2020.11.01
《ブログ》無欲であり続けること
仏教学者 佐々木閑氏が日経夕刊新聞にエッセーを書いていらして、毎週楽しく拝読しています。
前回 「才能も諸行無常」のエッセーが心に残りました。
佐々木氏のお母さまは 文学がお好きで わが子に才能を感じていらしたのかもしれませが、 佐々木氏は幼い頃から詩や日記を書くことを強要され、嫌で嫌でたまらなかったそうです。
その抵抗の気持ちを糧に詩を書いたそうですが、
母親が佐々木氏の作品を投稿したところ、まずコンクールで佳作を、
そして 小学五年生には 全国最優秀賞、総理大臣賞・文部大臣賞・賞金10万円 スポンサー東洋紡さんからは母校へのカーテン寄付をいただけたそうです。
その時 佐々木氏は『こんなにもらえるのならもっとがんばろう』と思った、、、とたん、
詩が全く書けなくなり 以降50年 詩が書けなくなったそうです。
詩も絵画も 生涯この世の欲とは 別な世界にいないと 才能は欲に呑まれて泡のごとく消えてしまうものなのか。。。
熊谷守一という画家は稀有な人だったのだなと納得した一日でした。
PS 佐々木氏のエッセーには とても豊かな表現が魅力で、本人の才能はもちろんですが、
お母様の教育の賜物という気がいたします (#^.^#)
市川たけよ
2020.10.31
《ブログ》岐阜新聞さんにご紹介いただきました
本日(10月31日)付の岐阜新聞さんで、
開催中の「文化の日 熊谷守一 前田青邨 川合玉堂展」を取り上げていただきました。
熊谷守一先生、前田青邨先生、川合玉堂先生といえば
岐阜の近代洋画日本画を代表する三巨匠です。
ただ、油彩画と日本画というジャンルの違いもあって、
今回の展覧会のように名品を並べてみる機会は地元でもすこし珍しいかなと思います。
本展では油彩画家の熊谷先生の日本画作品も展示していますので、それぞれの画家の絵の特徴や魅力をぜひ見比べて楽しんでご鑑賞いただけましたら幸いです。
いよいよ冬の寒さも厳しくなってまいりました。
岐阜市内もコートが必要かなと感じる冷え込みですので、お越しの際はお気をつけくださいませ。
皆さまの御清鑑を心よりお待ちしております。
柳ケ瀬画廊 市川えいこ
2020.10.29
文化の日 熊谷守一 前田青邨 川合玉堂展(10/29-12/13)
本日より新しい展覧会がはじまりました。
「文化の日 熊谷守一 前田青邨 川合玉堂展」です。
例年、この時期は「文化の日 熊谷守一展」を開催しておりますが、
今年は前田青邨先生と川合玉堂先生の名品が揃いましたので三巨匠展となりました。
熊谷先生と青邨先生はともに岐阜県出身、
玉堂先生は愛知県のご出身ですが幼少期は岐阜市で過ごしていらっしゃるので、
岐阜ゆかりの展覧会にもなっています。
油彩画と日本画という技法の違いもあり、岐阜ゆかりという共通点もありながら意外に同時に並べて鑑賞する機会が少ない三巨匠かなと思います。
画廊は作品との距離も近く、よりそれぞれの画家の特徴や魅力も比べて楽しんでいただけると思いますので、ぜひお出かけくださいませ。
皆さまの御清鑑を心よりお待ち申し上げております。
(展覧会詳細)
名称 文化の日 熊谷守一 前田青邨 川合玉堂展
会期 10月29日(木)~12月13日(日)火曜水曜休廊、10時~18時
会場 柳ケ瀬画廊(岐阜県岐阜市柳ケ瀬通3-21)(058-262-3481)