柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2022.10.07

《ブログ》熊谷守一カレンダー2023が入荷いたしました

来年の「熊谷守一カレンダー2023」が入荷いたしました。

2012年から毎年発売されている人気のカレンダーです。
月替わりで、毎月1点、合計12点の熊谷作品を一年かけて楽しめます。

毎年ご好評いただいている理由のひとつには、
「色がとても綺麗なカレンダー」ということが挙げられます。
このカレンダーを制作・発売している求龍堂さんは、『熊谷守一油彩画全作品集』をはじめとするアートブックや画集で知られる美術出版社で、美術館の展覧会図録も多く手掛けることから色の再現度がとても高いのです。
私も色を合わせる様子を見せていただいたことがありますが、全体で調整するのではなく、一色ずつ色のカードを実作品に合わせながら丁寧に色を調整されていました。

色がとても綺麗なので、一年間楽しんだ後には切り取って飾りとして楽しんでいるというお声をいただいたこともございます(*^^*)

商品は柳ケ瀬画廊店頭のほか、
amazonなどのネット通販サイトでも販売されています。

税込1980円です。

来年をぜひ熊谷作品とともにお楽しみくださいませ。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.10.06

《作品紹介》前田青邨「静物」日本画

画廊では「文化の日 名品展観《熊谷守一・前田青邨展》」を開催中です。

画廊の正面近くには、前田青邨《静物》を飾りました。
日本画(紙本着彩)、15号大、共シールが付属しています。

青邨先生が好んで描いていた「器に盛られた果物」の構図です。
大ぶりの器に、林檎と思われる果物が上品におさまっています。背景には青邨先生の得意な金泥が塗りこめられていて、果物のみずみずしさや、陶器のすべらかさを引き立てています。

同じ構図の作品は、現在 岐阜県美術館で開催されている「開館40周年記念 前田青邨展 究極の白、天上の碧」にも2点、展示されていました。美術館さんで展示の作品は、器にたくさんの果物が盛られていて、いくつかが器からあふれているような元気の良い作品です。いずれも喜寿の年に制作されたそうですので、パーティーやご挨拶の多いなかでの制作で、生活の活気が作品にも反映されたのかもしれませんね。

青邨先生といえば歴史画が有名で、甲冑や兜の研究でも知られていますが、焼き物の分野でも自ら陶芸を楽しみ、花器や弥生土器などをコレクションされていたといわれています。
そのため、どの作品も焼き物の選定も素敵で、青邨先生のセンスも感じられて素敵です。

 

作品にご興味ございましたらお気軽にお問合せくださいませ。

皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.10.02

《ブログ》銀座のエルメスにて熊谷守一映画が上映されます

画廊では「文化の日 名品展観《熊谷守一・前田青邨展》」を開催中です。

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この秋、銀座のエルメスにて熊谷守一映画が上映されます。

映画は 2017年公開の『モリのいる場所』です。
晩年に自宅から一歩も出ず、自宅と庭を楽しんだという熊谷守一先生のエピソードをもとに、山﨑努さんや樹木希林さんといった豪華俳優陣が彩ります。
監督は、現在公開中の『さかなのこ』で話題の沖田修一さんです。

会場は 銀座メゾンエルメス10階にあるプライベートシネマ「ル・ステュディオ」です。
銀座メゾンエルメスは、建築界のノーベル賞と呼ばれる「プリツカー賞」を受賞したイタリア人建築家レンゾ・ピアノ氏の建築も美しく、このシネマには専用エレベーターであがれるそうなので、映画を見るまでも楽しそうですね。

 

映画は10月8日から予約制で上映されます。
満席の場合はキャンセル待ちになってしまうそうです。
お早めのご予約をおすすめいたします。

『モリのいる場所』 ​| エルメス – Hermes | Hermès – エルメス-公式サイト

 

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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