2021.01.30
《ブログ》ロートレックとその時代 展
雪明けの岐阜県美術館さんに出かけてまいりました。
前庭のマイヨールの裸婦もなんだかとても寒そうです。
岐阜県美術館さんのお目当ては、本日はじまった「ロートレックとその時代」展です。
東京の三菱一号館美術館さんが世界有数のロートレックコレクションで知られていますが、いま、その作品群が岐阜に来ています。
展示室は、パリの街並みを再現したような素敵な空間でした。
ロートレックだけでなく、三菱一号館美術館さんが所蔵しているモネやルノワールの油彩画、黒田清輝や梅原龍三郎といった洋画家の作品、山本芳翠や北蓮蔵といった岐阜ゆかりの画家の作品がたくさん展示されています。
個人的には大好きな坂本繁二郎の初期代表作「うすれ日」が展示されていたことが嬉しかったです。
当時、夏目漱石が評価し、坂本繁二郎を一躍有名にした油彩画です。
この展覧会にあわせて柳ケ瀬画廊でも、ショーウインドウでロートレックの作品を展示しています。
美術館の展示室で調光された光のもとで見るロートレックも素敵ですが、ロートレックといえばパリの街並みを芸術的に彩ったポスター作品で知られる画家です。
自然光のなかで見るロートレックもぜひお楽しみにお立ち寄りくださいませ。
柳ケ瀬画廊のロートレック作品は、岐阜県美術館さんの「ロートレックとその時代」展の最終日の3月14日まで展示予定です。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子