2024.04.14
《ブログ》中日新聞さんに掲載いただきました
12日付の中日新聞さんにて熊谷守一展を取り上げていただきました。
記事でもご紹介いただいていますが、
熊谷先生が91歳のときに描いた揚羽蝶の油彩画を展示しています。
熊谷先生は1971年、91歳の年から画風を少し変化させていて、それまで赤鉛筆で描いていた輪郭線を木炭の黒色で描くようになっています。
当時、もう熊谷先生は世間でも評価され、美術館や百貨店や各地の画廊で取扱いがはじまり、巨匠といわれるような立場でしたが、そのなかで画風を変える探求心に驚かされます。黒色は全ての色を詰め込んだ色で、かなり強い色なので扱いが難しいのですが、絵具の厚みや取り合わせを変えて、新しい展開が楽しめる時期です。
柳ケ瀬画廊の熊谷守一展は28日(日)までの開催です。
熊谷守一作品23点を展示して、皆さまをおまちしております。
ぜひお出かけくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子