柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2026.01.18

作品紹介 杉山寧 花 果物

柳ケ瀬画廊では新春逸品展を開催中です。

今年の逸品展は日本画の作品が多く揃い、
東山魁夷、加山又造、横山操、福田平八郎、小倉遊亀など
日本画の名品逸品を多く展示いたしました。

杉山寧先生の作品2点も御案内しています。
一点は果物を描いた日本画の作品です。
まだ重厚なマチエールに移る前の柔らかい線の作品で、
杉山先生らしく、写実的でありながらどこか抽象的にも見える作品です。
オレンジとブルーの取り合わせも新鮮です。

もう一点は紫陽花を描いた水彩画です。
杉山先生というと重厚なマチエールと見事なデッサン力があげられますが、
そのデッサンの巧みさが楽しめる作品です。
三輪の紫陽花も美しく、背景に幾何学模様のように広がる紫陽花の葉の構成も魅力がございます。

どちらの作品も画廊に展示しています。
お時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。
皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2026.01.17

「熊谷守一展」角川武蔵野ミュージアム(12/20-3/9)

熊谷守一先生の展覧会のご案内です。

角川武蔵野ミュージアム(埼玉県所沢市)にて、
「熊谷守一 へたも絵のうち」展が開催されています。
昨年末にはじまり、3月9日まで開催される予定です。

角川書店さんと熊谷守一先生にはゆかりがあり、創業者の角川源義氏が句集『西行の日』をだした際には題字を熊谷先生に依頼したこともあったそうです。今回の展覧会にはその書「西行の日」も展示されています。

展覧会は四部構成で、初期からモリカズ様式に至るまでの油彩画の画風の変遷を追うとともに、ゆかりのある書「西行の日」にちなんで書の特集も楽しめます。
《雪》《桃》といったこの時期にぴったりな油彩画だけでなく、なかなかまとめて見る機会のない熊谷先生の書がまとめて見られることも嬉しい展覧会ですね。

柳ケ瀬画廊も特別協力者として作品を貸し出しております。
ぜひお出かけくださいませ。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2026.01.12

作品紹介 加山又造 花 小鳥

柳ケ瀬画廊では新春逸品展を開催中です。
開催三日目を終え、昨夕少し展示替えをいたしました。

ウインドウには加山又造「ぼたん」を飾っています。
澄んだガラスの花瓶に活けられた白牡丹が美しい日本画です。
白牡丹は二輪あり、一輪は咲き誇り、もう一輪は今まさにこれから花開こうという姿を見せています。花の開花する時間の流れも一枚の絵の中に込められているようです。
作品の中に異なる時間のものを描き、時間の経過を表現する手法は「異時同図」といい、日本画の古典作品に多くみられる手法です。又造先生は「昭和の琳派」と呼ばれるように古い作品を研究し、それを自己流に表現することで革新的な作品を次々発表していらしたので、この作品もその影響があるのかしらと思います。

又造先生の作品はもう一点あり、小鳥と野菜を描いた日本画も展示しています。
又造作品には鳥がしばしば登場いたします。カラスは自画像とも言われ、ライフワークのように繰り返し制作されました。
展示中の作品は黄色の小鳥ですが、又造先生らしい厳しい線が画面に緊張感を持たせています。背景も又造作品らしい黒に少し金がのぞく空間となっています。

どちらの作品も画廊にてご案内中です。
また、他にも東山魁夷、横山操、杉山寧、小倉遊亀など日本画の名品が揃っています。
ぜひお出かけくださいませ。
皆様の御清鑑を心よりお待ちしております。

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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