柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2025.03.27

《ブログ》今年も「ぎふの画廊めぐり」が開催されます

柳ケ瀬画廊では常設展を開催中です。
4月10日からは毎春恒例の熊谷守一展を開催予定です。

また、今年も春恒例のアートイベント「ぎふの画廊めぐり」がはじまります。
4月12日から20日にかけて、柳ケ瀬画廊を含む岐阜市内の画廊5軒が同時に展覧会を企画し、共通フライヤーを制作・配布することで多くのアートファンの皆様に画廊めぐりを楽しんでいただこうというイベントです。1997年に始まり、今年で31回目を迎えました。

柳ケ瀬画廊は「生誕145年 熊谷守一展」で参加予定です。
公式フライヤーは画廊店頭でも配布しておりますので、
ご興味ございましたら来廊の際にぜひお持ちくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2025.03.22

《ブログ》アートフェアのこと

先々週に出展していた「アートフェア東京2025」、
ご納品・片付け作業がようやく落ち着いてまいりました。

今年は4日間でのべ5万人が来場し、
国内外139ギャラリーが出展していたそうです。
柳ケ瀬画廊ブースにも多くの方が来場くださり、楽しい4日間となりました。
お越しいただきました皆さまに厚く御礼申し上げます。

少し当日のことをブログに書かせていただきます。

会場となった東京国際フォーラムは、
東京駅から徒歩5分、有楽町駅から徒歩1分の立地です。
歩いていると矢萩喜從郎がデザインしたシンボルマークが見えてきます。東海地方の方にとっては、豊田市美術館、豊田市博物館のロゴのデザインで親しみがあるかもしれません。

柳ケ瀬画廊はN007ブースにて熊谷守一展を開催いたしました。
国内外の古今東西の作品が集まるアートフェアのため、
周囲には古美術、工芸、彫刻など色々なブースが集まっています。
中には4mを超す巨大作品もあり、その多彩さに毎年驚かされます。

今年の柳ケ瀬画廊は17作品を展示しました。
熊谷守一の油彩画11点、日本画4点、
藤田嗣治の油彩画、ピカソの絵付け陶芸作品です。

今年の印象は海外のお客様の反応が良くなったことでした。
例年、海外のお客様の来場は多く、柳ケ瀬画廊ブースにも海外のお客様はよくお越しでいらっしゃいましたが、熊谷守一作品を偶然目にして足をとめるといった方がほとんどでございました。中には、いま見ても古さを感じず、新鮮な作風を見て「作家はどこにいますか?話してみたい」とおっしゃる方も何人かいらっしゃいました。
しかし、今年は「熊谷守一が見たかったの」とおっしゃる海外の方が何人もいらして、少しずつ熊谷守一作品の魅力が海外に広がっているのかなと感じさせられました。熊谷先生はまだまだ海外では展示の少ない作家ですが、近年海外のオークションハウスでの紹介や、アートフェアなどで海外の方が購入してくださるなど変化はうまれていて、その影響なのかなと思うなどしています。

これから2027年には没後50年、2030年には生誕150年を迎えますので、節目の展覧会等なども企画されるでしょうし、ファンがさらに増えたら、熊谷守一ファンのひとりとしてとても嬉しいと思います。

柳ケ瀬画廊ではこのアートフェアに続けて、4月10日からは岐阜の画廊で「生誕145年 熊谷守一展」も開催の予定です。
お時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。
皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2025.03.20

《作品紹介》熊谷守一展 版画作品

柳ケ瀬画廊では春の常設展を開催しております。

来月4月10日からは「生誕145年 熊谷守一展」の予定です。
展覧会に向けて、展示作品の版画額装が出来上がってまいりました。
今年は熊谷守一先生の生前版画作品の中でも入手の難しい作品を数多く揃えることができました。

特にお問い合わせの多かった、熊谷守一先生のシルクスクリーン作品「猫」(1973-74年制作)(柱の上で眠っている猫の構図)をはじめ、コレクターの方からロボットネコという愛称で親しまれている木版画作品「猫」(1962年制作)、フランスでのパリ個展に合わせてムルロ工房で制作された希少なリトグラフ作品「桜」(1964年制作)など、素敵な版画作品を多数展示予定です。

皆様の御来廊をお待ち申し上げます。

 

柳ケ瀬画廊 市川たけよ

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