2024.12.05
《ブログ》彫刻家・林武史さんの作品を展示いたしました
柳ケ瀬画廊では年末の版画展を開催中です。
熊谷守一先生の版画の名品のほか、
多彩な作家の作品をさまざまに展示しています。
岐阜市出身の彫刻家の林武史さんの彫刻の小品2点も飾りました。
昨年、東京藝術大学大学美術館にて退任展が開かれたばかりです。
岐阜市にちなんで作られた作品と、優しい雨の気配を感じる作品です。
林先生といえば、岐阜県の関ケ原にある、
「せきがはら人間村生活美術館」さんに今年新たに作品が収蔵されました。
先日、先生の講演会にあわせてさっそく作品を拝見しに出かけてまいりました。
あちこち歩くと20分ほどかかるような広い敷地内に、
多数の彫刻作品や、品の良い大きさの展示スペースが点在する場所です。
林先生の作品は「cafe mirai」の横の道を上って行くとすぐに登場します(下写真参照)
この道を上ると、林先生の作品「水田」が登場します。
まだ設置されたばかりで、地面と作品の境目が新鮮ですが、これから季節を経て、草や土が慣れてくるとより場所との一体感が出そうな場所です。
裏面はこのような雰囲気です。
「水田」の裏面には、林先生は手を加えず、買ったときのままの状態を保っているので自然な石の表情が感じられます。
林先生の作品は屋外のパブリックスペースに設置されていますので、
美術館さんがお休みの日でも鑑賞することができます。
また、他の多くの彫刻群も同様に見られますし、
敷地内にはふたつのカフェもあり、
広い芝生では子供が遊んだり、ペットの散歩を楽しむ方の姿もありました。
こうした伸びやかな空間にいると気持ちまでリフレッシュされて心地よいです。
ご興味ございましたら美術館さんの公式サイトもご覧になってみてくださいませ。
関ケ原製作所さんが運営に関わっている企業美術館です。
https://www.sekigahara.co.jp/ningenmura/museum.html
柳ケ瀬画廊 市川瑛子