2020.12.17
《ブログ》本日の岐阜は雪です(通常営業中)
全国的な大雪の影響で、今朝は 岐阜市内もうっすら雪が積もっていました。
雪のなかですが、画廊は通常通り常設展を開催しております。
雪と言えば、熊谷守一先生も雪の絵は何点か描いていますね。
ポーラ美術館さんがご所蔵の「楢枯葉」という樹木に積もる雪の油彩画や、岐阜県美術館さんがご所蔵の「赤城の雪」という群馬県の赤城山を描いた油彩画、個人蔵の油彩画や墨彩画の「雪」などです。
「赤城の雪」を描いた時は、日本の近代スキーの草分け的存在の猪谷六合雄さんの宿に泊まって描いたそうです。猪谷さんが赤城山の大沼で雪の深さを測っているときに熊谷先生もついていきましたが、足の高い下駄で行ったのでおっかなびっくりだったと著書『へたも絵のうち』のなかで書いています。
ふと気になって赤城の現在の積雪量を見てみたら、15cmも積もっているそうです。
観測地点として画像が出ている場所は、まさしく熊谷先生が下駄で歩いた赤城大沼で、よくぞこんな雪深いところを下駄で歩いたなぁと改めて驚きました。
赤城山 観測所 観測データページ
http://www.kendobousai-gunma.jp/snow/detail?pointId=43
下駄で雪中行進…
怖いような気もしますがいつか熊谷先生の気分になってチャレンジしてみたいです。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2020.12.14
《ブログ》ステイホーム
ステイホームと言えば
晩年は外出を控え、自宅敷地内でほとんどの時間を過ごされた
熊谷守一先生は ステイホームの達人だったのかもしれません。
一つの事に費やす時間は人によって違います。
忙しいと 花や昆虫を見ても「綺麗」「面白い」という一言で過ぎていくことも
時間がたっぷりあり 色や形を丁寧に見ていくと思わぬ発見があるのだと思います。
熊谷先生が、地面に寝そべって、蟻を何時間も観察して『蟻の歩き方を幾年もみていてわかったんですが、蟻は左の二番目の足から歩き出すんです』と話されたことは有名です。
今回のコロナのように、人は未知の疫病はもちろん殺人や事故のような恐怖の出来事、地震や災害のような不安な出来事に強く興味を持ち、マスコミは連日報道します。
熊谷先生が好まれた「五風十雨」「無一物」「獨樂」のような1日では、視聴率はとれないので仕方がないのですが。。。このようなときにこそ、守一スタイルの獨樂ステイホームを楽しんでいきたいです。
柳ケ瀬画廊 市川たけよ
2020.12.13
《ブログ》本日、展覧会最終日です
本日、 「文化の日 熊谷守一 前田青邨 川合玉堂展」が最終日を迎えました。
岐阜ゆかりの三巨匠を見比べて楽しめる展覧会、
私たちも毎朝作品を鑑賞して、それぞれの画家の個性を楽しめた展覧会でした。
本日18時までの展覧会です。
お時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子