2021.07.05
《ブログ》熊谷守一先生と雨
本日の岐阜市内は強い雨が降っていますね。
こんな日に思い浮かべる熊谷守一作品があります。
《縁側》という油彩画です。
東京にある豊島区立熊谷守一美術館さんが所蔵されている作品です。
2013年に上演された劇団民藝さんの舞台「無欲の人 熊谷守一物語」のパンフレットの表紙にもなりました。

画面はとてもシンプルで、細かい書き込みはありません。
けれど、雨具が置かれて、傘とタオルが物干しに掛けてある様子を見ると、誰かが雨のなかで外からやってきたことが伝わります。熊谷先生自身が帰ってきたのか、ご家族が帰ってきたのか、それともお客様がいらしたのか。想像が広がりますね。
この作品にはバリエーションがあって、水彩画で描かれた同題名・同構図の作品をお納めしたことがあります。
水彩ですと水の感じがより伝わってきて、油彩画とはまた異なる楽しみ方がございました。
今年も11月には「文化の日 熊谷守一展」を開催予定です。
このような魅力のある作品をたくさん皆様にご覧いただけるように、秋に向けて引き続き作品を探して集めていきたいです。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.07.03
《ブログ》愛知県陶磁美術館さんの水滴展
愛知県陶磁美術館さん(愛知県瀬戸市)で気になる展覧会がはじまりました。
「水滴 小さき陶芸 大島国康コレクションを中心に」です。
大島国康さんは愛知県在住の個人コレクターの方で、昨年度、愛知県へ1062点もの陶磁コレクションを寄贈されたそうです。
今回の展覧会は、そのコレクションから選りすぐりの約300点が展示されています。
「水滴」は硯(すずり)に水を差すときに使う、小さな陶磁器です。
手のひらに乗るような小さな姿ですが、根付などと同様に細かい細工や意匠が施されていることが多く、幅広い世代の方に人気のあるジャンルです。
陶製水滴はもともと鎌倉時代から室町時代にかけて、愛知県陶磁美術館さんのある瀬戸で作られはじめ、その後、全国に広まっていったそうなのでぴったりの展覧会ですね。
学芸員の方も、これほど多くの水滴を目にするのは初めてとインタビューで答えていらっしゃったので、とても貴重な展覧会だと思います。

展覧会は9月26日まで。
会場の愛知県陶磁美術館さんは敷地や建物も広く、密も不安ではない館だと思います。
夏休みの美術鑑賞にいかがでしょうか。
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愛知県陶磁美術館ホームページ
https://www.pref.aichi.jp/touji/index.html
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柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.06.27
《ブログ》豊田市美術館さんのモンドリアン展
柳ケ瀬画廊「ピカソ リノカット展」開催中です。
さて、豊田市美術館さんから、次回展のチラシが届きました。
「モンドリアン展 純粋な絵画を求めて」です。
来月7月10日(土)からはじまります。

日本でモンドリアンの展覧会が開かれるのは実に23年ぶり。
前回のモンドリアン展は、1998年に東武百貨店/bunkamuraさんで開催された展覧会でしたので、まとまって鑑賞できる機会は久しぶりになりますね。このあたりでは京都国立近代美術館さんが2点のモンドリアン作品を所蔵されているので、たまに所蔵品展で展示がされていました。
今回のモンドリアン展は、50点以上の作品が鑑賞できるそうです。
特に、モンドリアンの生まれ故郷・オランダにあるデン・ハーグ美術館さんからの50点の来日が楽しみです。デン・ハーグ美術館さんは世界最大のモンドリアンコレクションで知られる美術館。遺作や資料なども所蔵されていて、モンドリアンの研究などもされています。
普段、日本では見られないモンドリアン作品がたくさん鑑賞できそうで楽しみですね。
豊田市美術館さんのモンドリアン展のフライヤーは弊社店頭でも配布中です。
折って畳んで楽しいデザインです。ぜひお手にとってみてくださいませ。
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豊田市美術館ホームページ
https://www.museum.toyota.aichi.jp/
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柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.06.25
《ブログ》映画「モリのいる場所」がamazonプライムに登場しました
熊谷守一先生の晩年を取り上げた映画《モリのいる場所》が、
amazonプライムビデオで配信スタートいたしました。

監督は沖田修一さん、
主演/熊谷守一役に山﨑努さん、
奥様の熊谷秀子役に樹木希林さんを配した映画です。
2018年に公開されました。
詳しくはamazonプライムビデオ「モリのいる場所」のページをご覧くださいませ。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07KPQGY7K/ref=atv_dp_share_cu_r
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.06.21
《ブログ》内藤記念くすり博物館さんに出かけてまいりました
内藤記念くすり博物館に出かけてまいりました。
岐阜県各務原市にあるエーザイ川島公園内にある博物館です。

ちょうど「2021年度 企画展 日本人を苦しめた感染症と新型コロナウイルス感染症」が開催されていました。
古くから日本人を苦しめてきた「はやり病」の歴史を振り返りつつ、近年のSARS、MERS、新型コロナウイルス感染症などの病について、パネルや図版、資料で丁寧に説明されています。
また、こちらの博物館は企画展もとても面白いのですが、常設展もおすすめです。
古い民間信仰を描いた日本画や厄除けのお守りから、薬売りの文化まで、マネキンでの当時の様子の再現コーナーなども設けて展示がされています。大人が見ても楽しいですし、お子さん連れでも薬についていろいろ学べて面白い館です。
敷地内には薬草園も。
ちょうど紫陽花が綺麗に咲いていました。
現在、新型コロナウイルス感染症の影響で公開日などが通常と異なることもあるようです。
お出掛けの際は、事前に同館のホームページをご確認くださいませ。
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内藤記念くすり博物館ホームページ
http://www.eisai.co.jp/museum/index.html
柳ケ瀬画廊 市川瑛子