柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2021.08.26

《ブログ》今夜放送 美の精華

柳ケ瀬画廊では引き続き「お盆秀作鑑賞展」を開催しています。
毎年お盆の時期にひらいている大家巨匠の名品展です。
お近くにお越しの際は ぜひお出かけくださいませ。

さて、今夜は岐阜放送さんの《美の精華》の放送日です。
月に1度(第4木曜 18時~18時15分)に放送されている文化番組です。
画家、陶芸家、彫刻家、書家、作曲家、演奏家、能楽家などなど。
毎回、岐阜ゆかりのおひとりを特集して放送されています。

第53回目の今夜は、オノセイゲンさんが特集されるそうです。
レコーディングエンジニアとして、映画「戦場のメリークリスマス」のサントラなどを手がけた方です。
今回は、サラマンカホールの嘉根支配人も登場して、今年6月に岐阜市のサラマンカホールでひらかれたレコーディングの密着映像がみられると告知されていました。

詳細は岐阜放送さんのウェブサイトに記載されています。
放送が楽しみですね(^^)/
https://www.zf-web.com/tv/culture/binoseika/post.html

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2021.08.22

《ブログ》座談会 加藤栄三 加藤東一

柳ケ瀬画廊では引き続き「お盆秀作鑑賞展」を開催中です。

さて、昨日(8月21日付)の岐阜新聞さんに美術座談会が紹介されていました。
加藤栄三・加藤東一の兄弟画家について、ゆかりの方たちがお話になったものです。

加藤栄三さんの最晩年の作品《流離の灯》が親交のあった川端康成さんから提案された画題であったことや、温厚な加藤東一さんが一度だけ口にした厳しい言葉が「人間が駄目なら絵も駄目だ」だったことなど。当時を知る方たちの貴重なお話です。

ちなみに日展出品作の《流離の灯》は、東京の山種美術館さんがご所蔵されています。
最近では、今年初めの「東山魁夷と四季の日本画」で展示されていたようです。
記事のなかで岐阜新聞の杉山最高顧問が、栄三先生は長良橋北詰にあった「うお鉄」さんでいつもスケッチをしていたとお話になっているので、そこからの景色なのでしょうか。
今年もコロナで花火が見られずに寂しい夏になってしまいました。
早く花火が再開されて、栄三先生もご覧になっていた長良川の景色を再び見たいですね。

柳ケ瀬画廊の「お盆秀作鑑賞展」でも加藤東一先生のパステル画2点と版画1点を飾っています。
お近くを通られた際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。
皆様の御清鑑をお待ちしています。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2021.08.15

《作品紹介》藤田嗣治 加藤東一 傍島幹司

柳ケ瀬画廊「お盆秀作鑑賞展」開催中です。

案内状には印刷が間に合いませんでしたが、
現在 藤田嗣治、加藤東一、傍島幹司の作品を追加で展示しています。

藤田嗣治作品は、婦人像の素描です。
今年の春の「熊谷守一・藤田嗣治展」以来の取扱作品になります。
墨で描かれていますが、擦筆(さっぴつ)という画材を使っているので、日本画風ではなく西洋風のデッサンに仕上がっています。年代も入っていて、戦前にパリに渡って活躍していた頃の作品とわかりました。

加藤東一作品は、パステルのさらっとした素描2点です。
岐阜のお生まれで、鵜飼や金華山などの岐阜モチーフを多く制作しているため 柳ケ瀬画廊でも取扱いが多い画家のひとりです。岐阜の人にはご当所の馴染みがあることに加え、東京や、全国オークションでも人気が高いのでお求めの方が多いです。今回は鵜飼の作品と、修善寺でのパステルスケッチを展示しました。

傍島幹司作品は、油彩画の小品2点です。
近年、東京や愛知での従来の個展に加え、岐阜県美術館での展示や、加藤栄三・東一記念美術館での個展、岐阜放送での特番などでさらにファンが増えた岐阜在住の油彩画家です。様々な画風を試みることで知られる傍島さんですが、今回展示した2点はいずれも詩情豊かなやわらかい抽象画です。

 

作品は柳ケ瀬画廊店頭にて展示しています。
展覧会は8月30日(月)までの開催です。火曜水曜休廊。10:00-18:00。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

カテゴリー

アーカイブ