柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

   

画廊ブログ「絵画のたのしみ」

2022.07.09

《ブログ》滋賀県立陶芸の森、ミホミュージアム

柳ケ瀬画廊では「身近な美術品展」を開催しています。

熊谷守一、加藤良造、北川民次、
里見勝蔵、篠田桃紅、元永定正、矢橋六郎、など、
近現代の絵画18点を展覧しています。

皆さまの御清鑑をお待ちしております。

***

さて、先日お休みを利用して滋賀の美術館をまわってまいりました。

1館目は、「滋賀県立陶芸の森」さんです。
日本六古窯のひとつ・滋賀県甲賀市信楽近郊にある信楽焼エリアの美術館です。
美術館に着くまでにも、まちの至る所に信楽のたぬきがいました。
まち全体が陶芸の香りにつつまれています。

「滋賀県立の森」さんではまず広い広い敷地に驚きました。
地元の窯元やギャラリーの方たちが直売する作品が買える棟や、
滞在している世界各地のアーティストが制作している棟など、
歩くだけで軽い運動になりそうなほど広い敷地です。

開催中の「土に託されたきらめき~ 子どもたち×アーティスト/セラミックス最先端」展では、岡本太郎などのアーティストの作品と、地元の小学生らとの作品が展示されていました。

また、敷地内にはたくさんの陶芸作品が展示されていて、駐車場の車止めまで犬の陶器でできていました。

 

2館目は「ミホミュージアム」さんです。

I.M.ペイ氏が手掛けた建築がとても美しいミュージアムです。
中国系アメリカ人の方で、米国のジョン・F・ケネディ図書館や、
ルーブル美術館のガラスのピラミッドの設計で世界的に知られています。


美術館へのアプローチの橋です


美術館エントランスです
奥の景色も作品の様に見えますね(*^^*)

開催中の展覧会は、いま評判になっている「懐石の器(夏会期)」です。
前期にあたる春会期のときから、茶道家の方を中心に話題になっていた展覧会です。

ミホミュージアムさんが所蔵している懐石の器の名品、
光悦や乾山の名碗などが、
懐石の出される順序に従って紹介されています。
最後の展示室には、益田鈍翁や松永耳庵が旧蔵した大井戸茶碗「小一文字」も初展示されていました。

そして、展示だけでなく、お料理を盛りつけた写真も紹介されていて、
料亭で出されるお料理とは違い、亭主の方がお客様のためにふるまうお料理や和食の魅力も楽しめる展覧会でした。

ただ、新型コロナウイルス感染症の関係で事前予約が必要になっています。
お出かけの際は公式ウェブサイトをご確認されることをおすすめいたします。

 

***ご紹介した展覧会の詳細***

展覧会名:「土に託されたきらめき~ 子どもたち×アーティスト/セラミックス最先端」展
展覧会期:6月25日(土)から9月4日(日)まで
展覧会場:滋賀県立陶芸の森
滋賀県立陶芸の森・公式ウェブサイト
https://www.sccp.jp/exhibitions/15902/

***ご紹介した展覧会の詳細***

展覧会名:懐石の器(夏会期)
展覧会期:7月9日(土)から8月14日(日)まで
展覧会場:ミホミュージアム(要・事前予約)
ミホミュージアム・公式ウェブサイト
https://www.miho.jp/

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.07.07

《ブログ》「第5回アートラボぎふ」のチラシを配架中です

岐阜県の行っている「第5回アートラボぎふ」のチラシが届きました。

2018年にはじまった「清流の国ぎふ芸術祭」の一環として、
県内各地で様々なアートプログラムを楽しめるイベントです。

今回も、東濃・中濃・西濃・飛騨・岐阜の各エリアで、
ワークショップや講座が開かれます。
プログラムの詳細は公式サイト(https://artlabgifu-online.jp/)からも閲覧ができます。

チラシは弊社店頭でも配布しています。
ご興味のある方はどうぞお持ちくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.07.02

《ブログ》「美術の森に生きるどうぶつたち」展(メナード美術館)

メナード美術館さん(愛知県小牧市)から、
「なつやすみ所蔵企画展 美術の森に生きるどうぶつたち」の
チラシをいただきました。

毎年、夏休みにあわせてひらかれる所蔵品展示です(*^^*)
夏休みの宿題のために来館したお子さんは、
入館料が半額になるサービスも行われています。

熊谷守一や梅原龍三郎、靉光、三岸好太郎といった油彩画家から、
加山又造や福田平八郎といった日本画家、
ピカソ、モネ、セザンヌ、ゴッホからリヒターまで、
展示される作家の名前を見ているだけでもワクワクする内容です。

熊谷守一作品からは、
チラシに掲載されている《牛》のほかに、
《群鶏》《斑猫》も展示されているそうです。

夏の楽しいお出かけにいかがでしょうか(*^^*)

また、柳ケ瀬画廊でも現在、「身近な美術品展」を開催しています。
こちらもぜひお出かけくださいませ。
《展示作家》
熊谷守一 石垣定哉 加藤良造 北川民次 里見勝蔵
篠田桃紅 傍島幹司 田村幸帆 矢橋六郎 ほか

 

***ご紹介した展覧会の詳細***

展覧会名:「美術の森に生きるどうぶつたち」展
展覧会期:7月2日(土)から9月25日(日)まで
展覧会場:メナード美術館
メナード美術館・公式ウェブサイト
https://museum.menard.co.jp/

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.06.30

《ブログ》「カラリストの世界」(三岸節子美術館)

一宮市三岸節子記念美術館さんで開催中の、
コレクション展「カラリストの世界」に出かけてまいりました。

愛知で学校や公共施設などを設計している浦野設計さんの建築が目を引きます。

織物工場のノコギリ屋根をモチーフにしたギザギザの屋根や、
節子さんの愛したヴェネツィアを連想させる水路などのある本館と、
アトリエを再現した土蔵の展示室などの建築も素敵な美術館です。

展覧会では28作品が鑑賞できました(*^^*)

「色彩の魔術師」と呼ばれたボナールの画集を読み、影響を受けていた初期の作品。
戦後に渡欧して、海外で日本人としての自分を再認識して描き始めた中期の埴輪や壺の作品。
そして、色彩がますます鮮やかになり、絵具層が厚みを増した晩年の作品。

多彩な年代の、小品から100号までの油彩画を中心に鑑賞できて楽しいひとときでした。

 

***ご紹介した展覧会の詳細***

展覧会名:「コレクション展『カラリストの世界』」
展覧会期:4月16日(土)から7月10日(日)まで
展覧会場:一宮市三岸節子記念美術館
一宮市三岸節子記念美術館・公式ウェブサイト
https://s-migishi.com/

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.06.23

《ブログ》「塔本シスコ展」(岐阜県美術館)

岐阜県美術館さんで開催中の、
『塔本シスコ展 シスコ・パラダイス』に出かけてまいりました。

塔本シスコさんは50歳を過ぎてから筆をとり、
91歳で亡くなるまで、毎日絵日記のように絵を描いた画家だそうです。

展示室を歩いていると、
塔本さんの毎日の嬉しいことや驚いたこと、
また、オリンピックなどの当時の大きなイベントのことなど、
絵日記を読ませてもらっている気分で、塔本さんの毎日を体感できます。

展示室は撮影OK、
お気に入りの作品をスマホで撮影する方が多くいらっしゃいました。

美術館での楽しかった気持ちを家に持ち帰れるようで嬉しいですね。

***

企画展示室のお隣の常設展示室では、4つの小展示もひらかれていました。
「1980年代の美術」「ルドンの色」
「日本からメキシコへ、メキシコから日本へ キシオ・ムラタ展」
「ぎふの日本画 東に歩む」

 

岐阜県美術館さんといえば、
秋には開館40周年を記念して、前田青邨展も開かれるそうです(*^^*)
芸術の秋に向けて今から楽しみですね。

また、柳ケ瀬画廊でも現在、「身近な美術品展」を開催しています。
今年の芸術の秋は、逸品展と熊谷守一展の二本立てで開催の予定です。
こちらもぜひお出かけくださいませ。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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