柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2024.11.25

《ブログ》11月の熊谷守一展が会期満了いたしました

11月は「文化の日 熊谷守一展」を開催いたしておりました。
多くのお客様に御来店いただきまして、ありがとうございました。
昨日と今日は冬の寒さの為か、ご来店いただけるお客様が少ないため、お買い上げいただいた作品のご納品準備をすすめています。

販売した作品は1点ずつに愛着のある作品が多く、
熊谷先生の生き物の作品には「大切にしていただけるおうちにいけて、良かったね。長く可愛がっていただけるといいね。」と声をかけて作品を点検し、箱にいれて、包装紙にてお包みしていきます。

12月からは版画展を開催いたしますので展示替えもございます。
また、熊谷先生の油彩画を数点買い入れました。
お時間がございましたら、ぜひ画廊にお立ち寄りください。

 

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

2024.11.22

《ブログ》熊谷守一先生の版画制作工房「一柿木版社」

柳ケ瀬画廊では24日まで「文化の日 熊谷守一展」を開催中です。
油彩画の作品を新しく手に入れましたので、あわせて何点か飾り替えました。

さて、画廊の仕事をしていて、胸躍る出会いがございます。
今回の展覧会でも、ご来店いただいたお客様と熊谷守一先生の版画についてお話しておりましたところ、熊谷先生の存命中に熊谷版画を制作された工房・一柿木版社のご説明の際に「いちがきもくはんしゃ」とお伝えいたしましたら、「違いますよ、” いっしもくはんしゃ ” と読むのですよ」と教えていただきました。
「なぜ、ご存じなのですか」とお聞きしましたら一柿木版社さんの関係者の方でした。

その後、熊谷先生の生前版画についていろいろ教えていただけて、長く疑問に感じていた事柄についても丁寧にご教授いただけて、この出会いに感謝した一日でした。
柳ケ瀬画廊では岐阜新聞社さんとご一緒に、熊谷先生が存命中に制作した版画をまとめた『熊谷守一生前全版画集』を出版したことがございますが、そのための調査や研究や、その後の取りまとめの際にも分からなかったことがすっきりいたしました。
お帰りになられてからもさらにお聞きしておけばよかったことが沢山出てきたので、またの機会に教えていただきたいなと思っています。

知らなかったことを知ることができるのは、幸福な気持ちになります。
素敵な出会いに感謝です。

 

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

2024.11.16

《作品紹介》熊谷守一 水墨画 烏

柳ケ瀬画廊では24日まで「文化の日 熊谷守一展」を開催中です。

画廊にお越しいただいたお客様が、最初に目にされる作品が、
熊谷守一 水墨画 「からす」1964年作 です。

こちらの作品は、熊谷先生がご存命中に ご自身で1930年代から1970年代に描かれた水墨画作品の中からお好きな作品を選ばれ、一冊の本にまとめられた『熊谷守一自薦水墨画集』(昭和53年、神無書房)に掲載の作品です。
作品には熊谷守一水墨淡彩画鑑定登録会発行の鑑定証書がついていますが、何よりも熊谷先生自身が選ばれた自薦作品画集に掲載されているため、本来であれば鑑定証書が不要ともいえる作品です。作品を多く取り扱っておりますと、このように鑑定証書が不要の作品がございますが、そのひとつが本作です。

日本中どこにでもありそうな、のどかな風景を描いた水墨画です。
のびやかに描かれた烏からは、熊谷先生の生き物への愛情が感じられます。

熊谷先生は水墨画や墨彩画の作品を数多く描かれています。
お客様は赤色や黄色など色鮮やかな作品に興味を持たれることが多くございますが、グレーの優しいトーンで描かれた作品は、不思議と飽きることがなく心惹かれます。

昨日、長良川の河原を眺めておりましたら、烏が8羽ほど集まり、この作品の通りの構図で遊んでいるような、話をしているような様子でおりました。最近はいろいろ問題になっている烏ですが、野口雨情の童謡「七つの子」にもございますように、人に身近な鳥です。

心癒される作品です。
お時間がございましたらご覧くださいませ。

 

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

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