2025.01.11
《作品紹介》北川民次 油彩画 花
柳ケ瀬画廊では新春逸品展を開催中です。
近現代の作品13点を展覧しています。
北川民次先生の油彩画を飾りました。
民次先生といえば、昨年、生誕130年記念ということで名古屋市美術館・瀬戸市美術館・瀬戸信用金庫アートギャラリーで同時期に展覧会も開かれた洋画家です。戦前にアメリカに渡って絵画を学び、メキシコで著名作家として教鞭も持っていた特異な芸術家ですね。
今作は花瓶に活けられた色とりどりの花々が美しい作品です。
赤色、紫色、白色、花弁の橙色、葉の緑色が、
テーブルの上に置かれた花瓶に生き生きと花開いています。
1962年、68歳のときに描かれました。
民次先生がメキシコで暮らしていた時代、
メキシコでは壁画運動が盛んでしたので民次先生もずっと憧れていたそうで、
日本でも大家となり、念願の壁画の仕事が何件も舞い込み充実していた年代です。
そうした画業の充実した雰囲気が瑞々しい花々からも感じられるような気がいたします。
展覧会は26日までの開催です。
ぜひお出かけくださいませ。
***ご紹介した展覧会の詳細***
展覧会名:「新春逸品展」
展覧会期:1月10日(金)から1月26日(日)まで
展覧会場:柳ケ瀬画廊
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柳ケ瀬画廊 市川瑛子