柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

   

画廊ブログ「絵画のたのしみ」

2022.07.02

《ブログ》「美術の森に生きるどうぶつたち」展(メナード美術館)

メナード美術館さん(愛知県小牧市)から、
「なつやすみ所蔵企画展 美術の森に生きるどうぶつたち」の
チラシをいただきました。

毎年、夏休みにあわせてひらかれる所蔵品展示です(*^^*)
夏休みの宿題のために来館したお子さんは、
入館料が半額になるサービスも行われています。

熊谷守一や梅原龍三郎、靉光、三岸好太郎といった油彩画家から、
加山又造や福田平八郎といった日本画家、
ピカソ、モネ、セザンヌ、ゴッホからリヒターまで、
展示される作家の名前を見ているだけでもワクワクする内容です。

熊谷守一作品からは、
チラシに掲載されている《牛》のほかに、
《群鶏》《斑猫》も展示されているそうです。

夏の楽しいお出かけにいかがでしょうか(*^^*)

また、柳ケ瀬画廊でも現在、「身近な美術品展」を開催しています。
こちらもぜひお出かけくださいませ。
《展示作家》
熊谷守一 石垣定哉 加藤良造 北川民次 里見勝蔵
篠田桃紅 傍島幹司 田村幸帆 矢橋六郎 ほか

 

***ご紹介した展覧会の詳細***

展覧会名:「美術の森に生きるどうぶつたち」展
展覧会期:7月2日(土)から9月25日(日)まで
展覧会場:メナード美術館
メナード美術館・公式ウェブサイト
https://museum.menard.co.jp/

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.06.30

《ブログ》「カラリストの世界」(三岸節子美術館)

一宮市三岸節子記念美術館さんで開催中の、
コレクション展「カラリストの世界」に出かけてまいりました。

愛知で学校や公共施設などを設計している浦野設計さんの建築が目を引きます。

織物工場のノコギリ屋根をモチーフにしたギザギザの屋根や、
節子さんの愛したヴェネツィアを連想させる水路などのある本館と、
アトリエを再現した土蔵の展示室などの建築も素敵な美術館です。

展覧会では28作品が鑑賞できました(*^^*)

「色彩の魔術師」と呼ばれたボナールの画集を読み、影響を受けていた初期の作品。
戦後に渡欧して、海外で日本人としての自分を再認識して描き始めた中期の埴輪や壺の作品。
そして、色彩がますます鮮やかになり、絵具層が厚みを増した晩年の作品。

多彩な年代の、小品から100号までの油彩画を中心に鑑賞できて楽しいひとときでした。

 

***ご紹介した展覧会の詳細***

展覧会名:「コレクション展『カラリストの世界』」
展覧会期:4月16日(土)から7月10日(日)まで
展覧会場:一宮市三岸節子記念美術館
一宮市三岸節子記念美術館・公式ウェブサイト
https://s-migishi.com/

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.06.23

《ブログ》「塔本シスコ展」(岐阜県美術館)

岐阜県美術館さんで開催中の、
『塔本シスコ展 シスコ・パラダイス』に出かけてまいりました。

塔本シスコさんは50歳を過ぎてから筆をとり、
91歳で亡くなるまで、毎日絵日記のように絵を描いた画家だそうです。

展示室を歩いていると、
塔本さんの毎日の嬉しいことや驚いたこと、
また、オリンピックなどの当時の大きなイベントのことなど、
絵日記を読ませてもらっている気分で、塔本さんの毎日を体感できます。

展示室は撮影OK、
お気に入りの作品をスマホで撮影する方が多くいらっしゃいました。

美術館での楽しかった気持ちを家に持ち帰れるようで嬉しいですね。

***

企画展示室のお隣の常設展示室では、4つの小展示もひらかれていました。
「1980年代の美術」「ルドンの色」
「日本からメキシコへ、メキシコから日本へ キシオ・ムラタ展」
「ぎふの日本画 東に歩む」

 

岐阜県美術館さんといえば、
秋には開館40周年を記念して、前田青邨展も開かれるそうです(*^^*)
芸術の秋に向けて今から楽しみですね。

また、柳ケ瀬画廊でも現在、「身近な美術品展」を開催しています。
今年の芸術の秋は、逸品展と熊谷守一展の二本立てで開催の予定です。
こちらもぜひお出かけくださいませ。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.06.20

《ブログ》柳ケ瀬でボテロの映画が公開されます

柳ケ瀬の「岐阜タカシマヤ」さんの向かいに、
歴史のある映画館の「CINEX(シネックス)」さんがあります。
スギ薬局さんやモスバーガーさんの入っているビルです。

美術関係者にとっては、よくアート関係の映画を上映されることでもお馴染みだったりします(*^^*)

そのCINEXさんで、いま、
映画『フエルナンド・ボテロ 豊満な人生』が、
6月24日まで限定上映されています。

一度見たら忘れられないような、肉感的な人物像で知られるボテロ。
南米コロンビアの出身で、90歳でご存命です。

7月16日からは、名古屋市美術館でも個展が開催されます。
『ボテロ展 ふくよかな魔法』という展覧会です。
映画とあわせて展覧会に出かけると、さらにボテロワールドを楽しめそうです。

映画の上映時間の詳細は、下記CINEXさんのウェブサイトからご確認ください。
http://www.tochiko.co.jp/schedule.html

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.06.19

《ブログ》散華

昨日、夕方のニュースを見ていたら、
【法隆寺 境内整備にクラウドファンディング一日で目標額の2倍に】が報道されていました。

コロナ禍で参拝者が減少してしまった法隆寺さんが、境内整備費用を集めるために、2000万円のクラウドファンディングを行ったそうです。
目標額の2000万円がたった半日で集まってしまうなんて、さすが法隆寺さんですね。

このクラウドファンディングでは、寄付してくださった方のために多彩な返礼品も揃っているそうで、そのなかで「散華」も紹介されていました。
美術業界ではたまに聞かれる「散華」は、蓮の葉の形の紙に絵や文字が書かれた紙です。ほとけさまや菩薩さまが来迎したときに華が降った故事にちなんで、寺院で法要が行われる際に蓮などが撒かれていたものが、紙で代用されるようになったことが由来といわれています。

散華の原画は多くの画家が手掛けていて、熊谷守一先生も薬師寺さんからの依頼で手掛けています。
散華のコレクターの方に見せていただいたら、蝦蟇や花などの、法要を彩りそうな華やかな散華でした(*^^*)

今回の法隆寺さんの散華も、安田靫彦先生、前田青邨先生、平山郁夫先生、吉岡堅二先生、吉田善彦先生など、名だたる日本画家の作品をうつした散華になっているそうです。画家のファンや、散華ファンを喜ばせそうですね。

法隆寺さんのクラウドファンディングは7月29日まで続くそうです。
気になる方はご覧になってみてはいかがでしょうか♬

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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