2022.06.30
《ブログ》「カラリストの世界」(三岸節子美術館)
一宮市三岸節子記念美術館さんで開催中の、
コレクション展「カラリストの世界」に出かけてまいりました。

愛知で学校や公共施設などを設計している浦野設計さんの建築が目を引きます。
織物工場のノコギリ屋根をモチーフにしたギザギザの屋根や、
節子さんの愛したヴェネツィアを連想させる水路などのある本館と、
アトリエを再現した土蔵の展示室などの建築も素敵な美術館です。

展覧会では28作品が鑑賞できました(*^^*)
「色彩の魔術師」と呼ばれたボナールの画集を読み、影響を受けていた初期の作品。
戦後に渡欧して、海外で日本人としての自分を再認識して描き始めた中期の埴輪や壺の作品。
そして、色彩がますます鮮やかになり、絵具層が厚みを増した晩年の作品。
多彩な年代の、小品から100号までの油彩画を中心に鑑賞できて楽しいひとときでした。
***ご紹介した展覧会の詳細***
展覧会名:「コレクション展『カラリストの世界』」
展覧会期:4月16日(土)から7月10日(日)まで
展覧会場:一宮市三岸節子記念美術館
一宮市三岸節子記念美術館・公式ウェブサイト
https://s-migishi.com/
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2022.06.23
《ブログ》「塔本シスコ展」(岐阜県美術館)
岐阜県美術館さんで開催中の、
『塔本シスコ展 シスコ・パラダイス』に出かけてまいりました。

塔本シスコさんは50歳を過ぎてから筆をとり、
91歳で亡くなるまで、毎日絵日記のように絵を描いた画家だそうです。
展示室を歩いていると、
塔本さんの毎日の嬉しいことや驚いたこと、
また、オリンピックなどの当時の大きなイベントのことなど、
絵日記を読ませてもらっている気分で、塔本さんの毎日を体感できます。

展示室は撮影OK、
お気に入りの作品をスマホで撮影する方が多くいらっしゃいました。
美術館での楽しかった気持ちを家に持ち帰れるようで嬉しいですね。
***
企画展示室のお隣の常設展示室では、4つの小展示もひらかれていました。
「1980年代の美術」「ルドンの色」
「日本からメキシコへ、メキシコから日本へ キシオ・ムラタ展」
「ぎふの日本画 東に歩む」
岐阜県美術館さんといえば、
秋には開館40周年を記念して、前田青邨展も開かれるそうです(*^^*)
芸術の秋に向けて今から楽しみですね。
また、柳ケ瀬画廊でも現在、「身近な美術品展」を開催しています。
今年の芸術の秋は、逸品展と熊谷守一展の二本立てで開催の予定です。
こちらもぜひお出かけくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子
2022.06.20
《ブログ》柳ケ瀬でボテロの映画が公開されます
柳ケ瀬の「岐阜タカシマヤ」さんの向かいに、
歴史のある映画館の「CINEX(シネックス)」さんがあります。
スギ薬局さんやモスバーガーさんの入っているビルです。
美術関係者にとっては、よくアート関係の映画を上映されることでもお馴染みだったりします(*^^*)
そのCINEXさんで、いま、
映画『フエルナンド・ボテロ 豊満な人生』が、
6月24日まで限定上映されています。

一度見たら忘れられないような、肉感的な人物像で知られるボテロ。
南米コロンビアの出身で、90歳でご存命です。
7月16日からは、名古屋市美術館でも個展が開催されます。
『ボテロ展 ふくよかな魔法』という展覧会です。
映画とあわせて展覧会に出かけると、さらにボテロワールドを楽しめそうです。

映画の上映時間の詳細は、下記CINEXさんのウェブサイトからご確認ください。
http://www.tochiko.co.jp/schedule.html
柳ケ瀬画廊 市川瑛子