柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

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2024.06.13

《作品紹介》香月泰男、リトグラフシリーズ

柳ケ瀬画廊では「香月泰男展」を開催中です。
油彩画、グワッシュ、版画など16作品を展示しています。

展覧会では版画作品6点も飾りました。
最晩年に制作された海外風景や花、太陽の作品などです。
香月先生の版画シリーズは1969年から亡くなる1974年にかけて作られたもので、1969年という年は有名なシベリヤ・シリーズが第1回日本芸術大賞(新潮文芸振興会)を受賞して世の中に香月泰男という画家の存在が広く知られたころでした。
多くの香月泰男版画作品は大阪フォルム画廊さんとフジ美術版画工房さんによって作られています。大阪フォルム画廊さんは香月先生の個展を開催していたゆかりの深い画廊で、フジ美術工房さんは初期から香月先生の版画制作に関わっていた摺り師・木村希八さんが設立に関わった工房です。木村希八さんは香月作品のほかにも、草間彌生、篠田桃紅、靉嘔や、熊谷守一の版画を摺ったことで知られています。

画廊では「ホテルから(カサブランカ)」や「司教の家」といった優しい色彩の風景画や、オレンジ色の空に黄色の太陽が描かれた作品、ハイビスカスの花の作品などの版画をご紹介しています。どれもリトグラフという技法で刷られた作品で、すべての作品に香月先生の鉛筆による直筆署名が入れられています。
香月先生の人柄が感じられるような、どのような場所に飾っても調和して優しくなじむような色彩の作品ばかりです。

お探しの作品、お気になられる作品などございましたらお気軽にお問合せくださいませ。
柳ケ瀬画廊の香月泰男展は6月23日までの開催です。

 

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