2020.05.29
《作品入荷》熊谷守一 つばめ
熊谷守一 シルクスクリーン「つばめ」の作品が入りました。
5月に入り 街のあちらこちらで 巣作りに元気で飛び回っている 「つばめ」をみかけることが多くなりました。
スマートな体で 尾がピーンとカッコよく跳ね上がっている「つばめ」。
上着の後ろの下の方が割れて、つばめの尾のように見えることから、
男子用の礼服は燕尾服といわれますが、礼服を着た鳥は「つばめ」はおしゃれな鳥です。
眼の前をあっという間に通り過ぎて行ってしまうので、じっとその姿を観察することは
なかなか難しいですが、熊谷先生は 蟻を観察した時のように
何日も観察を続けて、描かれたのかと思われます。
また、「つばめ」は神様のお使いともいわれ、燕が家に巣をかけると、家が繁盛する・病人が出ない・吉事がおこるなどと言われることから
お祝い事の贈り物にもお使いいただくことも多いです。
作品は「つばめ」のスマートな形と美しさ、素早く飛ぶスピードが感じられる素敵な作品です。
ウィンドウに展示いたしますので、柳ケ瀬にいらしたらご覧くださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川たけよ