2021.10.18
《ブログ》ミレーから印象派への流れ(岐阜県美術館)
岐阜県美術館で開催中の「ミレーから印象派への流れ」展に出かけてまいりました。
横浜、愛媛、長崎、金沢と各地を巡回しているフランス美術の展覧会です。
岐阜県美術館さんは緊急事態宣言で長らく休館されていたので、久しぶりの再開ですね。
私が出かけた日は 日曜日ということもあって入場待ちの列もできていました。
さて、「ミレーから印象派への流れ」展、
日本でもファンの多い《落穂拾い》や《晩鐘》を描いたミレーの展覧会です。
ミレーと言うと農民画家というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、もともとは歴史画や肖像画を描いていた画家でした。その後、フランス革命などの時代背景もあり、サロンで農村を描いた作品が評価されると農民画家としてのイメージが定着していきます。
今回の展覧会ではミレーが7点でていましたが、若い頃の作品がメインで、ミレーの農民画家以外の魅力が見られました。
また、印象派の作品も出ていて、
ウェールズ国立美術館所蔵のモネの《睡蓮》《パラッツォ・ダリオ》、ルノワールの《会話》、セザンヌの《プロヴァンスの風景》がハイライトで出ていました。ボナールやドニ、ベルナールなども展示されていて、フランス美術がお好きな方には特に楽しい展覧会だと思います。
緊急事態宣言の影響で会期が短く、今週木曜日までの開催です。
お出かけされる方は会期にお気をつけてお出かけくださいませ。
また、岐阜市内では弊社・柳ケ瀬画廊も「文化の日 香月泰男展」を開催中です。
こちらも引き続き 熊谷守一の油彩画6点、香月泰男の油彩画8点、熊谷守一の墨彩画1点、合計15点を展覧しています。フランスの名画を鑑賞したあとは、日本の近代洋画の巨匠の作品もぜひ鑑賞にお出かけくださいませ(*^^*)
***展覧会詳細***
展覧会名:ミレーから印象派への流れ
展覧会期:10月1日(金)から10月21日(木)まで
展覧会場:岐阜県美術館
岐阜県美術館・公式ウェブサイト
https://kenbi.pref.gifu.lg.jp/
***
展覧会名:文化の日 熊谷守一・香月泰男展
展覧会期:10月7日(木)から11月7日(日)まで(火曜水曜休廊)
展覧会場:柳ケ瀬画廊(岐阜市柳ケ瀬通3-21)
柳ケ瀬画廊・公式ウェブサイト
https://yanagase-web.com/