柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2022.09.25

《ブログ》展覧会が終了いたしました

本日、「美術の秋 秀作鑑賞展」が会期を満了いたしました。

会期中にお出かけくださった皆様、
お電話やメールでお問合せをくださった皆様に厚く御礼申し上げます。

柳ケ瀬画廊の次回の展覧会は、
「文化の日 熊谷守一・前田青邨展」です。
9月30日から岐阜県美術館さんで開催される前田青邨展にあわせて開催いたします。

皆様の御清鑑をお待ちしております。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.09.17

《ブログ》熊谷守一鑑定登録作品集の第八集が発売されました

柳ケ瀬画廊「美術の秋 秀作鑑賞展」を開催中です。

熊谷守一先生の新刊の御案内です。

熊谷守一水墨淡彩画鑑定登録会から出されている、
『熊谷守一水墨淡彩画鑑定登録会 登録作品集 第八集』が刊行されました。

2019年1月から2022年4月までに、
鑑定・登録された作品が掲載されています。

柳ケ瀬画廊店頭のほか、
柳ケ瀬画廊オンラインストアでも販売中です。
https://yanagase.stores.jp

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2022.09.16

《作品紹介》北川民次・油彩画「りんごを持つイブ」

「美術の秋 秀作鑑賞展」を開催中です。

会期の半ばに展示替えをいたしました。
現在、国内外画家12名の作品16ほどを展覧しています。

北川民次「りんごを持つイブ」

本日は、北川民次の作品をご紹介します。

「りんごを持つイブ」という8号の油彩画です。
1954年制作で、画家60歳のときに描かれました。

りんごを優しく抱きしめる手のひらを強調した表現や、
左手に掴まれている薄いブルーの蛇の配置など、
民次作品の特徴の生命力が感じられる作品です。

戦前、特に第一次大戦前に海外に行く画家が珍しかった中、
民次は1914年に早稲田を中退すると、
渡米をしてニューヨークで絵を学び、
1922年からはメキシコに渡って活動します。

メキシコでは美術の学校の校長先生にもなっていますし、
藤田嗣治など著名な画家たちが彼を訪ねているので、
当時の評価の高さが感じられますね。
また、当時のメキシコは壁画運動が盛んでしたので、
民次作品のエネルギッシュさはそのあたりにも源がありそうです。

 

本作品は「美術の秋 秀作鑑賞展」に展示中です。
9月25日(日)まで開催予定です。
お時間ございましたら、ぜひご鑑賞にお立ち寄りくださいませ。

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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