柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

   

画廊ブログ「絵画のたのしみ」

2022.06.09

【予告】身近な美術品展(6/16~7/10)

次回企画展のお知らせです。

柳ケ瀬画廊では、下記の通り企画展を開催いたします。

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『身近な美術品展』
6月16日(木)から7月10日まで
火曜水曜休廊、10時から18時まで

《出品予定作家》
石垣定哉、熊谷守一、熊谷榧*、小磯良平*、
篠田桃紅、小杉小二郎*、元永定正、矢橋六郎、
山口薫、ピカソ*
(*は版画作品のみの出品)

**********

久しぶりの「身近な美術品展」です。

幅広いジャンルの多彩な作家を揃え、
現代美術から、お値打ちな版画作品まで、
幅広く展覧しています。

お時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.06.05

《ブログ》「熊谷守一美術館37周年展」(豊島区立熊谷守一美術館)

東京の「豊島区立熊谷守一美術館」さんで、
年に一度の特別企画展『熊谷守一美術館37周年展』が開催されています。

普段から熊谷守一作品を展示している同館ですが、
年に一度のこの特別企画展のときは1階から3階まで全てが熊谷守一展示になります。
(普段は3階はレンタルギャラリ―として市民の方々に貸し出されています)

入口には大きな『赤蟻』のレリーフがあり、フォトスポットになっています。
建物の奥を見上げると、上のほうにも『熊蜂』のレリーフもあるので、お出かけの際はぜひ探してみてくださいませ(*^^*)

館内は1階と2階は絵画作品が展示されています。
油彩画、パステル、墨彩画、素描、ブロンズなど、多彩な熊谷作品を楽しめます。
今回は、熊谷先生の故郷・岐阜県中津川市付知町にある「公益財団法人 熊谷守一つけち記念館」さんから20作品が貸し出されていました。

また、ファンの方に嬉しいのは3階の遺品展示です。
『3階展示室 遺品・生活資料展示』として、熊谷先生が使っていた身のまわりのものが展示されていました。丁寧に資料ごとの解説があるので、どんな道具でどのように使われていたかなども分かって、熊谷先生が使っている様子を想像したりして楽しめます。

 

熊谷守一作品は柳ケ瀬画廊でも展示しています。
美術館と画廊では、ライトや作品との距離感も違っていて、同じ作品でも異なる魅力や表情が楽しめます。ぜひ画廊にも遊びにいらしてくださいませ。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

 

***ご紹介した展覧会の詳細***

展覧会名:特別企画展「熊谷守一美術館37周年展」
展覧会期:4月12日(火)から7月3日(日)まで
展覧会場:豊島区立熊谷守一美術館(東京都豊島区)
豊島区立熊谷守一美術館・公式ウェブサイト
http://kumagai-morikazu.jp/

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

 

2022.06.04

《ブログ》「篠田桃紅展」(東京オペラシティ アートギャラリー)

現在、岐阜ゆかりの篠田桃紅先生の回顧展が、東京で開催されています。

新宿にある美術館「東京オペラシティ アートギャラリー」の、
『篠田桃紅展 TOKO SHINODA a retrospective』です。

出張にあわせて展覧会を拝見してまいりました。

「東京オペラシティ」は劇場やオフィスなどの入っている大きな複合施設です。
初台駅から直結しているので、雨の日でも傘を使わずに出かけることができます。
施設内にはゴームリーやボロフスキーの彫刻もあり、モダンな雰囲気です。

施設の3階にアートギャラリーはあります。
約130点の作品・資料が鑑賞できました。

展示室では、初期から晩年までの作品が時系列順に展示されています。
お若い頃に、文字のかたちを崩して前衛の書を描いていたところから、次第に抽象的な、グラフィック的な領域に進んでいく作品変遷が、私たちも歩いて時間を経ながら、桃紅先生とともに年を重ねていくように鑑賞できます。
また、過去に制作した作品を、数年、数十年経って再び制作していることも見られました。「この作品、見覚えがある」と思って展示室を戻ると、同じような作品が展示されています。ただ、若い頃はエッジが凛としているのに対して、お年を重ねると空間全体を楽しんでいるような作風に変わっていて、同じような構成でも違った魅力がありました。

1点だけで鑑賞しても素敵ですが、こうした楽しみは大規模な回顧展ならではですね!

展覧会では、所蔵先に岐阜の企業・美術館の名前もたくさん見かけました。
生前から篠田先生を支援されていた鍋屋バイテックさんや、岐阜現代美術財団さんなど。
篠田先生は、お父様が東亜煙草株式会社の大連支店長に勤めていらっしゃった関係で満州生まれではありますが、お父様の出身地の岐阜を大切に思ってくださっていたといいます。そうした岐阜との縁が、所蔵先のプレートからも感じられて、地元の画廊としてとても嬉しかったです。

 

篠田桃紅作品は柳ケ瀬画廊でも展示中です。
お時間ございましたらぜひ画廊にもお出かけくださいませ。

 

***ご紹介した展覧会の詳細***

展覧会名:「篠田桃紅展 TOKO SHINODA a retrospective」
展覧会期:4月16日(土)から6月22日(水)まで
展覧会場:東京オペラシティ アートギャラリー(東京都新宿区)
東京オペラシティ アートギャラリー・公式ウェブサイト
https://www.operacity.jp/ag/

 

※尚、都内では「菊池寛実記念 智美術館」さんでも『篠田桃紅 夢の浮橋』展(6/18~8/28)が開催予定です。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.06.02

初夏の常設展(6/2~6/12)

6月前半は「初夏の常設展」を開催いたしております。

画廊の手前では、お手に取りやすい作品を展示しました。
梅雨が近づき、ご自宅で過ごす時間が増えるこの時期に、
気持ちが華やぐような素描・版画作品をご案内しています。

画廊の奥では、熊谷守一、篠田桃紅を展示いたしております。
どちらも岐阜に美術館のある、県ゆかりの画家です。
都内でも「熊谷守一美術館37周年展」(豊島区立熊谷守一美術館/池袋)、「篠田桃紅展 TOKO SHINODA : a retrospective」(東京オペラシティアートギャラリー)が開かれています(*^^*)

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

***

尚、次回の企画展は6月16日より「身近な美術品展」を開催予定です。
こちらもぜひお楽しみくださいませ。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.05.29

《ブログ》柳ケ瀬画廊の包装紙

画廊では、27日まで開催していた「岐阜アートギャザリング2022 選抜作家展」で売約になった作品のお届け準備を進めています。

贈り物の作品は、ご要望に応じて柳ケ瀬画廊の包装紙にお包みしています。
熊谷守一さんとも交流のあった岐阜市内の「タカダ印刷」さんに作っていただいたオリジナルの包装紙です。私が小さい頃からこの包装紙は使われていて、両親がお客様のためにお包みしてリボンをかける姿を見ていたので、いまは私の番になりましたが、歴史を感じながらお包みしています。

包装紙に包まれると、作品がおしゃれな洋服を着たようです。

御自分の作品のためにも、そして、もちろんプレゼントのためにも、ご希望ございましたらお気軽にお申しつけくださいませ(*^^*)

 

柳ケ瀬画廊では「初夏の常設展」を開催中です。

プレゼントにもぴったりな、パリ風景、ベニス風景、桃、さくらんぼ、などの素描や版画も取り揃えております。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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