柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

   

画廊ブログ「絵画のたのしみ」

2023.03.02

《ブログ》柳ケ瀬でワークショップがひらかれます(3/6締切)

今月、柳ケ瀬商店街にオープンする「柳ケ瀬グラッスル35」、
この施設で4月1日2日にアートワークショップイベントが開催されます。

現代芸術家で岐阜県美術館館長でもある日比野克彦さんとともに、
施設の名前にちなんだ35枚のパネルにタイルや石を生めて、
大きな壁画を作ろうというイベントだそうです。

申込締切が 今週末3月6日(月)までのため、
気になられる方はお急ぎくださいませ(*^^*)

申込先のメールアドレスなどは、
下記の「岐阜グラッスル35」公式サイトに記載されています。

岐阜グラッスル35公式サイト(外部リンクに飛びます)

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2023.03.01

【ご案内】開廊時間変更のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます。

誠に勝手ながら 柳ケ瀬画廊では
2023年3月1日より 下記の通り開廊時間を変更させていただきます。

 

【新規 開廊時間】11時から17時まで

休廊日はこれまで通り、火曜日・水曜日です。
どうぞよろしくお願いいたします。

柳ケ瀬画廊

2023.01.20

《ブログ》愛知県美術館にて熊谷守一特集展示

柳ケ瀬画廊では新年恒例「新春逸品展」を開催中です。

さて、お隣の県の愛知県美術館では「岡本太郎展」がひらかれています。
代表作を含めた約300点が展示されているそうで、
最大規模のスケールの岡本太郎展といわれています。

実は岡本太郎は岐阜ともゆかりの深いアーティストで、
太郎の父・岡本一平は晩年を岐阜県美濃加茂市で過ごしています。
今でこそ岡本太郎の方が認知度が高くなりましたが、当時は「岡本一平の息子・太郎」といわれていたほどに一平はとても有名な芸術家でした。東京を中心に活躍していた一平でしたが、知人が岐阜にいた縁から晩年は美濃加茂に移り住み、この地で17音からなる「漫俳」をこの地で提唱するなどの芸術活動を続けています。

思わぬご縁があるのですね。
太郎さんが身近に感じます。

さて、そんな「岡本太郎展」を開催中の愛知県美術館では、
コレクション展⽰室6で「熊⾕守⼀ ⽊村定三の眼」という特集展示がおこなわれています。

熊谷守一の油彩画、日本画、書、絵付茶盌など37点がずらりと展示中です。

展示の説明文には「⽊村定三⽒による『熊⾕守⼀作品撰集』にならい、絵画だけではなく熊⾕芸術の全領域にわたる作品を、⽒による作品解説とともに紹介します。」(愛知県美術館ウェブサイトより転載)と書かれています。
木村定三さんという方は、熊谷守一先生を中期から晩年にかけて支援したコレクターであり、愛知県美術館に3000点以上の重要文化財を含む作品を寄贈した大蒐集家でもある人物です。ただコレクションするだけでなく『熊谷守一作品撰集』という図版入りの大型図録を作ったり、熊谷芸術についての文章を書いて発表したり、時には、熊谷先生にこういうものを描いみてはどうかと語りかけてみたりと、ただのコレクターの枠に収まらない方としても知られています。
今回の展示は木村さんの目を通した熊谷作品が楽しめそうで、素敵な展示です。

油彩画「猫」「たまご」、日本画の「蝶にゼラニューム」など、人気の作品も展示されているようです。
岡本太郎展とあわせてお出かけになってみてはいかがでしょうか。

 

 

***ご紹介した展覧会の詳細***

展覧会名:「岡本太郎展」展
展覧会期:1月14日(土)から3月14日(火)まで
展覧会場:愛知県美術館(愛知県名古屋市)

展覧会名:常設展示室6「熊⾕守⼀ ⽊村定三の眼」特集
展覧会期:1月14日(土)から3月14日(火)まで
展覧会場:愛知県美術館(愛知県名古屋市)

愛知県美術館さんの公式ウェブサイト
https://www-art.aac.pref.aichi.jp/index.html

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2023.01.16

《ブログ》掛軸をお調べする

年末にお客様から古い掛軸の売却のご依頼を承りました。
先々代からの作品でどのような作家なのかわからないので売却前に調べてほしいとのご依頼でした。

まず、撮影です。
作品と併せて落款・サイン・箱書の表裏の拡大写真を撮りました。
作品はとても大切に保存されていましたので、シミもなく作業が捗りました。

お調べしていくうちに、先代・先々代の方はお住まい地域出身で名を成された方を収集されたようでした。箱と中身が違っていたり、作家の名前がどうしても分からない作品もありましたが、教養が足りない私は、打ち出の小づちの本「くずしじ辞典」と「AIくずし字認識アプリ みを」、「AIくずし字認識検索」、といった便利ネット辞書を使いながらなんとか、すべての作品をお調べできました。

知るは楽しみなりと有名なアナウンサーの方がおっしゃってらっしゃいましたが
知らないことを知るという事は楽しい作業です。
テレビで華やかに紹介され、大きくスポットが当たる作家ばかりでなく、身近にも素晴らしい作品を残された才能ある作家があることを知ることができました。
2月になりましたら、縁の深い記念館をいくつか訪ねてみようと思います。

 

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

2023.01.13

《ブログ》熊谷先生 書 無一物

一月半ば、厳冬のこの時期ですが、今日は春のようなあたたかな一日となりました。
まだまだ春は遠いとは思いますが、蝋梅と梅花の開花が待ち遠しくなりました。

さて、現在開催中の新春逸品展にて
熊谷守一先生の書「無一物」の作品を展示いたしております。
こちらの作品は 熊谷守一生前全版画集に掲載されております、
唯一の書作品「無一物」原画作品です。

展覧会準備で作品を展示して作品を眺めていましたところ、以前にこの作品を観たことがある気がしてしばらく考えてみました。ふと版画集掲載の作品によく似ていることに気が付き、画集を横に並べて慎重に確認しました。まさに、展示の作品が原画作品でした! ! 新春一番の驚きでした。
全国の画廊の中から弊社の画廊にやってきた今回の「無一物」の作品です。
仕事の中で、このようなささやかな出会いが、心をほんわかと温かく幸せな気持ちしてくれます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

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