2025.10.04
《作品紹介》北川民次 油彩 ユリとアスター
柳ケ瀬画廊では秋の常設展を開催中です。
ようやく夏の暑さも落ち着き、画廊にお越しのお客様も増えてまいりました。
画廊には熊谷守一、香月泰男、棟方志功、加藤東一などを展示しています。
北川民次先生の8号の油彩画を飾りました。
白い百合と、赤と紫のアスターが花瓶に活けられた構図です。
アスターはキク科の花で、菊のように細い花弁が開く種類もあれば、ポンポン咲きと呼ばれるようなボールのような形の種類もあるそうで、今回の作品はポンポン咲きのタイプだと思われます。百合のすらりと伸びた姿と、アスターのポンポンとした姿の対比がリズミカルな作品です。
愛知県瀬戸市には今も北川先生のアトリエが保存されていて、
静岡のご出身でもありますのでこの地域にもファンが多くいらっしゃいます。
展覧会も瀬戸市美術館、瀬戸信用金庫アートギャラリーなどで時折開かれています。
ご当地の画家の作品をぜひお楽しみくださいませ。
作品は今月下旬まで画廊に展示予定です。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子