柳ヶ瀬画廊

柳ヶ瀬画廊

創業大正8年
熊谷守一・香月泰男・藤田嗣治など
内外洋画巨匠作品取扱の老舗画廊

ブログ「絵画のたのしみ」

2023.04.24

【4/26~6/11の展示】作家紹介:石松チ明

柳ケ瀬画廊では4月27日から6月11日にかけて、
「岐阜アートギャザリング2023」にあわせた選抜作家展を行います。

市内各所で都市間連携で招聘した12名のアーティストが展示を行う企画です。
柳ケ瀬画廊では6名のアーティストが登場予定です。

本日より、出品アーティストを1名ずつ紹介させていただきたいと思います。
最初は石松チ明さんです。


石松チ明「菊さん」
ペン画、36.4×25.7cm〔2022年〕

石松さんはペン、日本画絵の具、イラストボードを用いる作家です。
今回は1作品を特別出品していただきます。

石松さん芸術科から法学部に進学後、再びイラストレーターを目指してアートの世界に飛び込み、現在は装丁画の世界でも活躍している異色の20代若手作家です。
制作するときは、まず初めに言葉にできない感情をひとつ見つけるそうです。そして「これを表現したい」「受け手に届けたい」と思えるような感情を拾ったらそれを紙の上に写して制作をしているそうです。

また、石松さんの作品は、岐阜市内にある加藤栄三・東一記念美術館さんにて開催中の「池袋モンパルナス回遊美術館 池袋アートギャザリングselection」展にも6月11日まで展示されています。
美術館さんでは「薔薇さん」など、画廊とは違う女性像2点が飾られています。
お時間ございましたらこちらもぜひご覧くださいませ。

 

《石松チ明 略歴》
1994年
うなぎの町、静岡県浜松市に生まれる。
1996年
ちくわの町、愛知県豊橋市に引っ越す。
2009年
9割の生徒が美大に行く芸術科に入学。
2011年
法学部を目指す。
2012年
成蹊大学法学部法律学科に合格。
2013年
司法試験を目指すも頓挫。以降制作を再開。
2017年
イラストレーターとして半就職するもフリーでやっていきたくなり退職。
本の挿画を目標に画業をはじめる。
同年、初個展「不美人画展」開催。
2018年
「美術新人賞デビュー2019」入選
「第10回アダチUKIYOE大賞」第10回記念特別賞 受賞
「池袋アートギャザリング  IAG  AWARDS  2018」栗原画廊賞 受賞
「KENZAN2018」みうらじろうギャラリー賞 受賞
2019年
「ペーターズギャラリーコンペ2019」大賞(上田三根子賞・藤田知子賞)受賞
個展「不美人画展 東京」(栗原画廊/東京)
2020年
個展「不美人画展 名古屋」(名古屋栄三越/愛知)
「美の起原展」奨励賞 受賞
書籍『名作万華鏡  芥川龍之介篇  杜子春の失敗』(小林泰三著、光文社)表紙絵を担当
2021年
書籍『さみだれ』(矢野隆著、徳間書店)表紙絵を担当
個展「どんなクリスマスだって素敵じゃん」展(浜松アクトタワー/静岡)
「TIS第17回公募」入選
2022年
個展「帰ってきた不美人画」展(名古屋栄三越/愛知)
書籍『飾れる塗り絵 塗り絵アートコレクション』(イニシャルサイト)表紙絵を担当
「第1回  FEI  PRINT  ART  AWARD」入選
「第3回  Gates  Art  Competition」グランプリ 受賞

 

《展覧会詳細》
岐阜アートギャザリング2023 選抜作家展
4月26日~6月11日
(※ただし5月1日~5月7日はGW休廊)
(※ただしアートギャザリング全体会期は5月8日~5月26日)

 

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2023.04.24

【予告】岐阜アートギャザリング2023 選抜作家展(プレ展示)(4/27~4/30)

昨日、「生誕143年 熊谷守一展」が会期を満了いたしました。
会期中にお出かけいただきました皆さま、
お電話やメールで作品についてお問合せいただきました皆さまに、
改めて厚く御礼申し上げます。

また、次回展覧会のお知らせです。

次回は4月27日より若手作家のグループ展を開催いたします。
5月8日から岐阜市内で広く開催されるアートイベント「岐阜アートイベント2023」で柳ケ瀬画廊も会場のひとつになっており、選抜作家展を開催予定です。

4月27日から4月30日にかけては、この選抜作家展のプレ展示を開催予定です。
下記の6作家の多彩な世界をぜひお楽しみください。

石松チ明(ドローイング)
北奥美帆(木工芸、家具)
高津ゆい(アクリル画)
田村幸帆(日本画)
東春予(ドローイング)
村田茜(日本画)

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

2023.04.13

《ブログ》美濃加茂市で林武史さんの展示がおこなわれます

今週末の4月14日より 金・土・日曜限定で、
岐阜県美濃加茂市にある築100年の古民家・旧櫻井邸にて、
東京藝術大学彫刻科第二研究室によるグループ展がひらかれます。

7名の参加作家のうち、
林武史教授は2015年に柳ケ瀬画廊で個展を開いていただいた作家です。

弊社の個展では大理石や黒御影石を用いた彫刻作品を展示いただきましたが、
土や泥を用いて田畑をイメージして「彫刻」をつくるなど、
スケールの大きな作品展開が魅力の彫刻家の方です。

岐阜の方ですと、岐阜県美術館の二人展や円空大賞展(円空賞)、
美濃加茂市民ミュージアム、岐阜の屋外彫刻などで、
作品をご覧になったことのある方も多いのではないでしょうか。

 

会期中には豊田市美術館の学芸員さんを招いたクロストークや、
出品作家による作品解説会もひらかれるそうです(要事前予約)。

詳細は下記の公式ウェブサイトからご確認いただけます。
ご興味ある方はぜひご覧くださいませ。

「戯け」展・公式ウェブサイト(外部リンク)

柳ケ瀬画廊 市川瑛子

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