柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

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2024.02.08

《ブログ》フィンランド・グラスアート展(岐阜県現代陶芸美術館)

2月の柳ケ瀬画廊は、近現代絵画の常設展を開催しています。
例年2月は客足が落ち着く時期ですが、今年は少しあたたかな冬のためかお客様のお出かけが多くてとても嬉しいです。15点ほどを展覧しておりますので、ぜひお出かけくださいませ。

さて、先週は久しぶりに多治見の岐阜県現代陶芸美術館さんに出かけてまいりました。
話題の「フィンランド・グラスアート展」は盛況で、お子さんから年配の方までたくさんの方で賑わっていました。美術館が賑やかだと嬉しくなりますね(*^^*)

この数年、デザイン展も多くひらかれるようになった岐阜県現代陶芸美術館さん、今回も北欧デザインの美しいガラスアート作品が楽しめました。
最初のお部屋はデザインの美しさを楽しみながら実用的な器類が飾ってあって、次第にオブジェ作品に移り、最後は現代アートのような不思議な形のグラスアートが展示されています。ガラスの可能性や楽しみが詰まった展覧会です。

元永定正さんのアートの世界のようなオブジェたちのお部屋。
写真撮影も可能な展覧会のため、来場者の方たちもお気に入りの1枚をたくさん記念に撮影していました。

オイヴァ・トイッカのポンポンシリーズ。
1968年のミラノトリエンナーレのためにデザインされたそうで、器にお花や球体のオブジェがついた愛らしいシリーズです。何を入れ、何を活けようか、楽しくなりそうな器たちですね。

カイ・フランクのヤマシギ。
吹きガラスで作られた1点もので、息を吹いて制作するときに出来る気泡がまるで鳥の模様のように見えますね。この美しい造形を作るためにガラスに他の物質を混ぜるなど試行錯誤が随分されたそうで、発表されたこの作品は当時から高く評価を受けたと言われています。

会場の外にはイッタラの小さな販売コーナーも展開されていました。
良いデザインは現代でも古さを感じずに楽しめるので、百貨店などで彼らのデザインを受け継いだエディションを見かけることがあることも展覧会の楽しみかもしれません。

展覧会は3月3日(日)までの開催だそうです。
展覧会終盤は混雑することが多いので、気になられる方はぜひお早めにお出かけになってみてはいかがでしょうか。

 

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《ご紹介した展覧会の詳細》
展覧会名:「フィンランド グラス・アート展」
展覧会期:2023年12月16日(土)から2024年3月3日(日)まで
展覧会場:岐阜県現代陶芸美術館(岐阜県多治見市)

岐阜県現代陶芸美術館さんの公式ウェブサイト
https://www.cpm-gifu.jp/museum

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柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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