2021.05.16
《ブログ》大相撲ゆかりの岐阜の地名
東京の国技館では、大相撲夏場所が中日を迎えていますね。
本日のNHK解説は、引退したばかりの元横綱鶴竜関が出演されるそうで、夜に録画映像を見ることが今からたのしみです。
さて、岐阜市内にそんな大相撲ゆかりの地名があることをご存知でしょうか。
岐阜駅の南側にある、名鉄茶所駅の「茶所(ちゃじょ)」です。
名鉄岐阜駅を出て、名鉄加納駅を出た後に到着する駅ですね。
江戸時代、美濃出身の大相撲力士・鏡岩濱之助という方がいました。
当時、最強力士と呼ばれていた雷電爲右エ門を破ったこともある力士です。
その濱之介の息子の鏡岩源之助も大相撲力士になりましたが、現役引退後に美濃国で地域のために活躍した父とは違い、乱暴者で問題を多く起こしていたそうです。しかし、父の死後に改心して、この地で中山道を行き交う旅人たちに茶をふるまったことから「茶所」という地名が付いたそうです。
茶所駅の近くには、こうしたエピソードが書かれた看板とともに、記念の石碑もたっています。
新型コロナウイルス感染症の影響でなかなか外出の難しい日々が続いていますが、
岐阜のあちこちに足を運んでみると、いろいろなことが見つかって面白いです。
柳ケ瀬画廊でも引き続き「初夏の常設展」を開催中です。
こちらもお時間ございましたらぜひお出かけくださいませ。
柳ケ瀬画廊 市川瑛子