柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2020.07.13

《作品入荷》熊谷守一 書 人生無根蔕

熊谷守一 書 額装 「人生無根蔕」を展示いたしました。

「五風十雨」「独楽」とならんで 熊谷先生のお好きでいらした 言葉で
有名な詩の一節です。お客様から よくお尋ねがございます。

作者は 陶潜(とうせん〔365-427〕六朝時代の東晋の詩人)です。

人生無根蔕 人生 根蔕無し
飄如陌上塵 飄として 陌上の塵の如し
分散遂風轉 分散して 風を遂うて転ず
此已非常身 此れ已に 常の身に非ず
落地為兄弟 地に落ちて 兄弟と為る
何必骨肉親 何ぞ必ずしも 骨肉の親のみならん
得歡當作樂 歓を得ては 当に楽しみを作すべし
斗酒聚比隣 斗酒 比隣を聚む
盛年不重來 盛年 重ねて来らず
一日難再晨 一日再び 晨なり難し
及時當勉勵 時に及んで 当に勉励すべし
歳月不待人 歳月は 人を待たず

[通釈]
人生には根蔕(根蔕=根底と同義)のようにしっかりした拠り所がない。
あてどなく舞い上がる、路上の塵のようなものだ。
風のまにまに吹きとばされて、
この身はもはや、もとの姿をとどめない。
生まれたからには誰でも兄弟のようなもの。
必ずしも血のつながりにこだわる必要はない。
嬉しい時は、心行くまで楽しみ、
たっぷり酒を用意して、近所の人々と飲もうではないか。
若い時は二度とやってこない。
一日の内二回も朝が来るわけがない。
楽しめる時には精一杯楽しもう。
歳月は人を待ってはくれないのだから。

[参考文献] 広辞苑第4版(新村出編 岩波書店)

味わいのある作品です。

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

2020.07.10

《作品入荷》熊谷守一 木版画「蟻」

お客様からお訊ねの多い 熊谷守一 木版画 「蟻」作品が入りました。
青色に彩色された蟻と柔らかな緑の双葉で構成された作品です。

本日、河童の作品と替えて、ウインドーに展示いたしました。

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

2020.07.04

《作品入荷》瑛九

瑛九の銅版画・自筆サイン・作家自摺版が入りました。
「エロチカ 夜明(裸婦)」
大変希少な作品です。

多彩な才能で知られ、
2011年には『生誕100年記念 瑛九展』故郷宮崎県にて開催されました。

2016-2017年には、東京国立美術館にて
瑛九1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす』が開催されています。

ステイホームで自宅で過ごす時間が多くなったからでしょうか
自宅で楽しむ作品をお探しの方がご来廊いただいています。

これからの時代を担う若い画家の作品の魅力もございますが
多くのファンに長く愛される物故画家には 奥深い魅力があります。
ご自宅で美術品とゆったりと至福の時間をお過ごしいただけるお役に立てばと存じます。

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

2020.07.02

《作品入荷》熊谷守一 河童

熊谷守一先生 木版画 「河童」入りました。
熊谷先生 91歳の 1971年に制作された   限定120部の作品です。

熊谷先生は写実が基本ですが、河童は実在しないものですので珍しい画題です。
墨彩画も2点ほど扱ったことがございますが 版画も魅力があります。
今回ご案内の作品は、生前版画集の中でも1点だけしかない河童の図柄です。
可愛い河童ではなく、ギョロッとした目の迫力ある河童で、
河童は縁起物・守り神として 家に一点欲しいと購入される方もいらっしゃいます。

作品は厚手の和紙で製作されていて、余白が大きい作品ですが
額縁を絞って 河童を強調して仕上げました。
今日届いたばかりの、夏に涼しげな 河童です。
額装ですが、床の間にも合うように上品な額装で仕上げています。

コロナで自宅にいる時間が多くなった方も多くいらっしゃることと存じます。
自宅で絵画を楽しむのは最高の贅沢の一つではないでしょうか。
作品はウィンドに展示いたしました。
お近くを通られましたら、ご覧くださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

2020.06.25

臨時休廊のお知らせ(6/27)

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

誠に勝手ながら、弊社・柳ケ瀬画廊では下記を臨時休廊とさせていただきます。

臨時休廊:6月27日(土)

今後とも宜しくお願い申し上げます。

柳ケ瀬画廊

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