柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2025.10.04

《作品紹介》北川民次 油彩 ユリとアスター

柳ケ瀬画廊では秋の常設展を開催中です。
ようやく夏の暑さも落ち着き、画廊にお越しのお客様も増えてまいりました。
画廊には熊谷守一、香月泰男、棟方志功、加藤東一などを展示しています。

北川民次先生の8号の油彩画を飾りました。
白い百合と、赤と紫のアスターが花瓶に活けられた構図です。
アスターはキク科の花で、菊のように細い花弁が開く種類もあれば、ポンポン咲きと呼ばれるようなボールのような形の種類もあるそうで、今回の作品はポンポン咲きのタイプだと思われます。百合のすらりと伸びた姿と、アスターのポンポンとした姿の対比がリズミカルな作品です。

愛知県瀬戸市には今も北川先生のアトリエが保存されていて、
静岡のご出身でもありますのでこの地域にもファンが多くいらっしゃいます。
展覧会も瀬戸市美術館、瀬戸信用金庫アートギャラリーなどで時折開かれています。

ご当地の画家の作品をぜひお楽しみくださいませ。

作品は今月下旬まで画廊に展示予定です。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2025.10.03

《ブログ》高畠純 絵本原画展(岐阜信用金庫G’s Dream)

柳ケ瀬画廊では秋の常設展を開催中です。
熊谷守一、香月泰男、棟方志功、加藤東一、日比野克彦など多彩な作家を展示中です。

さて、柳ケ瀬画廊から徒歩数分のところに「G’s Dream」という施設がございます。
岐阜信用金庫さんが今年の4月にオープンした地域のための施設で、
そちらで1日から絵本の原画展がはじまりました。

展覧会は「高畠純 絵本原画展」で、
お隣の岐阜県山県市在住の絵本作家・高畠純さんの作品が紹介されていました。

『わんわんわん』『ぺんぎんたんけんたい』などで全国的に知られる作家の方で、
岐阜ゆかりということでメディアコスモスや山県市図書館、美濃加茂市民ミュージアムなどのあちこちで関連グッズが常時販売されていて、そちらで絵柄をご覧になったことがある方も多いかもしれません。

施設1階には絵本とともにたくさんの原画が展示されていました。
配置や装飾は高畠先生が会場で直接行ったということで、
作家の世界のなかに入って楽しむことができるような場所になっていました。

会場のあちこちにはこんな可愛らしい生きものたちもいます。
動物をたくさん描く作家の方なので、他にも現地で先生が作ったという生きものたちが見られました。

10月12日(日)には親子向けですが、絵本の読み聞かせとワークショップのイベントも開かれるそうです。
展覧会は無料で自由に鑑賞できますが、12日のイベントのみ事前予約が必要とのことです。
詳細は施設の公式サイト(https://www.gifushin.co.jp/gsdream)をご確認くださいませ。

 

地元ゆかりの方の展示を地元で見られるなんて嬉しいですね^^
展覧会は10月12日(日)までの開催で、月曜日がお休みとのことです。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2025.10.02

秋の常設展 近現代絵画(10月)

柳ケ瀬画廊の十月は「秋の常設展」を開催しております。
28作品を展示いたしました。

熊谷守一先生の書の「五風十雨」の額装作品を飾りました。
8号大の縦書きの書です。
熊谷先生が気に入って繰り返し書いた言葉のひとつで、
五日に一回風が吹き、十日に一回雨が降ると穀物がよく実り、天下太平という意味です。
先生らしいのびやかな言葉で、人気のある書のシリーズです。

香月泰男先生の油彩画、水彩画も3点飾っています。
油彩画は貴重な滞欧中の作品、
水彩画は同じく欧州を描いた風景画と赤色の花の作品です。
香月先生の3作品は並べて展示しています。

 

ようやく暑い日々が落ち着き、出掛けやすい気候となりました。
お時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。
皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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