2021.08.07
《ブログ》岐阜市新庁舎にイサムノグチ
先日、今年五月に開庁した「岐阜市 新庁舎」に出かけてまいりました。
15階と17階の展望スペースに、イサムノグチの光の彫刻《AKARI》が展示されています。イサムノグチのデザインが和紙の質感に寄り添っていて、とても綺麗ですね。
《AKARI》は1951年にイサムノグチが岐阜を訪れた際、岐阜提灯に着想を得てデザインした照明器具のシリーズです。プロダクト品として大量生産されているので、ファッション誌やインテリアショップで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
《AKARI》のバリエーションはなんと200種類以上あるそうです。
お気に入りの形を探してもたのしそうですね。
また、国内外で人気のイサムノグチは、現在東京でも大回顧展がひらかれています。
《AKARI》の展示もされているそうです。
コロナで展覧会に足を運ぶことが難しい方のために、主催の朝日新聞社さんがウェブサイトで図録やグッズの販売もおこなっています。
日米の担当学芸員の文章のほか、磯崎新さん、安藤忠雄さん、松岡正剛さんの寄稿文も掲載されているそうです。ステイホームのお伴にいかがでしょうか(^^)/
朝日新聞社オンラインストア
https://shop.asahi.com/products/detail.php?product_id=1885
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.08.05
《告知》お盆秀作鑑賞展
本日から夏季休廊を明け、柳ケ瀬画廊は通常営業を再開いたしました。
次回の企画展は、
8月14日より、毎年恒例の「お盆秀作鑑賞展」を開催予定です。
出品作家は 熊谷守一、梅原龍三郎、黒田清輝、鴨居玲、中川一政など、
合計15点ほどを展覧予定でございます。
暑い夏の息抜きにぜひお立ち寄りくださいませ。
皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2021.08.01
《ブログ》本日は熊谷守一先生の命日です
柳ケ瀬画廊は夏季休廊中です。
本日は、熊谷守一先生の命日です。
今から44年前の、1977年8月1日午前4時35分、
肺炎のためにお亡くなりになりました。享年97歳です。
晩年の熊谷先生は欲しいものが何かと問われて、
「いのちです」「おもしろいから生きていたい」
とお返事されたそうです。
熊谷先生が97歳で亡くなられたとき、アトリエには多くの板や絵具が遺されていたとききました。90代後半になってもなお、まだまだ生きて、たくさんの作品を残そうとした熊谷先生の画家としての強さを感じます。
熊谷先生の葬儀委員長は美術評論・今泉篤男氏がつとめました。
司会は熊谷先生に日本画を勧めた浜田葆光氏の次男・浜田寛氏がつとめ、祭壇は著名な建築家・谷口吉郎氏により設計されたといいます。そして、熊谷先生を「日本のオヤジ」と慕った画家・岡田謙三氏やコレクター・木村定三氏が弔辞を捧げました。
仙人画家、隠遁画家と呼ばれながら、実は多くの友人や愛好家の方たちに慕われていた熊谷先生のお人柄が伝わる顔ぶれだな…と思います。
柳ケ瀬画廊では、8月5日より通常営業を再開いたします。
その後、8月14日(土)より恒例の「お盆秀作鑑賞展」をひらき、鴨居玲先生や梅原龍三郎先生、黒田清輝先生とともに熊谷守一先生の作品も多く展覧の予定でございます。
皆様の御清鑑をお待ちしております。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子