三人展」(L’atelier Gustave パリ)出品
2017年
「FACE展」(損保ジャパン日本興亜美術館 / 東京)審査員特別賞受賞
2018年
個展「SWEET WOODS」(加藤栄三・東一記念美術館 / 岐阜)
2019年
「平成30年度岐阜市芸術文化奨励賞」受賞
個展「傍島幹司 水彩作品展2009 色彩浴」(岐阜現代美術館)
2020年 「メディアコスモス新春美術館 色即是芸展」(みんなの森 ぎふメデ
ィアコスモス みんなのギャラリ― / 岐阜)出品
2023年 「新風景の会」(古川美術館 / 愛知)出品
他 東京・岐阜で個展やグループ展を多数開催
現在 写実画壇同人、名古屋芸術大学名誉教授、NHKカルチャー名古屋講師
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2024.05.18
《予告》香月泰男展(6/1~6/23)
次回企画展の御案内です。
六月は久しぶりの「香月泰男展」を開催いたします。
香月泰男は日本近代洋画を代表する画家のひとりです。
戦前は抒情的な構図と色彩で評価され、第二次世界大戦従軍に伴う戦後のシベリヤ抑留からの帰国後はオークルとブラックを主とした画面で作られる「シベリヤ・シリーズ」を発表し、晩年にかけては母子や花々、旅行先の風景を描いた作品などでも人気を集めました。
故郷の山口県には香月泰男美術館も建てられています。
私も訪れたことがありますが、美術館に到着する前から道沿いにオブジェが設置されていて、香月先生が描いた故郷の山々なども臨み、まち全体が香月先生の雰囲気を持っていました。
柳ケ瀬画廊で開催する今回の「香月泰男展」では15点ほどを展覧致します。
油彩画8点、グワッシュ2点、版画6点の予定です。
皆さまの御清鑑を心よりお待ちしております。
ぜひお出かけくださいませ。
6月1日からの開催予定です。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2024.05.16
《ブログ》東京新聞さんで熊谷守一特集が組まれました
5月14日付の東京新聞さんで熊谷守一先生の特集が組まれました。
現在、豊島区立熊谷守一美術館さんで開催されている「熊谷守一美術館39周年展」にあわせた企画で、アートイラストレーターの杉全美帆子さんの優しいイラストが楽しい1/2面記事です。
豊島区立美術館さんでの展覧会は6月30日までの開催です。
岐阜の美術館の作品なども借りた大規模な展覧会です。
ぜひお出かけくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2024.05.12
《ブログ》NHK「理想的本棚」で熊谷守一先生が紹介されました
昨日5月11日放送のNHK「理想的本棚」にて、
『熊谷守一画文集 ひとりたのしむ』が取り上げられました。
この番組は、毎回テーマにあわせて理想の本を選ぶというもので、
今回は「ひとりぼっちの孤独を感じた時に読む本」の回でした。
再放送は5月16日(木)14時35分から放送されるそうです。
番組内ではブックディレクターの幅さんが、俳優の吉岡里帆さん、司書の太田 緑 ロランスさんとともに優しい言葉で熊谷守一先生のことと、本の見どころを紹介していらっしゃいました。
紹介されていた『熊谷守一画文集 ひとりたのしむ』は、熊谷守一先生の言葉と、熊谷守一先生の油彩画や日本画などの作品が一緒に紹介されている御本なので、番組内でも作品と言葉が一緒に取り上げられていて、熊谷先生の人柄などが伝わる内容になっていました。
少し変わったドラマ仕立ての案内も新しくて面白いです。
司書の太田緑ロランスさんのおっしゃっていた「人生の面白がり方を知っている」という言葉が、この本の魅力と、今の時代に読みたくなる感じが伝わって素敵ですね。
いま、発売元の求龍堂さんのオンラインストアを見たら、さっそく売り切れていました。
まだ書店さんなどでは売られているお店もあるようなので、よろしければお探しくださいませ。
大判で、一枚ずつの作品図版が大きくて、作品鑑賞が楽しめる画文集です。
https://www.kyuryudo.co.jp/shopdetail/003000000013
また、熊谷守一先生の作品は柳ケ瀬画廊にて多数展示中です。
画文集を楽しまれたあとは、ぜひ実作品もご覧くださいませ。
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《ご紹介したテレビ番組の詳細》
番組名 :理想的本棚 君だけのブックガイド
放送日時:2024年5月11日(土)21時から
再放送 :2024年5月16日(木)14時35分から
番組公式ウェブサイト
https://www.nhk.jp/p/ts/578Q5K3X59
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柳ケ瀬画廊 市川瑛子