2021.03.04
《ブログ》篠田桃紅さんがお亡くなりになられました
悲しい知らせがはいりました。
3月1日、美術家の篠田桃紅さんが亡くなられました。
初期の伝統的で優美な作品から、桃紅さんにしか描けないスタイルを確立し、国内外に多くのファンのいる美術家であり、美しいエッセイなどの文筆家としても知られる方です。
岐阜とゆかりの深い方でもあり、桃紅さんのお父さんは岐阜市の出身です。
偶然、現在 岐阜県内では3つの篠田桃紅展も開催されています。
訃報を受ける前から開催されていた展覧会というところに、岐阜での桃紅さんの人気が感じられると思います。
篠田桃紅美術空間(関市)の「桃紅とその時代 百人一首」展(3月26日まで開催)、
岐阜現代美術館(関市)の「篠田桃紅 1980年代の作品から」(3月19日まで開催)、
岐阜県美術館(岐阜市)の「篠田桃紅と抽象の世界」(3月28日まで開催)です。
篠田桃紅美術空間さんには記帳台も設けられているそうです。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.03.01
《告知》アートフェア東京2021(3/18-3/21)
東京での展覧会のお知らせです。
今月、都内で開催される「アートフェア東京2021」の御案内状ができあがりました。
本年も柳ケ瀬画廊ブースでは「生誕141年 熊谷守一秀作展」を開催いたします。
会期は3月18日から3月21日まで。
フェア会場は東京国際フォーラム(JR東京駅徒歩5分/JR有楽町駅徒歩1分)です。柳ケ瀬画廊のブースは「G47」ブースとなります。
皆さまの御来場を画廊一同お待ち申し上げております。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.02.28
《作品紹介》ミロ クレヨン
先日まで、ミロ 銅版画 大作「鳥の森」を展示いたしておりましたが
新しく入手いたしましたミロ クレヨン「無題」を飾りました。
1976年12月、ミロ83歳のときの作品です。
この前年には故郷バルセロナにミロ美術館もできて、画家としても良い時期を過ごしていました。
ピカソ、ダリとならびスペインの三巨匠と呼ばれるミロは1993年に90歳で亡くなりますが、その二年後にはミロが晩年を過ごしたマヨルカ島にふたつめのミロ美術館が開館しています。
愛知県美術館が所蔵している1925年の油彩画「絵画」、岐阜県美術館が所蔵している1950年制作の油彩画「人と月」に比べると、今回飾った作品はクレヨンの優しい色彩もありますが、多くの実りを得た後半生の穏やかさが感じられる作品です。
作品は画廊の奥の応接室に飾っています。
店頭でお声をかけていただければご案内いたします。
お気軽にお知らせください。
尚、この作品にはミロの子孫やレゾネ発行人ら7名よりなる「ADOM(Association pour la Défense de l’œuvre de Joan Miró)」の鑑定書がついています。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子