柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

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2023.04.24

【4/26~6/11の展示】作家紹介:北奥美帆

柳ケ瀬画廊では4月27日から6月11日にかけて、
「岐阜アートギャザリング2023」にあわせた選抜作家展を行います。

市内各所で都市間連携で招聘した12名のアーティストが展示を行う企画です。
柳ケ瀬画廊では6名のアーティストが登場予定です。

しばらくブログでは出品作家から1名ずつをご紹介してまいります。
本日ご紹介する作家は飛騨にアトリエを構える北奥美帆さんです。


北奥美帆「羊 no.8」
木材(ケヤキ)・インテリアファブリック・ウレタンフォーム・綿・くるみボタン・鋲・鉄媒染液・家具用オイル塗料、H46×W70×D30cm〔2022年〕(参考画像)

北奥さんは岐阜の飛騨にアトリエを構える木工芸作家です。
東京藝大でデザインを学んだのち、木工芸で知られる飛騨の家具メーカーに就職して技術を磨くと、独立してアトリエを構えてアート家具などを作成しています。本展では牛・馬・羊3作品が登場予定です。(5月27日からはさらに3作品追加されて、6作品展示されます。)

モチーフになるのは羊や牛といった古代から人間と深い関係のあった家畜や動物で、スツールになっています。家具(スツール)として体重100kgまでの方であれば腰かけていただくこともできます。また、飛騨の木工芸の技術を持つ作家のため、長年愛用するなかで破損や汚損が出たら修理を依頼して大切に使うことが可能な点は、飛騨のあたたかな職人技術を感じさせてくれてくれます。

また、北奥さんの作品は、岐阜市内にある加藤栄三・東一記念美術館さんにて開催中の「池袋モンパルナス回遊美術館 池袋アートギャザリングselection」展にも6月11日まで展示されています。会期中、6作品が展示予定です。
こちらの作品もお時間ございましたらぜひご覧くださいませ。

 

《北奥美帆 略歴》
1989年
三重県出身
2013年
東京藝術大学デザイン科卒業
素材と加工のことをもっと知りたくて飛騨高山の家具メーカーに就職
在職中に2級家具制作技能士(手加工、いす張り)取得
2017年
「高岡クラフトコンペ」グランプリ 受賞
2021年
独立
1級家具制作技能士(いす張り)取得

展示歴
2019年
「SICF」(スパイラル/東京)
2020年
「いんすぴ  これやん展  vol.1」(パークホテル東京/東京)
2021年
「いんすぴ  これやん展  vol.2」(パークホテル東京/東京)
「KOGEI  Art  Fair  Kanazawa  2021」(ハイアット セントリック  金沢/石川)
2022年
「RANPO  WANTED」(東京芸術劇場/東京)
個展「動物椅子舎」(GALLERY龍屋/愛知)

 

《展覧会詳細》
岐阜アートギャザリング2023 選抜作家展
4月26日~6月11日
(※ただし5月1日~5月7日はGW休廊)
(※ただしアートギャザリング全体会期は5月8日~5月26日)

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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