2024.04.07
《ブログ》岐阜新聞さんに掲載いただきました
昨日付の岐阜新聞さんにて、熊谷守一展を取り上げていただきました。
記事でも触れていただいておりますが、
本展では久しぶりに蝶、猫、蟻のモチーフが揃いました。
植物の作品とあわせて、人気の高い熊谷作品のモチーフです。
蝶は油彩画、猫は木版画、蟻は墨彩画でそれぞれ展示しております。
蝶はお写真に出ている揚羽蝶の作品です。
以前、昆虫学者の方がテレビのインタビューでお話されていたのですが、蝶には4枚の羽があって、上の羽と下の羽がそれぞれ2枚あるそうです。そして、上の羽と下の羽をそれぞれ動かして羽ばたいているそうで、熊谷作品はその上と下の羽が描き分けられているということをおっしゃっていました。
熊谷先生の蝶がいつも瑞々しく飛んでいるような感じがするのはそのせいかと納得しました。
熊谷先生は晩年は自宅からほぼ出ることなく、自宅と、自宅の庭で出会う動植物や雨粒、光などを熱心に観察して描いていたことで知られますが、そうした観察眼が光る作品ですね。
柳ケ瀬画廊の熊谷守一展は28日(日)までの開催です。
ぜひお出かけくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2024.04.06
《作品紹介》熊谷守一 墨彩画 花に蟻
今週から春の熊谷守一展がはじまりました。
油彩画・日本画・書・版画の23作品を展示しています。
今回、久しぶりに熊谷先生の蟻の作品が手に入りました。
桃色の花のまわりを蟻たちが歩いている構図で、
蟻には綺麗な青色の絵具が塗られています。
花の桃色と蟻の青色の色の対比が美しい墨彩画です。
熊谷先生の有名な言葉に「蟻は左の二番目の足から歩き出す」という言葉があります。
晩年、ほぼ自宅から出ることなく、自宅と自宅の庭で植物や動物、昆虫を観察し続けていた熊谷がいのちに向けた鋭いまなざしが感じられる言葉だと思います。
以前、当時を知る方にそのことを聞きましたら、熊谷邸の庭はところどころに盛り土がされていて、低いところにゴザを敷いて寝転がると、上の方から降りてくる蟻が良く見えるそうで、熊谷先生はその蟻の足の動きをじっと眺めていたそうです。そうしたお話を思い出しながら作品を見ていると、蟻が今にも動き出しそうな、動いているような雰囲気がしてさらに楽しく感じられる気がします。
作品は画廊に展示しております。
お気になられましたら鑑賞にお出かけくださいませ。
4月28日までの展示予定です。火曜水曜定休。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2024.04.04
生誕144年 熊谷守一展(4/4~4/28)
本日より毎春恒例の熊谷守一展がはじまりました。
毎年、春と秋に開催している熊谷守一先生の企画展です。
先代社長が交流のあった武者小路実篤先生から、岐阜出身というご縁で熊谷守一先生をご紹介いただいたときから今日まで、長年取扱いを続けてまいりました熊谷先生の展覧会です。
今年は油彩画・日本画・書・版画の名品23作品が揃いました。
油彩画で描かれた蝶々、墨彩画の蟻、書の獨樂や五風十雨、木版画の猫など、
熊谷先生らしいモチーフの様々な技法の作品を展示しております。
4月4日(木)から4月28日(日)までの開催です。
ぜひお出かけくださいませ。
尚、4月6日(土)7日(日)の岐阜市内は道三まつりが開催されています。
周辺の公共交通機関や駐車場が混み合うことが予想されますので、お出かけの際はお気をつけくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2024.03.30
《ブログ》今年も「ぎふの画廊めぐり」に参加いたします
今年も柳ケ瀬画廊は「ぎふの画廊めぐり」に参加いたします。
「ぎふの画廊めぐり」は、普段はそれぞれ活動している岐阜市内の画廊5軒が協力して、同時期に企画展を開催し、共通リーフレットを作成・配布することで市民の皆さまに展覧会から展覧会へ、画廊から画廊へのまちあるきを楽しんでいただこうと始まったアートイベントです。
1997年に始まって、今年で30回目を迎えました。
柳ケ瀬画廊は熊谷守一展で参加いたします。
会期中は画廊めぐりのフラッグもかけておりますので、
ぜひお気軽にお出かけくださいませ。
皆さまのお越しをお待ちしております。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2024.03.28
《作品紹介》熊谷守一 木版画 桜
岐阜市内もようやく少し暖かくなってまいりましたね。
毎年多くの人で賑わう伊奈波神社さんの参道の桜道でも、桜が何輪か花を開かせていました。
いよいよ春ですね。
季節ですので、熊谷守一先生の木版画「桜」を飾りました。
小鳥が桜の花の枝にとまっている構図の作品です。
この作品の原画の油彩画は、東京の豊島区立熊谷守一美術館さんがご所蔵で、絵葉書などにもなって親しまれているのでご覧になられたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
以前、鳥にお詳しいお客様から、鷽(ウソ)という鳥で、とても綺麗な声で鳴くと教えていただいたことがございます。
調べてみたら、「古くは人間が吹く口笛のことをオソと呼び、この鳥の鳴き声が口笛のようなのでウソとなったとか」(出典:ウソ 日本の鳥百科 サントリーの愛鳥活動)と書かれていました。熊谷先生は鳥が好きで、数十羽の鳥を飼育されていたこともありましたので、飼っていらしたのかもしれませんね。
作品は、桜の花のピンクと、鳥のグレーやパープルの組み合わせが美しい木版画です。
熊谷守一先生の生前に監修され、世に出た版画作品です。
お気になられましたら、鑑賞にお出かけくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子