2019.09.30
岡山県立美術館・熊谷守一展
岡山県立美術館さんにて、
「熊谷守一 いのちを見つめて」展がはじまりました。
約150点の熊谷作品が展示されており、
山陽新聞さん(https://www.sanyonews.jp/article/943352)や、
美術手帖さん(https://bijutsutecho.com/exhibitions/4632)などでもさっそく紹介がされていました。
展覧会は11月4日(月・振休)まで。
岡山近隣には、《陽の死んだ日》を所蔵している大原美術館さんをはじめ、
同時期には「瀬戸内国際芸術祭」「岡山芸術交流」などの美術イベントも開かれています。
私も開場式にあわせて各所をまわらせていただきましたが、どれもそれぞれ違った個性のアートを楽しめるようになっていて、数日間岡山滞在をしたくなるようなボリュームの展示ばかりでした。
芸術の秋に岡山散策はいかがでしょうか。
展覧会のチラシは柳ケ瀬画廊店頭でもお配りしております。
お気軽にお持ちくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2019.09.19
加藤栄三 鵜飼
加藤栄三 日本画 「鵜飼」が入りました。
加藤栄三 「鵜飼」は弟さんの加藤東一「鵜飼」の作品に比べて 優しい色使いです。
栄三さんの作品は、スカイブルーとウルトラマリン、東一さんの作品はウルトラマリンとプルシャンブルーのイメージです。。
鵜飼を描く時に使われる ウルトラマリンブルーの名前の由来は 原材料のラピスラズリが特定の場所でしか採掘できないので、海路で運ばれてくるため、ウルトラマリンは「海路」という意味で
「海を渡ってくる青色」という名前ですと教えていただきました。
美しい宝石から作られた 青い絵具で描かれた、長良川と鵜飼の作品は 8号です。
明日からウィンドウに展示いたします。
お探しの方がいらっしゃいましたら、お声がけくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川たけよ
2019.09.15
藤田嗣治 パリ風景
藤田嗣治 「パリ風景」水彩画が入りました。
パリのゴズリン通りの素敵な風景です。
藤田嗣治といえば 裸婦・少女・猫の構図が人気がありますが
色彩の美しい風景画も 心和む気持ちがいたします。
作品は早速 画廊に展示いたしました。
お時間がございましたら、ご覧くださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川たけよ
2019.09.14
棟方志功 板画
棟方志功 板画 「なでしこ妃の柵」をショーウィンドに展示いたしました。
棟方先生の作品は 「版画」ですが「板画」と表現されます。
また、作品は1点づつ手彩の為、同じ作品でも色合いで印象が変わります。
今回展示の作品は、全体が真赤で 緑と青で表現されています。
切れ長の眼差しが魅力的な お妃さまです。
棟方志功の逸品の作品をお探しの方にお勧めの作品です。
柳ケ瀬画廊 市川たけよ
2019.09.07
銅版画制作教室
画廊の仕事をしていて、お客様から
「リトグラフってなんですか?」「銅版画は木版画とどう違うのですか?」
と 版画の技法についてのお尋ねがよくございます。
木版画は美術の授業で体験してらっしゃるのですが、
リトグラフ・シルクスクリーン・銅版画はご存じない方が多いです。
お客様には簡単にご説明するのですが、一番いい方法が実践です!
こちらをご覧ください(#^.^#)
銅版画の体験教室「金華山の麓の町屋カフェで 体感!銅版画の世界」
一般の人向けの版画教室ですので、薬品を使わずひっかきだけの銅版画指導だと思いますが
誰でも楽しく作品制作できる技法ですので、お薦めです。
ペットの動物を描いたり、銅版画の巨匠 浜口陽三を真似て
イチゴやブドウのような果物を描いたり
銅版画の特性を生かした作品制作がお薦めです。
プレス機から作品を取り出す瞬間は、陶芸家が窯から出した焼き物と出会う瞬間と似ていると思います。
美術の秋はこれからです。
鑑賞だけではなく いろいろな方法で美術を楽しみください (#^.^#)
柳ケ瀬画廊 市川たけよ