2024.04.04
生誕144年 熊谷守一展(4/4~4/28)
本日より毎春恒例の熊谷守一展がはじまりました。
毎年、春と秋に開催している熊谷守一先生の企画展です。
先代社長が交流のあった武者小路実篤先生から、岐阜出身というご縁で熊谷守一先生をご紹介いただいたときから今日まで、長年取扱いを続けてまいりました熊谷先生の展覧会です。
今年は油彩画・日本画・書・版画の名品23作品が揃いました。
油彩画で描かれた蝶々、墨彩画の蟻、書の獨樂や五風十雨、木版画の猫など、
熊谷先生らしいモチーフの様々な技法の作品を展示しております。
4月4日(木)から4月28日(日)までの開催です。
ぜひお出かけくださいませ。
尚、4月6日(土)7日(日)の岐阜市内は道三まつりが開催されています。
周辺の公共交通機関や駐車場が混み合うことが予想されますので、お出かけの際はお気をつけくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2024.03.30
《ブログ》今年も「ぎふの画廊めぐり」に参加いたします
今年も柳ケ瀬画廊は「ぎふの画廊めぐり」に参加いたします。
「ぎふの画廊めぐり」は、普段はそれぞれ活動している岐阜市内の画廊5軒が協力して、同時期に企画展を開催し、共通リーフレットを作成・配布することで市民の皆さまに展覧会から展覧会へ、画廊から画廊へのまちあるきを楽しんでいただこうと始まったアートイベントです。
1997年に始まって、今年で30回目を迎えました。
柳ケ瀬画廊は熊谷守一展で参加いたします。
会期中は画廊めぐりのフラッグもかけておりますので、
ぜひお気軽にお出かけくださいませ。
皆さまのお越しをお待ちしております。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2024.03.28
《作品紹介》熊谷守一 木版画 桜
岐阜市内もようやく少し暖かくなってまいりましたね。
毎年多くの人で賑わう伊奈波神社さんの参道の桜道でも、桜が何輪か花を開かせていました。
いよいよ春ですね。
季節ですので、熊谷守一先生の木版画「桜」を飾りました。
小鳥が桜の花の枝にとまっている構図の作品です。
この作品の原画の油彩画は、東京の豊島区立熊谷守一美術館さんがご所蔵で、絵葉書などにもなって親しまれているのでご覧になられたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
以前、鳥にお詳しいお客様から、鷽(ウソ)という鳥で、とても綺麗な声で鳴くと教えていただいたことがございます。
調べてみたら、「古くは人間が吹く口笛のことをオソと呼び、この鳥の鳴き声が口笛のようなのでウソとなったとか」(出典:ウソ 日本の鳥百科 サントリーの愛鳥活動)と書かれていました。熊谷先生は鳥が好きで、数十羽の鳥を飼育されていたこともありましたので、飼っていらしたのかもしれませんね。
作品は、桜の花のピンクと、鳥のグレーやパープルの組み合わせが美しい木版画です。
熊谷守一先生の生前に監修され、世に出た版画作品です。
お気になられましたら、鑑賞にお出かけくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子