2025.05.31
《作品紹介》棟方志功 妙肌韻板画柵
柳ケ瀬画廊では来月「秀作鑑賞展」を開催予定です。
展覧会の開催に向けて、作品が集まってまいりました。
香月泰男、山口薫、東郷青児、三岸節子、ローランサンなど
様々な画家の秀作を20点以上展覧いたします。
今回は棟方志功作品が10点以上揃いました。
棟方の絶頂期に作られた特装本「妙肌韻板画柵」からのご紹介です。
外函のたとう、限定番号のついた奥付、ご遺族の鑑題箱つきで、
編集刊行した森口太郎の名を記した板画以外は額装してございます。
いずれも22cm以内で、ご家庭で飾りやすい寸法です。
「大首の柵」をはじめ、
「白肌の柵」「背腕の柵」「人魚の柵」など女人を描いた作品ばかりで、
15点のうち4点は画家による裏手彩が施されています。
作品は15点すべて秀作鑑賞展にて展示いたします。
ご興味ございましたらぜひご覧くださいませ。
また、棟方先生といえば、来月より東京の日本民藝館にて、
「棟方志功展 Ⅰ」がはじまります。ⅠからⅢまでの連続展です。
二年前には生誕120年展が東京国立近代美術館をはじめ、
全国を巡回いたしましたが、東京ではそれ以来のまとまった展覧会です。
会期中には棟方志功研究をなさっているお孫さんの対談なども開かれるそうです。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子