柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2021.04.15

《ブログ》美江寺公園の銅像

いよいよ来月5月6日に岐阜市新庁舎が開庁するそうです。
この新庁舎のお隣に美江寺公園がありますが、ここにひとりの男性の銅像が置かれています。

とても大きな立派な銅像です。
この方は松尾国松さん、第6代岐阜市長をつとめた方です。
1925年から1946年にかけて、21年以上の期間を市長として活躍しました。

松尾さんは土木や衛生など、岐阜のまちのため、市民のために働いたことから、初の岐阜市名誉市民章も贈られています。銅像の裏面には、松尾さんの生涯や功績、この銅像が建てられた経緯なども記されていました。

新しい庁舎のお隣の公園に、こうした方の銅像が立っていることにご縁を感じますね。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2021.04.12

《ブログ》岐阜のパブリックアート

岐阜市内では、岐阜駅から柳ケ瀬にかけて、
神田町通り沿いに 12作品 のパブリックアートが設置されています。

例えば、織田家ゆかりの円徳寺(岐阜市神田町6-24)前では、薮内佐斗司さんの作品が見られます。
作品名は《楽市童子・楽座童子の像》です。
薮内さんらしいブロンズの童子ですが、この岐阜市バージョンは、設置された場所が楽市楽座発祥の地であることに合わせて商売をしている童子で可愛らしいです。

こうした彫刻群は、現在12作品残っているはずです。

昔、神田町にアーケードが新設される際、関連事業として「モニュメントづくり委員会」が13作家を選び、1994年度から1995年度にかけて設置したときいています。その後、1作品はなくなってしまいましたが、小清水漸、星野暁、林武史など国際的に作家する彫刻の大家の作品がいまも揃っています。

ちょうど現在「ぎふの画廊めぐり」も開催中です。
画廊めぐりの合間に、彫刻群をめぐるお散歩コースもおすすめです。
ぜひ春の美術巡りにお出かけになってみてくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

 

(お詫び)
本日、改めて当時の新聞記事を確認したところ、設置された彫刻は当初13作品、現在残っている彫刻がそのうち12作品と判明いたしました。
最初のブログ記事では、1点ずつ少ない数で記載しておりました。
本文を修正して、過去にご覧いただいたお客様向けに本説明記事を掲載させていただきます。
2021.12.03 市川瑛子

2021.04.11

《ブログ》愛知県美術館「トライアローグ」展

画廊のお仕事で嬉しいことのひとつに、各美術館さんからのご案内があります。
特にゴールデンウイーク、夏休み、シルバーウィ-クにかかる時期は各館の目玉展覧会の案内が多く、案内が届くたびにわくわくいたします。

この春の一番の豪華な展覧会は愛知県美術館さんの「トライアローグ」展でしょうか。
展覧会の正式名称は「トライアローグ 横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」とあり、日本でも有数のコレクションを誇る3つの美術館から名品が揃う期待がふくらみます。
ピカソ、ミロ、クレー、エルンスト、ダリ、マグリット、ポロック、ベーコン、ウォーホル、リヒター、、、作家名を見ているだけで心が躍りますね。約120作品が一堂に会すそうです。

他にも三重県立美術館さんでは「若冲と京の美術 京都 細見コレクションの精華」展がはじまりました。
京都の細見美術館といえば細見家3代が蒐集した名コレクションで知られる美術館さんですね。江戸絵画でも有名な館なので、琳派や若冲の名品がたくさん見られそうです。

春が過ぎ、7月には豊田市美術館でモンドリアン展が、9月には名古屋市美術館でフランソワ・ポンポン展もはじまります。
新型コロナウイルスの感染者の方が再び増えてきて不安な日が続きますが、早く県外の美術館も気軽にまわれる日が来るように願うばかりです。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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