柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2022.12.11

《ブログ》絵具の話

先日、岐阜新聞に  油絵具ブランド「ミノ―」についての記事を見つけました。
今ほど検索しましたら、岐阜新聞WEBページにも掲載がありました。

「ミノー油絵具」なぜ岐阜の地名?72年発売ブランド浸透、プロ画家から根強い支持

油絵を初めて習った時、習い事セットに入っていた絵具はホルペインでした。
その後も絵具が無くなると、ホルペインの絵具を買い足していましたが、大学生になって画材店に出入りするようになって、いろいろなメーカーの絵具があることを知りました。
その中に、minoというブランドがあったことを記憶しています。単純な私はミノーという事で ヨーロッパのブランドかなと勘違いしていました。美濃のminoとはびっくりしました。

熊谷守一先生の時代は海外の油絵の具が一流品でしたが、今では国産の発色の良い高級絵具もたくさん出ていました。
久しぶりに覗いた、クサカベ絵具さんのホームページもリニューアルされていて素敵になっていました。高級油絵の具も充実していましたし、水彩絵の具も充実していて、油絵よりも始めるのにハードルが低い水彩画を好きな色の絵具で描いてみたくなりました。
水彩絵の具で絵手紙を楽しまれる人は多くいらっしゃいますし、著名な水彩画家アンドリュー・ワイエスやエドワード・ホッパーの世界も素晴らしくて大好きです。

アートの世界はいろいろ話題が多くて楽しいですね(#^.^#)

 

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

2022.12.05

《ブログ》絵画の買取

長く美術品の取り扱いを致しておりますからか、ありがたいことにご信頼をいただき、
美術品一般のご相談のお尋ねをいただきます。

毎年12月になりますと、一年の区切りという事からか、
美術品の買取のご相談がとても多くなります。

絵画・陶器・彫刻など美術品は一点づつお値段をお調べして、
売却の手続きをすすめさせていただきます。
鑑定が必要な作品は代行致しますのでご安心です。

ご売却の場合、直接作品をお持ちいただくのが一番ありがたいのですが、
遠方のお客様や大きな作品の時は、車でお伺いもいたしております。

作品をお預かりする時は、作品を撮影してお預かり証書を発行いたします。
お支払いは売却が決まり次第、迅速にお支払いしますのでご安心いただけます。

愛知・岐阜・三重の東海三県の他にも、関東・関西のお客様も多くご依頼をいただいております。
お電話・メールにてお気軽にお声がけください。

 

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

2022.09.15

《ブログ》「飛山濃水の文学 明治・大正・昭和の郷土作家11人」展(岐阜県図書館)

岐阜県美術館さんの向かいにある岐阜県図書館さん、
こちらでも文学の小さな企画展がよく開催されていることはご存じでしょうか。

1階の展示室で開催されている、
「飛山濃水の文学 明治・大正・昭和の郷土作家11人」に出かけてまいりました。
同展の第9期展示です。

小説家からは「坪内逍遙」「島崎藤村」「森田草平」「江馬修」「瀧井孝作」「小島信夫」「豊田穣」「江夏美好」の8名が登場。
児童文学作家からは「早船ちよ」「岸武雄」「赤座憲久」の3名が登場。
それぞれの生涯と作品がパネルや著作、書簡などで紹介されています。

また、生誕110年、没後20年をを迎えた郷土の作家・岸武雄の特集展示も見られました。
特集「子どもと岐阜を見つめた作家 岸武雄」として紹介されています。

展示を見てから久しぶりに森田草平の『煤煙』を読みました。
学生時代に読んだときは気にせずに読んでしまっていましたが、
今の十六銀行本店の場所にあったころの岐阜駅や、道三塚など、岐阜の場所が作中に登場して、
改めて郷土の作家だと感じられて楽しかったです。

岐阜関係ですと川端康成さんも「初恋の君」の関係で舞台にしていますね。
『川端康成初恋小説集』でまとめて読むことができて、そちらも鵜飼などの岐阜の文化が出てきて面白いです。

絵画もそうですが、普段見ている景色が少し鮮やかに感じられるようになって楽しいですね。
もう少ししたら読書の秋、皆さんはどのようなご本を読まれますか。

 

***ご紹介した展覧会の詳細***

展覧会名:「飛山濃水の文学 明治・大正・昭和の郷土作家11人」展
展覧会期:7月1日(金)から9月29日(木)まで
展覧会場:岐阜県図書館
岐阜県図書館・公式ウェブサイト
https://www.library.pref.gifu.lg.jp/info-events/2022/06/119.html

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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