2021.10.07
文化の日 熊谷守一・香月泰男展(10/7~11/7)
本日より秋の展覧会をはじめさせていただきました。
「文化の日 熊谷守一・香月泰男展」です。
今年は、熊谷守一先生の油彩画6点、香月泰男先生の油彩画8点による展覧会となりました。
巨匠の油彩画ばかりが揃った展覧会ですので、いつもよりも重厚な雰囲気です。
熊谷作品は小さな生きものや花のモチーフが、
香月先生は母子や太陽、シベリアを思わせる作品や、海外の風景作品のモチーフが、
それぞれ揃っています。
また、会期途中の10月16日から24日にかけては、ショーウィンドウにて「第15回岐阜アートフォーラム:コネクト展 Ⅱ」協賛の「小笠原宣展示」をおこないます。
小笠原宣先生の洋画2点、今回新たに作られた版画2点を展覧予定です。
皆様のご清鑑を心よりお待ちしております。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.10.04
《ブログ》映画の絵画作品
映画鑑賞は美術鑑賞と同じくらい、私の大好きな趣味の一つです。
映画を観る楽しみの一つに、アート作品の楽しみがあります。
アートは、一瞬の画面でその主人公の社会的地位や人柄、歴史的な意味や場所の連想などを伝えてくれます。
海外映画のヨーロッパの古いお屋敷の場面では、お約束のように100号越えの大きな肖像画や婦人の美しい肖像画が、階段・廊下にずらりと飾られ、お屋敷の歴史を感じさせてくれます。
また、重厚なお屋敷の居間には、コローやレンブラントらしい作品がさりげなく飾られ、華やかなパーティー会場場面では、ダリ・キリコ・ピカソ・ウォーホルなどモダンな絵画作品やムーア・ザッキンなどの彫刻作品がさりげなく部屋のあちらこちらに飾られていて興味深く観ています。
さて、少し前の映画ですが、クリントイーストウッド監督の「ジャージー・ボーイズ」を観ました。
アメリカのポップスグループの友情と不和、栄光と転落の物語でした。とても良い映画でした。
映画前半の画面で、豪華なパーティーシーンがあったのですが、1959年の設定場面で、アンディー・ウォーホルの「キャンベルのスープ缶」作品が飾られていました。
1959年にこの作品は存在したのかしら??。
「重箱の隅をつつく嫌な奴だ」と大好きなイーストウッド監督から睨まれるかもしれませんが、気になって仕方がありません。
大げさに言えば、「大岡越前」のお白洲にコカ・コーラの赤いロゴ缶が落ちているような気分です。
さっそく調べてみましたら、やはり「キャンベルのスープ缶」は1962年に制作されていました。
映画監督様へ、現代美術の作品を映画で使われるときはご注意くださいませ(^^♪
アートと映画を愛するファンより
柳ケ瀬画廊 市川たけよ
2021.10.01
《お知らせ》熊谷守一カレンダー2022発売です
「熊谷守一カレンダー2022」発売のお知らせです。
今年も美術出版の求龍堂さんから、熊谷守一先生のカレンダーが発売されます。
月替わりで楽しめる12作品によるカレンダーです。
求龍堂さんは熊谷先生の画集やレゾネを出している美術出版社ですので、作品の色がとても綺麗で、使用後に切り取って壁に飾っているわとおっしゃる声も聞かれるほど色が綺麗です。
柳ケ瀬画廊でも本日から店頭販売をはじめました。
受付にございますので、ぜひお手に取ってみてくださいませ。
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熊谷守一カレンダー2022
1800円+税
■猫、蝶、花など、身近な生命、風景を描いた名作12点を収録
■裏表紙に全図版をカラーで再録。包装のまま中身が確認できます
■ご利用後は作品集として保存できます

柳ケ瀬画廊 市川瑛子