柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

   

画廊ブログ「絵画のたのしみ」

2022.05.11

《ブログ》志茂浩和作品

明日から、岐阜市内では「岐阜アートギャザリング2022」というアートイベントがはじまります。

岐阜市と東京都豊島区の都市間連携のひとつとして、
豊島区で開催されている「池袋アートギャザリング公募展」入賞者から選ばれた選抜作家が展示されます。

展示されるのは10作家・46作品、
これらの作品が「十六銀行本店1Fギャラリー」「岐阜信用金庫本店営業部1Fギャラリー」「柳ケ瀬画廊」の市内3会場に分散展示されます。

 

昨日は「岐阜信用金庫 本店営業部 ギャラリー」に志茂浩和先生の作品が設置されたため、一足先に拝見してまいりました。

映像インスタレーションの作品です。

普段、画廊では油彩画や日本画、彫刻といった動かない作品を扱っているので、
こうした映像や音響の作品はとても新鮮に感じます。

上記の作品は「雨の碑」というタイトルで、まるで中に人が入っているようなリアルな人物が 画面に入れ代わり立ち代わり現れ、人々に雨が降っているような演出がされています。
近くに行くと雨音も聞こえます。

じっと見ていると、人物が雨に手を触れたり、祈るようなしぐさをするときだけ音が止んでいました。
雨にはパンデミックのイメージも重ねられているそうです。
今の時代を生きるアーティストが、この時代に制作した意味が強く感じられますね(*^^*)

 

「岐阜アートギャザリング2022」は明日5月11日からの開催です。
気候の良い初夏のお出かけに、ぜひアート巡りをお楽しみくださいませ。

柳ケ瀬画廊も連動で「選抜作家展」にて8作家28作品を展覧いたします。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.05.08

五月の展覧会準備が整いました

五月の柳ケ瀬画廊は 若葉の季節にふさわしい、若い画家8名の展覧会です。
若い画家ではありますが、大きな公募展から選ばれた実力のある方ばかりです。

ショーウィンドウには、蜜蝋を用いて制作されたギター(演奏できます)を展示しました。
柳ケ瀬画廊内には、油彩画・日本画・漆・テラコッタなど、様々に技法の作品が28点展示されています。

金華山の麓 加藤栄三東一記念美術館館にても展示がございます。
柳ケ瀬画廊から、徒歩圏内の 十六銀行本店ギャラリー・岐阜信用金庫本店営業部ギャラリーにても作品が展示されています。
歩いてお出かけのお客様には、わかりやすい地図付きのパンフレットもご用意がございます。

5月11日(水)からの開催となります。
これからの若い画家の作品展をお楽しみください。

 

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

2022.05.07

《作品紹介》中島淳志作品

柳ケ瀬画廊はゴールデンウイーク休廊中です。

***

画廊では、今月の企画展「岐阜アートギャザリング2022 選抜作家展」の準備が進んでいます
油彩画、日本画、水墨画、漆工芸、テラコッタ、自作楽器 など、
8名の作家による多彩な作品を展示するグループ展です。

 

昨日は 出品作家の中島淳志先生が作品搬入に来廊されました。
東京藝術大学を卒業し、古代ギリシャの遺跡や彫刻を墨で描いている水墨画家
です。

《左》
中島淳志「マルチェッロ劇場」墨・画仙紙 2022年
6万6000円(税込)

《右》
中島淳志「犬型リュトン」墨・老灰紙 2020年
5万2800円(税込)

実作品を拝見したとき、墨の黒の美しさに驚きました。
お話を伺うと、紙の一枚一枚、墨の一色一色に意思を持ち、百年ほど前の墨は紙の表と裏から差しているそうです。墨の緩急や濃淡の繊細さが魅力です。

***

【中島先生 在廊日のお知らせ】

中島先生は下記日程で柳ケ瀬画廊にお越しになります。

・5月11日(水)13時から16時
・5月15日(日)13時から16時

***

中島先生をはじめとする8作家が揃う「岐阜アートギャザリング2022選抜作家展」は5月11日からの開催です。
ぜひお出かけくださいませ。

皆様のご来廊を心よりお待ちしております。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.05.04

《作品紹介》北浦雄大作品

柳ケ瀬画廊はゴールデンウイーク休廊中です。

***

画廊では、5月の企画展「岐阜アートギャザリング2022 選抜作家展」の準備が進んでいます
油彩画、日本画、水墨画、漆工芸、テラコッタ、自作楽器 など、
8名の作家による多彩な作品を展示するグループ展です(*^^*)

 

昨日は 出品作家の北浦雄大先生が作品搬入に来廊されました。
京都市立芸術大学卒業後、京都を中心に寺院などでの展示も行う漆芸作家です。


北浦雄大「月 阿吽」乾漆・溜塗・変塗り2021年
25万円(税込)


遠くで見たとき、近くで見たとき、それぞれ素材の美しさがある作品です


北浦雄大「円環」乾漆・溜塗・変塗り 2021年
40万円(税込)

 

大学時代から縄文と漆の可能性を探求した制作が続いていましたが、昨年からは奈良伝統工芸後継者育成制度の研修生として正倉院宝物の厚貝の加飾技法についても学び、作品にも新しい展開が感じられるようになっています。

なお、北浦先生の作品は、加藤栄三・東一記念美術館の中庭でも展示されています。
桜の木の枝の上と下に設置されているので、お出かけの際はぜひご覧になってみてくださいませ。

また、先月には「第31回 一般社団法人 工芸美術 日工会展」奨励賞を受賞されたことも発表されています。

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北浦先生をはじめとする8作家が揃う「岐阜アートギャザリング2022選抜作家展」は5月11日からの開催です。
皆様のご来廊を心よりお待ちしております。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.04.30

《作品紹介》平松嵩児作品

柳ケ瀬画廊はゴールデンウイーク休廊中です。

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画廊のなかでは、5月の企画展「岐阜アートギャザリング2022 選抜作家展」の準備が進んでいます
油彩画、日本画、水墨画、漆芸、テラコッタ、自作楽器など、
8名の作家による多彩な作品を展示するグループ展です(*^^*)

昨日は 出品作家の平松嵩児先生が作品搬入に来廊されました。
三重県を中心に活動していて、動物のテラコッタを制作されている彫刻家です。


平松嵩児「吹きさらしの記憶」テラコッタ・彩色 2021年
11万円(税抜)

水牛の親子の作品です。
二体で一対の作品となります。


平松嵩児「翳し(かざし)」テラコッタ・ガラス・彩色 2022年
7万円(税抜)

ライオンの作品です。
瞳にはガラスが当てられています。
この作品は平置きのほか、壁掛けで飾ることもできる作品です。

なお、平松先生の作品は現在、加藤栄三・東一記念美術館のエントランスにも大作が展示されています。
先日、見せていただいたら背景に金華山の緑が見える場所で、生命力が瑞々しく引き立てられていました。

魅力のある作品は展示する場所によって表情を変えてくれるので、見る楽しみがありますね。
画廊で多く扱っている熊谷作品について、以前コレクターの方が、朝の光、昼の光、夕暮れの光で違った作品のように見えるから楽しいんだと教えてくださったことを思い出します。

***

平松先生を皮切りに8作家が揃う「岐阜アートギャザリング2022選抜作家展」は5月11日からの開催です。
皆様のご来廊を心よりお待ちしております。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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