柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2023.11.09

《ブログ》岐阜県美術館さんで熊谷作品の初期作品4点が展示されています

現在、岐阜県美術館さんでは「越山若水が育んだ美」展が開かれています。

福井県立美術館と若狭歴史博物館の名品展で、重要文化財《世界及日本図》や良全《仏涅槃図》(本覚寺蔵(福井県立美術館寄託))をはじめ、6世紀の《観音菩薩立像》から20世紀の元永定正や瑛九、横山大観、加山又造まで幅広い美術作品が楽しめるそうです。
普段は福井まで行かないと見られない作品ばかりなので嬉しいですね。

また、この展覧会と同時期に開催されているコレクション展「さかのぼり岐阜洋画史 大正・明治編」では、熊谷守一先生の初期作品4点が展示されています。

「婦人半身像」(1905年)、「蠟燭」(1909年)、「母の像」(1910年頃)、「赤城の雪」(1916年)の4作品で、いずれも熊谷先生が20代から30代にかけての初期に描かれた作品ばかりです。
晩年のモリカズ様式からは想像しづらいですが、初期の熊谷先生は静かなトーンの、写実的な作品を描いていました。ただ、画風は違っても、熊谷先生が晩年まで興味を持っていた「光」というテーマには既にこの頃関心を持っていたようで、今回の作品も  どこから光が当たっているか、どのような光が当たっているかを汲み取って丁寧に描かれていることが魅力のひとつだと思います。
熊谷先生の根底にあるものが伝わるような作品群です。
福井から来た名品展とあわせてぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

柳ケ瀬画廊でも11月26日まで「文化の日 熊谷守一展を開催中です。
こちらでも熊谷先生の油彩画・日本画・書・ブロンズなど17作品を展示していますので、よろしければあわせてお出かけくださいませ。皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。

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《ご紹介した展覧会の詳細》
展覧会名:企画展「越山若水が育んだ美」
展覧会期:10月14日(土)から12月3日(日)まで
展覧会場:岐阜県美術館

展覧会名:コレクション展「さかのぼり岐阜洋画史 大正・明治編」
展覧会期:10月11日(水)から12月24日(日)まで
展覧会場:岐阜県美術館・展示室1

岐阜県美術館さんの公式ウェブサイト
https://kenbi.pref.gifu.lg.jp/

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柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2023.11.03

《ブログ》周辺の交通規制のご案内(11/4・11/5)

柳ケ瀬画廊では三連休も「文化の日 熊谷守一展」を開催しております。

今週末の岐阜市内では「ぎふ信長まつり」もひらかれるため、
11月4日(土)5日(日)は周辺道路の規制がございます。
お車でお越しの際は駐車場の混雑なども予想されますので、
どうぞお気をつけてお越しくださいませ。

まつりのプログラムや交通規制の詳細は、
下記「ぎふ信長まつり」公式サイトをご覧くださいませ。
https://gifunomatsuri.jp/nobunaga/

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2023.11.02

文化の日 熊谷守一展(11/2~11/26)

本日より柳ケ瀬画廊では秋恒例の熊谷守一展がはじまりました。
毎年春と秋に開催している熊谷守一先生の恒例展です。

ショーウインドウには墨彩画の名品「蜻蛉」を飾りました。
熊谷先生はご自宅の庭に来る動物や昆虫をよく描いていて、そのなかでも蜻蛉は油彩画にも墨彩画にも多く登場しています。
展示中の作品は墨と赤色のみで描かれていますが、濃淡や線の太さで遠近感や触感が表現されていて、生き生きした様子が魅力的です。今朝も通勤途中に赤蜻蛉が何匹も飛んでいて、秋の虫ですので、今の時期はより美しく見える作品だと思います(*^^*)

他にも画廊には花の油彩画2作品も展示しました。
1点は1956年、もう1点は1972年の作品です。
日本画、書、ブロンズも含めると合計17作品を展覧いたしております。

皆さまの御清鑑を心よりお待ちしております。
芸術の秋のお出かけにぜひお越しくださいませ。

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《展覧会の詳細》
展覧会名:「文化の日 熊谷守一展」
展覧会期:11月2日(木)から11月26日(日)まで
展覧会場:柳ケ瀬画廊(岐阜県岐阜市柳ケ瀬通3丁目21番地)

柳ケ瀬画廊ウェブサイト
https://yanagase-web.com

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柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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